まだまだ現役！アラフォーのセックスライフを充実させるコツ
アラフォーになると、若い頃とはさまざまな部分で違いを感じるものです。見た目は若々しくても、肉体や精神は確実に歳をとっています。
恋愛や夫婦関係も変化していき、セックスも今までのようにはいきません。
年齢を重ねるにつれて、セックスが遠いものになっていくように感じる人もいると思います。
しかし、セックスを本当に楽しめるのはこれからかもしれませんよ。
今回はセックスに関する悩みを解決するための、糸口になるようなお話をします。
アラフォーならではの楽しみ方を見つけて、セックスライフを充実させましょう！
若い頃とは違う？アラフォーのセックス事情
「私、いつまでセックスできるんだろう？」アラフォーになると、ふと不安になることがあります。
どれだけ自己管理していても、体力の衰えや見た目の変化は気になるもの。恋愛は若い時ほど気軽に楽しめなくなっていきます。既婚者は出産や子育てなどをきっかけに、性的なものから遠ざかる人も多いです。
自分が性的な対象として見られていないように感じたり、セックスを楽しみたいと思う自分を恥ずかしく思ったり。大人の女性がセックスに対して不安を抱く理由は、実に多様だと思います。
若い頃とアラフォーの今では、具体的にどんなところが違うのでしょうか？アラフォーのセックス事情について考えてみましょう。
体力低下
加齢による体力の低下を避けるのは、非常に難しいことです。よっぽど鍛えている人でもない限り、確実に体力は衰えていきます。アラフォーになると、すでに体力の低下を自覚している人がほとんどでしょう。
セックスも体力を要しますから、若い時と同じようにはいかないと思います。
潤い不足
セックスの時、膣内の潤いが足りないと、痛みを伴うことがあります。
濡れにくくなる原因はいくつか考えられますが、加齢による女性ホルモンの機能低下も原因の1つです。女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、膣内が乾燥しやすくなり、ハリも失われていきます。
寝不足や不規則な生活も、潤い不足の原因です。疲労やストレスはホルモンのバランスを崩すだけでなく、自律神経も乱します。疲労やストレスを感じていると、交感神経が優位になり、血管が収縮して血流が悪くなります。その結果、膣内の分泌液が減り、濡れにくくなってしまうのです。
アラフォーになると、社会的にも、家庭内でも、さまざまな責任を抱えている人が多いと思います。がんばりすぎによる疲れやストレスは、セックスに支障を来す原因になるかもしれません。
感じやすさは若い頃より上？
個人差がありますが、心身の成長によって性感が高まっていく可能性はあります。
セックスの経験が浅い時は、快感よりも恐怖や恥ずかしさが勝ってしまうことが多いです。
アラフォーになってある程度経験を積んでいると、ベッドの上でも少し余裕が生まれます。自分が気持ちいいと感じる場所や動きもわかってくるでしょう。相手が長年のパートナーであれば、要望も上手く伝えられるようになっているはずです。
肉体的にも経験が少ない頃より、回数を重ねてからの方が感じやすくなっていきます。
つまり、アラフォーは若い頃より、今の方がセックスを楽しめるようになっている可能性があるのです。セックスから遠ざかってしまうのは、もったいないと思いませんか？
男女で違う？満たされるセックスとは
男性と女性では、セックスに求めるものが根本的に違うと言われています。
お互いが満たされるセックスに近づくためには、相手が何を求めているのかを理解することが大切です。
男女それぞれの視点で、本当に満たされるセックスについて考えてみましょう。
男性の場合
男性が満たされるセックスとは、肉体的に快楽を得られる行為です。もちろん、好きな相手との行為は特別なのは男性も女性も同じだと思います。しかし、男性は「愛がなくても気持ちよくなれたらOK」という傾向が強いです。男性にとっては、挿入して射精することがセックスの大きな目的であるとも言えます。
男性が恋人やパートナー以外の相手と行為に及んでしまうのは、「より多くの子孫を残そう」というオスの本能が働くからです。女性に比べてセックスによるリスクが少ないこともあり、複数の相手と関係を持とうとする傾向が強くなります。
男性のセックスは独りよがりなように感じますが、ちゃんと女性のことも考えています。男性は女性がオーガズムに達することでも、満足する人が多いようです。
ただし、女性は男性に比べて、達したかどうかを重視しない傾向にあるので、やはり男女でセックスに求めるものは少しズレているかもしれません。
女性の場合
