【医師監修】免疫力を高める食事方とは?ウイルスに負けない体を作る栄養素5選を発表

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【医師監修】免疫力を高める食事方とは?ウイルスに負けない体を作る栄養素5選を発表

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大にともない、世界中で大混乱が起きていますね。

 

日本においても感染者は620人(2020/3/12時点)にまで増加。

このままパンデミック状態になってしまうのかどうか、といった緊迫した状況になっています。

 

そんな感染症への感染対策として、あなたはどんなことを行っていますか?

 

マスク、消毒液、うがいなどは非常に大切な感染症対策になりますが、それ以上に忘れてはいけないのは「食事」

 

いくら清潔を保つことに躍起になっていたとしても、不健康なジャンクフードばかり食べていたら、免疫力が落ちてさまざまなウイルスにかかりやすくなってしまいます。

 

大切なのは、十分な量の栄養素を体に与えること。

 

今回は数々の資格をお持ちの医師監修のもと、人体に影響を及ぼすさまざまなウイルスに負けない丈夫な体を作るための栄養素をご紹介していきたいと思います。

コロナウイルスの感染拡大…どうすればいい?

中国の武漢市で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が世界中で増加し、緊迫した情勢となっています。

 

日本でも感染者の数は日に日に増加。

もはや人ごとではありません。

 

ウイルス感染症から身を守るために、自分の身は自分で守らなくてはいけない状態となってきています。

ウイルスから身を守るには「食事」から!

風邪、コロナ、インフルエンザなど、さまざまなウイルスから身を守るため、普段あなたはどのような対策を行っていますか?

 

「マスク」「手洗い」「うがい」「消毒」などを行っている方は多いかもしれませんが、もうひとつ大切なことを忘れてはいませんか?

 

それは「食事」

 

きちんと栄養のある食事を摂っていないと免疫力が下がってしまい、さまざまなウイルスに感染しやすくなってしまいます。

 

大事なのは「バランス」ですが、免疫力を高めるために積極的に摂って頂きたい栄養素があります。

ここからは、免疫力を上げ、ウイルスに負けない丈夫な体を作るための5つの栄養素をご紹介していきたいと思います。

積極的に摂りたい栄養素(1)ビタミンC

積極的に摂りたい栄養素(1)ビタミンC

まずはおなじみの、「ビタミンC」

 

「風邪にはビタミンCが良い」という話は、誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

ウイルスと戦ってくれる白血球やリンパ球に多く含まれているのですが、このビタミンCが減少することでウイルスに負けやすくなってしまいます。

 

ビタミンCは水溶性のビタミンのため、おしっこと一緒に外へ出て行ってしまいがちな栄養素。

毎日こまめにビタミンCを補給することが、丈夫な体を作るうえでとても大切です。

 

ビタミンCは、赤ピーマン、ブロッコリー、グァバ、アセロラ、キウイなどに多く含まれます。積極的に食事に摂り入れるようにしましょう。

 

コラーゲンの生成を促してお肌をぷるぷるに保つ美容効果もあるので、一石二鳥です。

積極的に摂りたい栄養素(2)ビタミンD

積極的に摂りたい栄養素(2)ビタミンD

意外とあまり知られていませんが、免疫力を高める上で「ビタミンD」がとても重要だということをご存知でしたか?

 

ビタミンDには、さまざまなウイルスや細菌を殺す「カテリジン」を増やす作用があると言われており、免疫バランスを整えてくれるということで、現在非常に注目されている栄養素なんです。

 

そんなビタミンDは、日中に紫外線に当たることで体内で生成されるのですが、デスクワークが多い現代人や、毎日日焼け止めを塗っている女性はどうしても不足しがち。

 

食事からも摂取することができるので、積極的に摂り入れるようにしてみましょう。

 

ビタミンDは、イワシ、鮭、カレイなどの魚や、

きくらげしいたけなどのキノコに多く含まれます。

積極的に摂りたい栄養素(3)ラクトフェリン

積極的に摂りたい栄養素(3)ラクトフェリン

「ラクトフェリン」と言う栄養素をご存知ですか?

