ヨクイニンとハトムギの違いとは?摂取により期待できる効果をご紹介
ヨクイニンとハトムギにはどのような違いがあるのでしょうか。
身体のために毎日の生活に取り入れたいけれど、ヨクイニンとハトムギの関連性や違いまでは知らない、という方も多いでしょう。
本記事では、ヨクイニンとハトムギの違いや、期待できる効果などについてご紹介します。
ヨクイニンとハトムギとは?
お茶などに使われているハトムギの皮を取り除いて、種子を乾燥させたものが「ヨクイニン」です。そのため大きな違いは状態であるといえるでしょう。
ハトムギには殻があり、さらに薄皮・渋皮・種子があります。加工により種子のみとなっているのがヨクイニンです。
脱穀する前のハトムギを炒ったものがハトムギ茶として市販されています。
ヨクイニンとハトムギに期待できる効果
ヨクイニンは生薬として太古から使われており、生薬成分としての効果にも期待できます。しかしハトムギ茶は食品に分類されているもので、生薬としての働きは認められていません。
ただしハトムギ茶も「健康茶」の1つとして多くの人に愛飲されています。
それぞれに期待できる効果についてもチェックしてみましょう。
ヨクイニンに期待できる効果
ヨクイニンは以下2つの効果に期待できるとして知られています。
・イボの改善
・肌荒れの改善
ヨクイニンは、角質の新陳代謝を促す働きがあるとされている生薬です。肌への栄養補給や水分補給、排膿・抗炎症作用などにも期待できます。ウイルスの感染が原因で幼児にできやすい水イボにも、ヨクイニンが効く可能性があるでしょう。
ただしヨクイニンは、老人性のイボである「脂漏性角化症」への効果は期待できません。そのためイボが気になっているのなら、まずは病院で相談してみるのがおすすめです。
またヨクイニンには、体内の水分バランスを整える働きがあるとされています。毛穴が目立っていたり肌のキメが粗かったりするのなら、ヨクイニンを試すのも良いでしょう。
ハトムギ茶に期待できる効果
ハトムギ茶はノンカフェインであるため、子どもでも飲める健康茶です。
食物繊維が豊富で、ハトムギ茶を続けて飲むと便秘の解消に効果が期待できます。便秘を改善できると、肌荒れが改善できる可能性もあるでしょう。
また「腎臓の働きをサポートする」ともされているのがハトムギ茶です。利尿作用により、腎臓の働きが活発化するともいわれています。
分類としては食品になるので、続けて飲むのがおすすめです。ただし豊富な食物繊維が原因で下痢をする可能性もあるため、飲みすぎには気をつけましょう。
ヨクイニンを服用するときの注意点と考えられる副作用
イボや肌荒れなどの改善に効果が期待できるヨクイニンですが、服用には注意も必要です。また副作用のリスクもあるため、服用時には身体の変化に注意しなくてはなりません。
ここではヨクイニン服用での注意点や副作用についてご紹介します。安全に服用するために、注意点や副作用も確認しておきましょう。
ヨクイニン服用時の注意点
以下の条件に該当する場合はヨクイニンを服用する前に、医師・薬剤師に相談しましょう。
1.医師による治療を受けている人
2.妊娠中または妊娠の可能性がある人
3.過去に薬で発疹・かゆみなどの症状が出た人
4.イネ科アレルギーのある人
病気を治療している場合は、他の薬との飲み合わせを事前に確認しておく必要があります。
妊娠中や妊娠の可能性がある人は忘れずに医師や薬剤師に相談しましょう。母体や胎児の状態によっては、服用を避けておいたほうが良い可能性もあります。
また副作用のリスクがあることから、過去に薬で発疹やかゆみが出た人も服用に注意してください。
ヨクイニンの原料となるハトムギは、アレルギーが起きにくい植物といわれています。ただしイネ科の植物であるため、イネ科アレルギーがある人も注意しましょう。
飲み続けても症状に改善が見られない場合も、医師や薬剤師に相談してみるのがおすすめです。
ヨクイニンで出る可能性のある副作用
ヨクイニンの服用では、副作用が出る可能性があります。以下の症状が出たら副作用の可能性がありますので、服用は中止して医師または薬剤師に相談してください。
・発疹
・発赤
・かゆみ
・胃部不快感
またヨクイニンを服用すると、下痢をする可能性があります。下痢の症状が続くようであればヨクイニンの服用を中止して、医師に相談してください。
まとめ
ハトムギの皮を取り除いて作った生薬が「ヨクイニン」です。イボや肌荒れなどの改善に効果が期待できるといわれています。気になるイボや肌荒れが、ヨクイニンで改善できる可能性があります。
正常な肌は約28日で新しく生まれ変わる仕組みです。そのため1~2日飲んだだけでは効果が期待できません。気になる症状の改善を目指すのであれば、一定期間飲み続けてみましょう。
ただし身体の状態によっては事前に医師や薬剤師に相談すると安心です。副作用のリスクもあるので、もしも服用後に気になる症状が出たら服用を中止して専門家の指示に従ってくださいね。