女性は男性に比べて、精神的な快感を重視する傾向にあります。女性にとってセックスは、相手からの愛情を確かめる行為です。丁寧な愛撫や優しい言葉で「大切にされている」「愛されている」と感じる時、深い満足感に浸ることができます。
ですから、たとえオーガズムに達しなくても、心が満たされていればOK。相手からの愛情を感じた時にこそ、快感を得やすくなります。逆に、愛情が感じられない行為では満たされません。
女性はセックスにより妊娠する可能性があるので、男性よりもセックスを「神聖な行為」と捉える傾向にあるようです。
アラフォーのセックスライフを充実させるコツ
アラフォー女性が「まだまだセックスライフを楽しみたい」と考えるのは、とても自然なことです。
若い頃と同じようにできなくて当たり前！むしろ、若い頃と同じようなセックスをする必要はありません。アラフォーだからこそ、楽しめるようになることもあるはずです。
アラフォーのセックスライフを充実させるためのヒントをご紹介します。
自分の身体を慈しむ
女性がセックスから遠ざかってしまう理由の1つに、体の変化があります。
好きな人に見せたくない、触れられたくない、と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、年相応の美しさがありますので、若作りする必要はありません。
大切なのは、自分の身体を慈しんであげること。
丁寧にムダ毛の処理をしてあげる、顔と同じように身体にも化粧水やクリームで保湿してあげる、ストレッチやスポーツで身体に活力を与えてあげる。
そのように、自分の身体を大切に扱うことで自信も芽生え、だんだんと「見てもらいたい」「触れられたい」という気持ちが湧いてきますよ。
潤い不足を補う
膣内の潤い不足は、男性側にも痛みを与えます。痛みを我慢しているとお互いに気持よくありません。セックスが嫌いになり、セックスレスに陥る可能性もあります。
濡れにくい自分を責めたりせず、ローションや潤滑ゼリーなどで潤い不足を補いましょう。ローションなどの潤滑剤は、特殊なグッズではありません。
せっかくこんな便利なアイテムがあるのに、使わないなんてもったいない！
ドラックストアやコンビニでも買えるほど、メジャーなグッズです。ネット通販でも購入できますので、必要だと思ったら迷わず購入しましょう。
体力を消耗しにくい体位やプレイを楽しむ
先ほどご説明した通り、体力の低下はある程度避けられないことです。仕事や育児に追われ、ベッドに入った時には疲れ切っている、という人もいると思います。
速く、激しい動きが、必ずしも快感につながるわけではありません。
年齢を重ねたら、体に負担のかかる体位や動きは避けて、ゆっくり時間をかけて愛し合うようなセックスを楽しみましょう。
快感を相手に伝える
満たされるセックスのお話で触れたように、男性は女性が絶頂に達することでも満足感を得る人が多いです。
気持ちいいと感じたことは、素直に相手に伝えましょう。
「夜」にこだわらない
「夜の生活」と呼ぶことがあるように、セックスは夜にしなければならないものではありません。
夜は1日の終わりなので、疲れや眠気が溜まっている時間帯です。相手がしたくても、あなたは早く休みたいかもしれません。逆に、あなたがしたいと思っていても、相手には「疲れているから」と断られてしまうこともあるでしょう。すれ違いが続くと、セックスレスに陥ってしまうこともあります。
日中であれば、体は比較的元気です。夜は眠くてセックスできない、という人は、休日の朝や昼間など、時間帯を変えてみることをおすすめします。
挿入が全てではないことを知る
男性は挿入と射精を重視する傾向にありますが、男性の性欲や体力も年齢とともに衰えていきます。時には挿入や射精に至らないこともあるでしょう。
女性の方も、体調によっては男性を受け入れることができない時もあると思います。
毎回、挿入して男性が射精することにこだわる必要はありません。このこだわりを捨てることで、男女ともにより長くセックスライフを楽しむことができるようになります。
挿入が難しい時は、キスやハグ、軽いマッサージなど、お互いの体への愛撫を楽しみましょう。
たまには、ラブグッズを使ってみるのもおすすめです。挿入に縛られないセックスの楽しみ方を探ってみてください。
まとめ
アラフォーはまだまだセックスを楽しめる年頃です。むしろ、10～20代よりも快感を得られるようになっているかもしれません。
繰り返しになりますが、若い頃と同じように、と考える必要はないのです。アラフォーになったあなただからこそ感じる喜びがきっとあります。
アラフォーならではの楽しみ方を見つけて、セックスライフを充実させてくださいね。
【参考URL】
・性交痛の原因と解消法 https://www.jfpa.or.jp/luve-jelly/coital-pain/
