投資信託って何?米国株と全世界株どっちが良い?初心者向けにご紹介!

最終更新日:
投資信託って何?米国株と全世界株どっちが良い?初心者向けにご紹介!

最近「投資信託」や「株主」などの言葉を聞く機会が増えたという人も多いのではないでしょうか?

 

しかし「話を聞いても難しい専門用語なども多く理解が難しい」「失敗したら何百万も損しそう」などのマイナスなイメージがある人もいますよね。この記事では、なかなか理解が難しい「投資信託」について、知識が全くない初心者の人でも分かりやすくご説明します

そもそも投資信託とは?

そもそも投資信託とは?

「投資信託」とは、銀行や証券会社などの「販売会社」で販売されている金融商品です。

 

まず、投資信託を始めたい人が販売会社でそれぞれ投資したい額を支払い、投資信託の何口かを購入します。次に購入者である「投資家」が「販売会社」に支払ったお金を、「信託銀行」に集めます。

 

この集められたお金を使い、専門の知識を持つ「投資信託運用会社」が「信託銀行」に、株などの売り買いをするように指示を出します。

 

この売り買いによって出た利益が、投資した額に応じて分配されるのが「投資信託」の仕組みです。

プロがまとめて運用

投資信託の特徴は、投資に関する知識を持ったプロが、個人では運用できない多額の資金を使って運用することです。

 

個人で詳しい知識を身につけ、多額の資金を用意して株などを売買するというのは、なかなか難しいという人が多いですよね。

 

投資信託は、個人で大金を用意するのではなく少額から多くの人が投資することで、たくさんのお金が集まります。

 

そのお金を、知識の少ない投資家ではなく知識を深く学び習得した専門家が運用することで、利益を出します。

株式と投資信託は違う?

同じ「投資」でも「株式投資」と「投資信託」には異なる点がいくつかあります。

 

まず株式投資の場合、自分でどこの企業の「株式」をどれだけ購入するのかを決めます。この株式を購入すると、その会社の権利を一部保有することになります。分かりやすく説明すると、その企業のオーナーにみんなでなっているというイメージです。

 

投資信託の場合は、自分で株式を直接選ぶのではなく「どこの企業にいくら投資するのか」「どう運用するのか」を、プロが投資家から集めた資金を元に運用します。

 

そのため、株主の場合はその企業のオーナーとしての権利を一部保有していますが、投資信託の場合はその権利がありません。

 

株主は、企業の利益に応じて「配当金」や「株主優待」を受けることができ、「株主総会」と呼ばれる株主に対しての報告会や重大なことを決定する会に参加し、自分の意見を述べたり、重要な決定をしたりする際の投票権も持っています。

 

投資信託では利益に応じた配当金ではなく、投資信託会社が運用して得た利益から購入額に応じて分配されます。

投資信託のメリットとデメリット

投資信託のメリットは、少額の資金で一つの企業ではなく、さまざまな企業へ投資ができる「分散投資」ができることです。

 

また、投資のプロが確かな知識を元に運用してくれることも、大きなメリットといえるでしょう。

 

しかし、必ずしも運用がうまくいくかといわれると、そうではない場合もあります。投資信託は、預金などとは異なり、必ずしも支払った分のお金を返してくれる保証はありません。

 

そのため、短期的にある程度の利益を出したいという人には不向きといえます。

全世界株や米国株って何?

投資について学び始めると「全世界株」「米国株」という言葉を目にすることが多くなります。ここでは簡単に全世界株と米国株についてご紹介します。

全世界株式とは?

全世界株とは、一つの国や企業を対象とするのではなく、世界中の株式を投資の対象とした商品のことです。

 

一つの国に投資の対象を限定すると、その国の情勢や企業の動向次第で大きなダメージを受けることがあります。

そこで、全世界に分散して投資を行うことでリスクを下げることができます。

米国株とは?

米国株とは、その名の通り米国市場の株のみが取り扱われていることを意味します。

 

全世界株式にも、もちろん米国は含まれていますが、全世界株式とは違い米国株は、あくまで米国のみが投資の対象です。

全世界株と米国株どちらを選ぶべき?

全世界株と米国株どちらを選ぶべき?

投資信託について勉強を始めると「全世界株はおすすめしない」といった記事を目にし、不安になる人も多いのではないでしょうか。

 

実は、「米国株の方が優れている」「全世界株の方がおすすめ」というのは、個人の考え方や投資の方針によって異なります。

 

全世界株か米国株のどちらがどんな人におすすめかをご紹介しましょう。

ハイリスク&ハイリターンを望む人は米国株

米国株がおすすめの人は「ハイリスク&ハイリターン」を望む人です。米国株は成長率が高い株が多く取り扱われているので、その分高いリターンを期待できます。

 

しかし、現在は世界経済の中心である米国でも、アジアや違う地域や国から世界的な企業が誕生すれば、経済の中心がその国になる可能性も十分考えられます。

 

また、米国の経済が混乱や低迷すると株価にも影響し価格が下がるという可能性もあります。

分散投資でできるだけリスクを下げたい人は全世界株

全世界株がおすすめの人は「可能な限りリスクを下げたい」人です。全世界投資の最大のメリットは、全世界への分散投資でリスクを下げられることです。

 

仮に一つの国や企業で株価の下落や経済的な混乱が起きても、投資先が世界中の国や企業に分散されているので、一つの国や企業に絞るよりも損失が出にくいと考えられます。

 

しかし、全世界に投資先を分散する分、米国株よりはリターンが少なくなる可能性は高いと考えられています。

まとめ

投資信託について簡単にご紹介しました。投資というと難しいイメージを持つ人も多いですが、投資信託では知識を持ったプロが運用する上に、少額から始めることができます。

 

しかし、支払った金額が必ずしも帰ってくるわけではありません。うまく活用すれば、ある程度の分配金を得ることができますが、あくまでも長期的な運用だと考えましょう。

 

また、生活費や必要な預金を使うのではなく、余らせているお金から投資を行うことをおすすめします。

掲載日:

CATEGORY