クリスマスの歴史と今年流行るクリスマスツリー
先日、玄関に飾るハロウィンの置物が欲しいと思って、雑貨屋に行ってみると…
なんと!?クリスマスツリーが!
まだ10月なのに、早すぎると思って調べてみると、実はもうこの時期にはすでにたくさんのクリスマスツリーが販売されているそうなんです!
通販サイトやお店でもクリスマスグッズが数多く陳列されていました。
ハロウィンの置物を買いに来たはずが、オシャレなクリスマスツリーにすっかり夢中になってしまいました。
店員さんにおすすめを聞いてみると…
2019年のクリスマスツリーは、さりげない可愛さのある「大人のクリスマスツリー」が人気だそう。
そこで今回は、家に飾るのにぴったりのクリスマスツリーやクリスマスの置物について詳しく見ていきたいと思います!
そもそもクリスマスツリーってなんで飾るの?
クリスマスといえば、オーナメントやモールでクリスマスツリーの飾り付けを行いますが、なぜこのようなことをするのでしょうか?
その由来は、8世紀のドイツの風習にあるといわれています。
当時のドイツで行われていた、木を崇拝し、幼児の生贄を捧げるという行為を止めるために、キリスト教の伝道者ボニファティウスがその木を切り倒しました。
すると、そこからもみの木が芽生え、奇跡がおこりました。
このことから、冬の時期にも緑を保つ常緑樹のもみの木が、強い生命力の象徴として使われるようになりました。
また、ツリー以外にもそこに飾られるオーナメントにも理由があります。
クリスマスライト(イルミネーション)
かつては、ろうそくで夜空に瞬く星を表していましたが、電球が普及するようになり、火事を防ぐためにイルミネーションなどのライトが一般的になりました。
現在でも、星を表しています。
トップスター
クリスマスツリーの頂上に飾られる大きな星は、賢者たちを幼いイエスのもとに導いた星を表しています。
オーナメントボール
もともとは、アダムとイブが食べた知恵の実を象徴するリンゴが飾られていました。
それが、クリスマスカラー(緑・赤・白・金)のボールに置き換えられ、現在も飾られています。
靴下
サンタクロースのモデルになったといわれているニコラオスが、貧しい子供のために窓から金貨を投げ入れると、暖炉のそばにあった靴下の中に入ったという逸話から、靴下を飾るようになりました。
ベル
クリスマスベルの音は、イエスの誕生を知らせる役割を果たします。
キャンディーケイン
アメリカのキュンディー製造会社でイエスを象徴するために作られたキャンディーが、キャンディーケインです。
現在も、イエスを表す意味で飾られています。
このようにクリスマスツリーに飾られるオーナメントにもさまざまな思いが込められています。
また、これらのオーナメントに使われることの多いクリスマスカラーにはどのような意味があるのでしょうか
クリスマスカラーの意味
赤:イエスが十字架で流した血の色。神の愛を象徴している。
緑:常緑樹の葉の緑。永遠の命を表している。
白:冬に降り積もる雪。純潔さや清められた魂を表している。
金:高貴さとともに、キリストの降誕を知らせたベツレヘムの星を表している。
このように、クリスマスの色自体にも大きな意味があるのですね!
