不織布マスクとガーゼマスク(布マスク)の違いは?ウイルス遮断効果に大きな差が?!

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不織布マスクとガーゼマスク(布マスク)でウイルス遮断効果が異なる?

そんな不織布マスクとガーゼマスク(布マスク)ですが、実は「ウイルス遮断率」が大きく異なるのをご存知でしたか?

 

医療従事者を対象に行われた試験では、不織布マスクをしたグループと、布マスクをしたグループに分けたところ、布マスクは、不織布マスクよりも感染リスクが高かった、という結果が出ました。

こういった理由から、ガーゼマスクは医療機関での使用を推奨されていません。

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なぜこのような大きな違いが出てきてしまうのかというと、やはり素材の性質が大きく関係していると考えられます。

 

ガーゼマスク(布マスク)は、ガーゼや布を何十にも折り重ねて作られており分厚いので、一見ウイルス遮断効果も高そうに見えますよね?

 

しかし、ガーゼや布という素材はとても目の粗い素材です。

いくら重ねたところで、やはり目が粗いことには変わりないので、ウイルスの遮断という点でいうと不織布マスクには劣ってしまうのです。

 

一方、不織布マスクはというと、織り込んで作られるガーゼとは異なり、繊維がランダムに絡み合うことで網目が詰まっているので、必然的にウイルスや花粉の遮断能力は高まります。

 

さらに、不織布のみで作られるわけではなく、中にフィルターなどが入っていることも多いため、よりウイルスなどの異物をキャッチしやすくなります。

 

こういった理由から、不織布マスクの方がウイルス対策には優れていると言えるのです。

 

不織布マスクにはまだまだたくさんのメリットが!

不織布マスクのメリットはそれだけではありません!

まだまだたくさん優れている点があります。

 

(1)衛生面に優れている

不織布マスクは基本的に「使い捨て」で使用します。

そのため、ガーゼタイプのマスクと比べると衛生面で優れているという特徴があります。

 

マスクというのは花粉やウイルスなどから私たちを守ってくれるものですが、その分、使用後のマスクの表面にはたくさんのウイルスが付着しているかもしれません。

 

きちんと正しく洗浄を行わないと、ウイルスがマスクについたままの状態に。

それを繰り返し使うことで余計にウイルスを広げてしまうリスクもあります。

 

そういった点で考えると、使用するたびに捨てるタイプの不織布マスクは、清潔であるという点で優れていると言えます。

 

(2)顔にフィットする

また、「顔にフィットする」という点も大きなメリットです。

 

いくら素材自体がウイルスをかっとしてくれたとしても、上下左右のスキマからウイルスが侵入してしまえばあまり意味はありません

 

ガーゼマスク(布マスク)は、その素材上の理由から、しっかりと顔にフィットさせることができません

特に一般的に販売されているような長方形のマスクだと、鼻の周りや頬の周りにスキマができてしまいがちです。

これはウイルス対策という点でいうと大きなデメリットになります。

 

その点、近年販売されている不織布マスクの多くは、鼻の部分のワイヤーを折り曲げることでしっかりと鼻にフィットするようになっていたり、頬の部分にスキマができてしまわないよう立体的にフィットする構造になっていたりします。

 

しっかりとスキマをなくすことで、ウイルスの侵入をより防ぎやすくなります。

 

(3)化粧がつきづらい

毎日化粧をする女性がマスクをするときに意外と重要なのが「化粧のつきづらさ」ですよね。

 

市販の一般的なガーゼマスク(布マスク)は、鼻や口がべったりと生地に接してしまうため、ベースメイクやリップがマスクに移ってしまいがち。

マスクが汚れてしまう上に、メイクも取れてしまって本当に厄介です。

 

最近の不織布マスクは「立体構造」になっているものも多く、お肌とマスクが接する面をできるだけ少なくすることで、化粧が移りづらくなるように工夫されています。

 

ガーゼマスクのメリット?

ガーゼマスクのメリット?

このように、様々な点において優れている不織布マスク。

では、ガーゼマスク(布マスク)にはメリットは無いのでしょうか?

