【医師監修】知っておきたい!オシャレを楽しむためのカラーコンタクトに潜む危険性について

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【医師監修】知っておきたい!オシャレを楽しむためのカラーコンタクトに潜む危険性について

今や多くの女性が使っているカラコン(カラーコンタクト)

 

目の色を変えるだけでなく、黒目の周りを縁取ったり、目の中に柄を入れることができるなど、様々な楽しみ方があります。

 

コンタクト販売店や薬局、化粧品売り場などでも買うことができますが、通販で購入すれば他のサイトや店舗と値段を比べながら海外のものも買うことができます。

 

簡単に始めることができ、カラコン1枚で瞳の印象を大きく変えることができるので、カラコン愛用者は年々増加しています。

 

しかし、その一方で問題になっているのが…

 

カラコンによる「眼のトラブル」です。

 

手軽におしゃれが楽しめるカラコンですが、選び方や使い方を誤ると大変なことになっています!

 

今現在カラコンを使っている人も、そうでない人も知っておきたいカラコンの危険性と安全な使い方について見てきましょう!

カラーコンタクトとは?

カラーコンタクトとは?

カラーコンタクトとは、角膜(黒目)に直接つけることで使用するコンタクトレンズに、色素やデザインを施したものです。

 

オシャレのために使う視力矯正機能のないカラコンは、今までは雑貨として扱われていました。

 

雑貨の中でも、特にカツラやつけまつげと同じような分類で、品質について国の基準が設けられていませんでした。

 

その結果、安く粗悪なカラコンが量販店やインターネットなどで大量に販売され、使用した人の多くが失明にもつながる眼のトラブルを発症しました。

 

こうした状況を受け、オシャレのための視力矯正機能のないカラコンも一般のコンタクトと同じように高度管理医療機器として医薬品医療機器法で品質や販売方法を規制されました。

 

しかし、法律によって規制されたからといって安全なわけではありませんでした。

 

そこには、商品の品質だけでなく、カラコンを実際に使う私たち自身にも大きな問題があったのです。

カラーコンタクトの危険な目のトラブル

カラーコンタクトの危険な目のトラブル

カラコンによる眼のトラブルに悩む人は80万人にも上るといわれています。

 

その多くが、カラコンを使い始めてから感じる眼の違和感です。

 

この目の違和感を放っておくと、いかのような眼のトラブルにつながる恐れがあります。

 

・角膜炎

・角膜びらん

・角膜潰瘍

・角膜浸潤

・結膜炎

・角膜浮腫

・角膜上皮剥離

 

これは実際に報告された数の多いカラコンによって起きた眼のトラブルです。

これらの名前だけ見ても、どんな症状なのかあまり想像できませんよね。

 

そこで、これらの症状を調べてみました。

難しそうな名前がついていて、どこか他人事のように感じる眼のトラブルですが…

実際にその症状を見てみると、目の痛みや異物感、充血、かすみといった身近なものが多いことがわかります。

 

特に、角膜潰瘍(かくまくかいよう)水疱性角膜症(すいほうせいかくまくしょう)などは失明につながる可能性が高いものになります。

 

また、失明までいかなくても、視力の大幅な低下をもたらす可能性も十分にあるのです。

 

「時間が経てば治るかな?」

「目薬をさしておこう」

「ちょっと目を洗えば大丈夫」

 

などと考えてしまいがちですが、このような眼のトラブルのサインかもしれません。

 

眼に異常を感じたら、まずは装着しているカラコンを外しましょう。

その後は、早めの診察をおすすめします。

 

法律によって品質が担保されているのにも関わらず、なぜこのようなトラブルになってしまうのでしょうか?

眼のトラブルの原因

眼のトラブルの原因

眼のトラブルには以下のような原因がありました。

 

・カラコンの手入れ不足

・規定時間以上の装着

・使用方法の理解が不十分

・装着したまま就寝

・無理な装着

・目に合わないカラコンの装着

・品質の悪さ

・着色剤の剥げ落ち

 

実はカラコン自体ではなく、その使い方に問題があった場合の方が多いんです。

 

つまり、自分たちの使い方次第で、カラコンは良いものにも悪いものにもなりうるということです。

 

その一方で、カラコン自体に問題があった最後の2つのようなことが、医薬品医療機器法で規制されているにも関わらず起こっています。

 

これらの主な理由として、海外で購入した「輸入カラコン」と呼ばれるカラコンが品質の規定を満たしていなかったというものです。

 

レンズの製法や酸素透過率、レンズの厚さなどの日本の基準をクリアして、厚生省の承認を受けている「高度管理医療機器」としてのカラコンは「承認カラコン」とも呼ばれ、安全性の高いものです。

 

それに対して、品質の悪さや着色剤の剥げ落ちによって眼のトラブルを引き起こす可能性があるカラコンは、厚生省の承認を受けていません。

 

中には、承認を受けていないだけで安全性の高いものもありますが、日本の基準をクリアしていないために承認を受けられないものもあります。

 

これらの違いを素人が見分けるのは難しく、カラコンの個人輸入はおすすめできません。

 

先ほどご紹介したような「輸入カラコン」は、自ら海外に行かなくても「個人輸入代行サイト」などで購入することができ、価格も安価なものが多いため、こうした被害につながりやすくなっています。

 

ここから先は、カラコンの正しい使い方について見ていきましょう。

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