【医師監修】指の痛みや変形に注意!女性ホルモンの変化が引き起こす指の疾患とは

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指の疾患が疑われるときの対処法

指の疾患が疑われるときの対処法

痛み・痺れ・腫れなどにより、指の疾患が疑われるときの対処法をご紹介します。放置していると変形を引き起こしてしまう疾患も少なくありません。

 

変形すると見た目が変わるだけでなく、日常生活に大きな支障が出てしまう可能性も考えられます。

手指の疾患が疑われるなら病院へ

手指の疾患が疑われるなら、なるべく早い段階で病院を受診しましょう整形外科・内分泌内科の受診がおすすめです。更年期の症状だと思われるなら、婦人科更年期外来でも相談できます。

 

悪化すると手術が必要になる可能性もあるため、放置は厳禁。病院で相談しておくと安心です。

手指の酷使に注意

ドケルバン病やばね指などは、手指を酷使する女性に症状が出やすい傾向があります。もちろん家事や仕事などの兼ね合いで、使わざるを得ないこともあるでしょう。しかし可能であれば、しっかりと手指を休める時間を作ることも大切です。酷使している自覚がある場合には、なるべく気をつけてみてください。

 

対処法としては、安静にして投薬治療するのが一般的です。通院後は症状が落ち着くように、医師の指示に従ってくださいね。

家族に手指の変形があるときの注意

家族の手指に変形があるなら、同じ症状が出る可能性が高くなります。ただしどのくらい遺伝するのかは明らかになっていません。

 

もし指の痛みや変形などの症状を持つ家族がいたら、手指の酷使には気をつけましょう。家族と同じような腫れや痛みなどの症状が出たのなら、なるべく早く病院で相談してください。

まとめ

まとめ

女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、さまざまな症状が出る可能性があります。

 

症状が進んでから受診しても、治療は限られてしまう場合もあります。異変に気づいたら早めに受診して適切な治療を受けることが大切です。

 

「家事や仕事が忙しいから……」と後回しにしてしまうのはおすすめできません。悪化させないためにも普段から手指を労わり、症状が出たらなるべく早く病院で相談しましょう。

監修医師プロフィール

監修医師プロフィール

一般社団法人リウマチ医療・地域ネットワーク協会理事長/湯川リウマチ内科クリニック院長

湯川宗之助

1975年生まれ、東京都出身。2000年東京医科大学医学部医学科卒業後、東京医科大学病院第三内科、産業医科大学医学部第一内科学講座を経て、2015年に湯川リウマチ内科クリニックを開院。2016年一般社団法人リウマチ医療・地域ネットワーク協会を設立。リウマチの正しい理解を促す啓蒙活動を精力的に行う。関節リウマチの啓発活動、継続的なその取り組みが評価され、さまざまなメディアでも紹介。2020年にはKADOKAWA出版より書籍を発刊。
リウマチは治せる! 日本一の専門医が教える「特効ストレッチ&最新治療」
出版:KADOKAWA
痛み、腫れ、こわばり、変形の不安、すべてに効果抜群!3分で症状を撃退するストレッチ。半数の人は抗リウマチ薬で治る。悪化を防ぐ生活術&病院の選び方。10万人を救った名医が初めて明かす「寛解への手引き」。
https://www.amazon.co.jp/dp/4046048840/

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