【歯科医師監修】一生ものの歯。綺麗な口元にするにはやっぱりセラミック?

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【歯科医師監修】一生ものの歯。綺麗な口元にするにはやっぱりセラミック?

自分の体とは一生離れならない大切な財産です。

 

物を認知するために大きな役割を担っている目、危険なものがどうか匂いで察知をする鼻、自分の行きたいところに連れて行ってくれる足、欲しいものを手に入れることのできる手、物を食べたり、言葉を発するためになくてはならない口。

 

今回は、歯科医院の院長先生監修のもと、口の中にある「歯」に着目し、歯の治療法であるセラミックについてご紹介していきます。

セラミックって何?

セラミックって何?

そもそも医療用のセラミックとは歯の被せ物のことを指しています。

 

虫歯の治療を行い、歯を削った際に上からかぶせる素材ことです。

陶器や焼物などに使われる素材を使っているとこから、天然の歯と見分けのつかないほどに綺麗で自然に見えることも特徴です。

 

このセラミックが登場する前は、口を開けただけでギラギラと目立つ「銀歯」が主流でした。

しかし、セラミックの登場によって、今では多くの方がセラミックを利用しているのです。

セラミックの特徴

セラミック治療の最大のポイントは、その綺麗な見た目です。

 

本物の歯なのか、被せ物なのか、近くでじっくり見ないと見分けがつかないのが特徴とされ、口元を綺麗な歯で保ちたい方にも大変人気です。

 

そして口内美化だけではなく、もう1つの大切な特徴としてあげられるのが、口内環境にも大変良い点です。

 

銀歯には3つの欠点があります。

 

まず見た目が悪い事です。

残りの2つは知られていないことが多いのですが、「錆びる」「たわむ」ことです。

 

毎日の食事での使用により、たわみと錆が発生して、歯と銀歯の間に隙間ができてしまい、その隙間から虫歯菌が繁殖してしまいます。

 

以上の2点より、銀歯は虫歯になりやすい治療になります。

 

その反面、セラミックの場合は、たわみも少なく、サビも発生しません。

歯との接着も良好で隙間ができにくく汚れの付着も、セラミック自体にはほぼありません。

 

また、天然の歯と同程度の硬さなので噛み合う歯が傷ついたりすることも防げます。

セラミックにすることによって、虫歯になりにくく口内環境を良好に保てます。

 

ただ、セラミックは保険適用外なので、保険のきく銀歯より自分で負担しなければならない額は多くなるでしょう。

 

セラミックのメリット

セラミックのメリットは、以下の4点です。

 

・見た目の美しさ

・良好な口内環境(たわみが少なく錆びない)

・金属アレルギーでも利用できる

・変色する恐れがない

 

先ほど述べたように、セラミックにする人のほとんどが見た目の美しさを理由にしています。

 

次に、表面が陶器のような性状なので歯垢や歯石が付着しにくいため、虫歯になりにくいと言われています。

 

また、銀歯をつけていると、金属成分が口内に流出し、黒ずみの原因になると言われていましが、その心配もありません。

 

そして、金属アレルギーの方であっても利用できます。

それもとても大きなメリットですね。

セラミックのデメリット

そんな万全にも思えるセラミックにも弱点がいくつかあります。

 

銀歯よりも脆く割れやすい

・保険適応外のため、自分で負担する費用が多い

歯を削る面積が銀歯より多い

 

まず、脆さについてですが、セラミックは陶器などを作る際に使用する素材でできているため、金属などの頑丈な素材に比べると衝撃に弱く、割れやすいのです。

 

そのため、セラミックはある程度の厚さが必要になります。

頑丈にするためにはある程度、歯を削らなくてはなりません。

 

削ってしまった歯は二度ともとに戻ることはないので、セラミックを受ける際はそれによるリスクもふまえて慎重に考える必要があります。

セラミックに比べて金属で厚さも必要もない銀歯は、それほど歯を削る必要がありません。

 

ただし、割れる=治療失敗や歯がもたなかったということではありません。

銀歯は壊れずに長期間歯にしぶとく残り、外れた時には神経まで虫歯が進んでいたという事は良くある話です。

 

逆にセラミックが割れたり取れたりしても、内部で虫歯が進んでいるケースはあまり見受けられません。

日常診療をしていて、痛い、腫れた、取れたと言ったケースの95%ほどは銀歯治療をしている事がその証拠でもあります。

 

そして最大のデメリットは、費用が高額という点です。

 

セラミックは保険対象外であるため、自費診察となってしまいます。

価格の相場として1本6万円から16万円と、数本でかなりの高額になってしまいます。

 

クリニックによって価格帯も異なりますが、あまり安いクリニックで行うとクオリティに問題があったり、歯や歯茎を痛める心配もあります。

 

ある程度の値段は覚悟をして、自分に合うクリニックを見つけてみてください。

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