別れるにしても「準備」と「覚悟」が必要?同棲解消時に備えておくべきもの
一緒に暮らし始めるまではあんなにも仲が良かったのに、
「相手の生活の態度が思っていたのと違った」
「同棲を始めてから、いまいち気分が盛り上がらない」
「マンネリ化してしまって浮気をしてしまった/されてしまった」
「関係を惰性で続けてしまって結婚へのタイミングを逃してしまった」
等々、同棲を始めてから出てくる問題は、カップルによって様々です。もう終止符を打とうと別れを考えてはみるものの、別れによって発生する問題が次々と脳裏をよぎり、別れ話すら後回しに…。そんな底なし沼にはまっている方は、頭の中を整理して、今後どうするかを考えてみましょう。
住んでいた部屋はどうするのか
これは「自分がもともと住んでいた部屋に相手が同居していた場合」「相手がもともと住んでいた部屋に自分が同居していた場合」「2人で部屋を探して入居した場合」の3つのパターン別に見ていく必要があります。
基本的にはどのパターンも「どちらかが住み続ける」という方法は、気持ちを切り替えられなくなる等、残った側の精神面の負担が大きい為、おすすめは出来ません。
自分の部屋に相手が住みはじめた場合
先ずは自分が契約していた部屋に、相手が住みはじめた場合です。
この場合は「先ず出て行ってもらう」ことが大前提になります。相手から別れ話を切り出されたのだとすれば、相手が出て行くのも早いと思いますが、こちらから別れを切り出した場合は、相手が別れに納得せず、なかなか出て行かなかったり、酷い時には別れ話すらうやむやにしようとするという問題が発生します。この場合、あなたが先に出て行って相手を放置するという方法を取りたくなると思いますが、部屋の契約者はあなた自身なので、仮に部屋を解約してしまうという強硬手段に出たとしても、相手が部屋の退去に協力してくれなかった場合は、不動産会社とのトラブルにも繋がりかねません。まずは別れ話をきっちりとして、相手に出て行ってもらうことを約束させましょう。この時、情に流されて時間を猶予するといつまでも問題が解決しないということもありえますので、心を鬼にすることが大切です。
相手の部屋に自分が住みはじめた場合
自分の部屋に相手が住みはじめたパターンと逆の立場になりますから、とにかく速やかに退去するようにしましょう。別れ話をした方であれば当然ですが、別れ話を切り出された方であっても、出来るだけ速やかに退去した方が、別れ際まで無用なストレスを受けなくて済みます。別れを切り出された方は辛く寂しいものですが、思い出が詰まった部屋に居続けることは、あなたのメンタル面にとってはいいことがありません。すぐに新しい部屋を契約出来ない場合は、家族や、友人を頼ってみるのも良いでしょう。環境を新しくすることで、気持ちも切り替わり、失恋の痛手から早く回復することが出来ます。間違っても、居座り続けて相手を困らせるようなことは止めましょう。不退去という行為は法律的にも良いものではありません。別れ際は美しく振る舞う方が無難です。
2人で部屋を探して入居した場合
部屋の解約は2人のうち、1人の名前ですることが多いと思います。部屋の解約は、契約者でないと出来ません。2人とも出て行って、お互い違う部屋に住みはじめるのか、契約者のみ住み続けるのかは、別れ話の際にきちんと話をつけるようにしましょう。
2人で出て行く場合は、敷金の返金についても相談しておきましょう。家賃を片方のみが負担していた場合は、敷金も全て受け取ってもおかしくはありませんが、2人で2等分などにしていた場合は、敷金や日割り家賃の返金などがあった際には、そちらも2等分する方が良いでしょう。ただし、出て行くタイミングが別々で、残された側が不用品の処分等を任された場合など、細かな事情がある場合は負担した分を多くもらう等の交渉を行うのも良いでしょう。