クリスマスツリーに飾るオーナメントを選ぶ際に、その意味を意識してみるのもいいかもしれません。
2019年おすすめクリスマスツリー
子供のころに憧れた大きなもみの木のクリスマスツリーでもいいのですが、家に置くとなると場所もとりますし、いろいろと面倒くさいものです。
そこで今回は、この冬に人気だという「大人のクリスマスツリー」について紹介していきたいと思います。
スウェーデンツリー
まるで絵本の中のようなクリスマスツリーです。木のぬくもりが感じられるような柔らかいデザインで、もみの木の上のトップスターが印象的です。
手のひらサイズのコンパクトな置物で、場所を選ばないのもポイントです。
特に、LARSSONS TRA(ラッセントレー)というブランドが販売しているものが有名で、色やサイズも選ぶことができます。
お部屋の雰囲気をそのままに、机の上にちょっと置くだけでもオシャレですね。
ガラス細工のクリスマスツリー
約高さ4.9×直径3.2cmほどの小さなクリスマスツリーですが、トップスターやオーナメントボールもついています。
ガラス細工特有の透明感やツヤを残しながらも、クリスマスカラーできれいに彩られています。
コンパクトな置物ですが、存在感があるので棚や玄関においてもグッと季節感を感じることができます。
Littlegrassjpクリスマスツリー
木製の卓上タイプのクリスマスツリーです。ツリーは平面の状態で届きますが、パーツを組み合わせるだけで簡単に立体的なツリーになります。
飾りは24個もついており、ツリーについているフックにかけて飾ります。
ツリーの葉の部分はマルや星型に切り抜かれており、その間に飾りをつけることもできます。
飾りつけを自由にすることでき、オフシーズンには組み立て部分から外すことでコンパクトに収納することができます。
マーキュリーグラス ライトアップツリー
一見、グラスでできたスタイリッシュなツリーですが、電源をONにするとツリーがゴールドに輝きます。
2種類の顔が楽しめるライトアップツリーは、クリスマスの特別な夜を彩ってくれること間違いなしです。
また、シックでモノトーンな印象のインテリアにもなじむので、かわいくなりすぎない大人な雰囲気のお部屋にぴったりです。
Lovi クリスマスツリー
森の国フィンランドのブランドで、白樺のプライウッドを繊細かつ美しいラインで切り抜いたツリーの置物です。
北欧らしい独特のデザインで、小さいけれどお部屋の中をパッと彩ります。
大人っぽさの中にある遊び心をくすぐるツリーで、ついつい触ってみたくなってしまうはずです。
信楽焼 LEDキャンドルライト付ミニツリー
滋賀県信楽で手作りされた信楽焼の陶器製で、中にキャンドルやLEDキャンドル入れることもできます。
トップスターには金彩を施され、ツリーにはスワロフスキーもちりばめられています。
また、あかりを灯すと、信楽焼に開けられた大小さまざまな穴から光が漏れ、幻想的な空間を作り出します。
信楽焼のあたたかさを感じられるアイテムです。
このように、北欧のデザインを感じられるものから、日本の伝統的な技術を生かしたものまで様々な種類があります。
大きなツリーだけなく、インテリアに馴染むコンパクトでナチュラルなデザインのものも多く販売されており、今季注目を集めています。
ぜひ、みなさんもチェックしてみてください!
ハンドメイドで自分だけのツリー
先ほど、市販のクリスマスツリーについてご紹介させていただきましたが、最近では自分でクリスマスツリーを作るのも人気なんだそう。
ハンドメイドというと、とても大変な作業のように感じますが…
実際は、折り紙や松ぼっくりなどで簡単につくることができちゃいます!
ハンドメイド用の雑貨を中心に扱う国内最大級の通販サイト『minne(ミンネ)』さんでは、クリスマスグッズが数多く販売されているため、世界に1つだけのクリスマスツリーを作ってみるのも素敵ですね!
また、今や100円ショップなどでも自分でアレンジできるクリスマス装飾品がたくさん並んでいますので、コストをかけずに自分好みのクリスマスツリーを作ってみてはいかがでしょうか。
簡単ではありますが、手のひらサイズの松ぼっくりを使ったミニツリーの作り方をご紹介したいと思います。
松ぼっくりツリーの作り方
①用意した松ぼっくりを良く洗います。
②その後、沸騰したお湯で、傘が閉じるまで茹でます。
③天日干しにして、傘が開くのを待ちます。(およそ2日ほど)
④松ぼっくりの傘の部分に色を付けていきます。
⑤ラメやビーズなどをつけて彩れば完成です。
他にも、ドングリやプリザーブドフラワーをつけたり、雪をイメージした綿などを傘の間に詰め込んだり、かなり凝った作りをしている方々も多いようです。
ツリーの土台には、コルクや紙コップも使えますが、せっかくなら器や小さなミニ植木鉢に入れたりするとより一層おしゃれになるかと思います。
インターネットの画像検索でいろいろなパターンのミニツリーを見ることができますので、ぜひ今年のクリスマスは、ご自宅にオリジナルツリーを取り入れてみてください!
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