 

これは、母乳に多く含まれる栄養素で、生まれたばかりの赤ちゃんをウイルスや細菌から守っていると言われています

 

免疫力を強化したい方にはぜひ摂って頂きたい栄養素ですが、さすがに母乳を飲むわけにはいきませんよね。

 

スーパーで購入できる食品の中で、ラクトフェリンを含んでいるのは、熱殺菌がされていないゴーダチーズチェダーチーズなど。

 

とはいえ、母乳と比べるとその含有量はごくわずか。

そのため、ラクトフェリンを添加した健康食品やサプリメントなどを上手く活用するのが賢明かもしれません。

積極的に摂りたい栄養素(4)カテキン・テアニン

積極的に摂りたい栄養素(4)カテキン・テアニン

緑茶に含まれる「カテキン」や、紅茶に含まれる「テアニン」も、ウイルス対策に効果的だと言われています。

 

ウイルスの多くには、「スパイク」と言われる突起のようなものがたくさんついています。

 

このスパイクを私たちの細胞に差し込むことで感染が成立するのですが、カテキンやテアニンは、スパイク部分にくっつくという特徴があります。

 

そうすることでウイルスのスパイク部分は覆われ、私たちの細胞にくっつくことができなくなり、感染できなくなると言われているのです。

 

カテキンやテアニンを多く含んでいるのは、緑茶紅茶

少し濃い目のお茶を日ごろから飲むよう心掛けると良いかもしれません。

 

また、緑茶や紅茶を飲む際のポイントとしては「こまめに飲む」ということ。

 

そうすることで、喉にくっついたウイルスを物理的に胃へ流し込むという効果も期待できます。(胃に入ったウイルスは胃酸で死んでしまう)

 

ペットボトルの緑茶を持ち歩き、15分~30分おきくらいに飲むようにするとベストです。

積極的に摂りたい栄養素(5)LPS(リポポリサッカライド)

積極的に摂りたい栄養素(5)LPS(リポポリサッカライド)

続いて挙げられるのは、「LPS(リポポリサッカライド)」と呼ばれる栄養素。

「初めて聞いた!」という方が大半かもしれませんね。

 

私たちの体の中には、ウイルスなどの病原体をいち早くやっつけてくれる「マクロファージ」という自然免疫が存在しているのですが、このマクロファージがきちんと機能していないと、ウイルスに感染しやすくなってしまいます。

 

つまり、感染症予防にはマクロファージに元気になってもらうことがとても大事だということ。

 

そこで登場するのが、「LPS(リポポリサッカライド)」と呼ばれる栄養素。

 

LPS(リポポリサッカライド)はマクロファージを活性化させる効果に優れているため、免疫力を高めてくれるのです。

 

LPS(リポポリサッカライド)は多くの穀物や野菜に含まれていますが、特に多く含んでいるのはメカブ、玄米、蕎麦、レンコンなど。

 

「皮」の部分に多く含まれているので、精製した白米やお蕎麦、皮をむいたレンコンなどにはあまり含まれません。

 

メカブの酢の物、玄米ごはん、十割蕎麦、レンコンのきんぴらなどにして食べると美味しく摂取することができて良いですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は、ウイルスから身を守るために摂取したい5つの栄養素についてご紹介しました。

 

本日の内容をまとめると、感染症対策として摂りたい栄養素は次の通り。

 

(1)赤ピーマンブロッコリーに含まれる「ビタミンC」

(2)イワシきくらげに含まれる「ビタミンD」

(3)ゴーダチーズチェダーチーズに含まれる「ラクトフェリン」

(4)緑茶に含まれる「カテキン」紅茶に含まれる「テアニン」

(5)メカブお蕎麦に含まれる「LPS(リポポリサッカライド)」

 

丈夫な体を作るには、健康的な食事から。

 

免疫力を高める栄養素を積極的に取って、ウイルスに負けない体を作りましょう!

 

<参考URL>

・ラクトフェリンの効能とは?

・日本経済新聞

監修医師プロフィール

監修医師プロフィール

メッドセルクリニック大阪 院長 安宅鈴香

 

[ごあいさつ]
大阪梅田のハービスプラザ4階のクリニックでは美しく、健やかに、実り多いエイジング(productive aging)をサポートするために、統合医療(西洋医学と東洋医学の融合)、幹細胞による再生医療、美容医療を中心とし、患者様のニーズに合わせたパーソナルオーダーメイド医療をご提案しています。

 

[所属学会]

・日本内科学会

・日本神経内科学会

・日本認知症学会

・日本抗加齢医学学会

・日本再生医療学会

・日本統合医療学会

 

[保有資格]

・日本内科学会認定内科医

・日本神経学会神経内科専門医

・アラガン ボトックス注射認定医、ヒアルロン酸注射認定医

・日本ホロス臨床統合医療機構 バイオレゾナンス振動測定医

・米国催眠士協会(NGH)認定セラピスト

・日本臨床ヒプノセラピスト協会(JBCH)認定セラピスト

 

[クリニック紹介]
美容再生医療のメッドセルクリニック大阪

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