 

いえ、全くないわけではありません。

 

ガーゼマスク(布マスク)のメリットは「保湿効果」

ガーゼや布という素材には優れた調湿性があるため、乾燥から喉を守ってくれるという効果があります。

 

夜寝るときに喉が乾燥でカラカラになってしまう、という方はガーゼタイプのマスクをして寝るのも良いかもしれません。

 

とはいえ、先ほども述べた通り「感染症対策」にはあまり向いていません

ガーゼや布は網目が粗いため、ウイルスが通り抜けてしまいます。

外出時にウイルス予防目的でマスクを使用する際は、不織布マスクを使うようにしましょう

 

粗悪品に注意!高品質マスクの見極めには「遮断率試験」をチェック

ということで、やはり新型コロナウイルス(COVID-19)の流行が落ち着くまでは、できるだけ「不織布マスク」を選ぶことをオススメします。

 

しかし、ここでもひとつ注意点が!

 

実は、不織布マスクならどれでもいい、というわけではないんです。

 

市販で販売されている不織布マスクの中には、ウイルス遮断効果の低い、粗悪な不織布マスクが存在しているのも確か。

 

しっかりと効果の認められた高品質な不織布マスクをできるだけ選ぶようにしましょう。

 

その指標となるのが「遮断率試験(ろ過テスト)」というもの。

これは、「ウイルスや花粉などをどれだけ遮断できるか」を数値化する試験です。

 

この数値が高ければ高いほど、マスクの性能が高いということになります。

 

遮断率試験には、大きく分けて3つの種類があります。

それは「BFE」「VFE」「PFE」と呼ばれるもの。

 

・BFE(細菌飛沫濾過効率)

 

3マイクロメートルの細菌を含む粒子をどれくらい遮断できるか数値化したもの。

 

・VFE(ウイルス飛沫濾過効率)

 

0.1~5マイクロメートルの粒子をどれくらい遮断できるか数値化したもの

 

・PFE(微粒子濾過効率)

 

0.1マイクロメートルの粒子をどれくらい遮断できるか数値化したもの

 

不織布マスクを購入するときは、これらの試験をちゃんと受けていて、その数値が記載されているものを選ぶようにしましょう。

商品の公式サイトやパッケージに記載されていることが多いようです。

 

「BFE」「VFE」「PFE」の数値がそれぞれ95%以上のものなら、性能が高いマスクであると言えます。

 

新型コロナウイルス(COVID-19)は粒子がとても小さなウイルスなので、特に「PFE」の数値はできるだけ高いものを購入するようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は「不織布マスクとガーゼマスク(布マスク)の違い」についてお話ししました。

 

現在、政府から全国の世帯に2枚ずつ配布されているマスクは、「ガーゼマスク(布マスク)」タイプになります。(例の「アベノマスク」ですね)

これは、「不織布マスク」をできるだけ医療機関に回せるように、と行われている政策です。

 

しかし、やはりウイルス対策という点で考えると、できる限り不織布マスクを選ぶべきではないかなと個人的には思います。

 

現在、不織布マスクの在庫をしっかりと国内で確保・販売しているサイトがまだ少なからずあるようなので、また入荷待ち状態になったり無駄に価格が高騰する前に、不織布マスクをゲットしておきたいものですね!

 

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<参考URL>

・暮らしーの「不織布マスクとガーゼマスクの違いは?効果的なマスクの選び方をご紹介!」

https://kurashi-no.jp/I0033503

・Yahoo JAPAN!ニュース「全国5000万世帯に布マスク配布 布マスクと不織布マスク、どっちがいいの?」

https://news.yahoo.co.jp/byline/katoatsushi/20200402-00171127/

・BMJ Open” A cluster randomised trial of clothmasks compared with medical masks in healthcare workers”

https://bmjopen.bmj.com/content/bmjopen/5/4/e006577.full.pdf

・エリヤ株式会社 https://elijah-hitec.com/blogs/novel-coronavirus-mask

・中外工機株式会社 http://www.chugai-kouki.co.jp/environmental/mask.html

 

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