【専門家執筆】その疲れ、解消できるかも!GABA(ギャバ)のメリット・デメリット

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【専門家執筆】その疲れ、解消できるかも!GABA(ギャバ)のメリット・デメリット

「最近、カラダの疲れがとれない…」

「ストレスのせいでついイライラしてしまう…」

 

そんな悩みを抱えていませんか?

疲労を軽減し、リラックスする方法として、今「GABA(ギャバ)」が注目されています。

 

このギャバにはさまざまなメリットがあり、たくさんのサプリメントが販売されていますので、一度は聞いたことあるという方も多いかもしれませんね。

 

そこで今回は、ギャバの働きや重要性に着目し、どんな効果が期待できるのか、効率の良い摂取方法についても解説していきます。

GABA(ギャバ)ってなに?

GABA(ギャバ)ってなに?

まず、ギャバの基本情報について解説します。

ギャバの働き

ギャバは、「ガンマアミノ酪酸」というアミノ酸の一種で、抑制性の神経伝達物質として脳や脊髄などに多く存在しています。

 

ギャバには不安や興奮を抑えリラックスさせる働きがあり、ギャバが不足すると興奮性の神経伝達物質が過剰に増え、脳の緊張状態がなかなか治まらなくなります。

ギャバの重要性

近年では、トップアスリートがストレス対策としてギャバを使用しているケースも多く、ギャバ含有の機能性食品が続々と発売され、注目を集めています。

 

また、ギャバの利点は副作用のリスクが少ないことです。

これまでにギャバ摂取による副作用は報告されておらず、安全性が高いといわれる面も人気の理由となっています。

 

ギャバに限らず特定の成分の過剰摂取は禁物ですが、ギャバは水溶性成分なので尿や汗とともに排出されやすく、仮に多く摂取したとしても体内に蓄積しづらい成分です。

 

さらなるメリット、具体的な効果については次の章で解説いたします。

GABA(ギャバ)に期待できること

GABA(ギャバ)に期待できること

続いては、ギャバに期待できるメリットを3つご紹介いたします。

ストレスを緩和する

ギャバの特徴のひとつが、前章でもお伝えしたような抗ストレス作用です。

精神的なストレスを和らげる働きがあり、「ストレスをためている人は、血液中のギャバ濃度が低い」という研究報告もあります

 

ストレスを感じるとギャバが消費されるため、さらにストレスが蓄積しやすくなるという悪循環に陥りがちです。

 

ギャバを十分に摂取していればストレスを緩和できると考えられており、イライラや緊張感の解消、精神の安定にも役立つと言われています。

ギャバのリラックス効果

ギャバを摂取すると、カラダを休息モードにするための副交感神経が優位に働くことでアルファ波が増加し、高まっていた緊張が緩和され、リラックス効果を得やすくなります。

 

また、血管の収縮や血圧に関係する神経伝達物質のノルアドレナリンの分泌を抑制することで、血圧の上昇も防ぐことができます。

疲れの軽減

ギャバには睡眠の質の改善効果も期待できます。

眠りにとって重要な副交感神経を優位にすることで入眠しやすくなり、深い眠りにつくことができます。

 

特に、大脳をしっかり休息させるノンレム睡眠の時間が増えるので、疲労回復ができると考えられています。

GABA(ギャバ)を効果的に摂取するには?

GABA(ギャバ)を効果的に摂取するには?

この章では、ギャバを効果的に摂り入れる方法を2つご紹介いたします。

食事からの摂取

ギャバを摂取するのに最も適した方法は食事からの摂取です。

ギャバが多く含まれる食品を積極的に、栄養面を考えながらバランス良く摂取しましょう。

 

おすすめの食材は以下の通りです。

 

<ギャバが摂取できるおすすめの食材>

 

・トマト

・ナス

・マグロ

・カツオ

・発芽玄米

・バナナ

 

ギャバが多く含まれる食品だけでなく、ビタミンB6を含む食品を摂ることで、ギャバの体内合成を効率的に促すことができます。

ビタミンB6は、ニンニクやアジ、サンマ、ささみなどに多く含まれています(※1)。

サプリメントの利用

食事だけで栄養を摂れない場合は、サプリメントで補助的にギャバを摂取するのもおすすめです。

ギャバのみが含まれた単独のサプリメントのほかに、チョコレートやクッキーにギャバの成分が入っている機能性食品などもおすすめです。

 

ギャバ摂取の目安量は「一日100mg」です。

100mgを超える量を摂取しても効果が上がるなどのメリットはありません。

疲れが気になるときは、漢方薬も試してみて

疲れが気になるときは、漢方薬も試してみて

疲労が気になるときは、ギャバだけでなく漢方薬もおすすめです

漢方薬は、足りない栄養を補うだけでなく、消化・吸収の機能にアプローチし、必要なところに栄養を届ける手助けをしてくれるので、根本から疲れやだるさの改善を目指すことが可能です。

 

また、精神的なストレスからくる疲れには、「ストレスで乱れた自律神経を整える」「睡眠の質を上げてストレスを改善する」などの作用のある漢方薬を選びます。

 

さらに、漢方薬は西洋薬に比べると副作用のリスクも低いと言われています。

副作用がまったく起きないというわけではありませんが、適切な診断と処方のうえで使用すれば健康管理の心強い味方になってくれます。

 

 

<疲労を感じる方におすすめの漢方薬>

 

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

 

カラダのエネルギーである「気」を補い、倦怠感や疲れなどの不調に働きかけます。

元気がなく、自律神経や胃腸の働きが衰えている方に適しています。

 

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

 

血液や栄養、エネルギーを補いカラダに巡らせることによって気力・体力を向上させます。

特に、貧血の傾向がある方に向いています。

 

 

「ちょっと病院通いは面倒かな」という方には、オンラインで利用できる『あんしん漢方』というサービスもおすすめです

人それぞれ異なる体質を診ながらあなたに適した漢方薬を見つけ出してくれる、漢方薬のオーダーメイドのようなサービスです。

 

診断から漢方薬の処方・購入までの工程がスマホ1台だけで済むため、通院する面倒もなく、続けやすい手軽さが特徴です。

まとめ

いかがでしたか?

本日は今注目のGABA(ギャバ)について解説してまいりました。

 

ギャバは疲労軽減、リラックス効果、血圧を下げるなど、カラダにとってメリットが多く、リスクも少ないのが特徴です。

食事やサプリメントを活用しながら効率的に摂取し、健康意識を高めていきましょう!

 

 

【参考】

(※1)GABA(ギャバ) | 成分情報「わかさの秘密」

 

<この記事を書いた人>

まとめ

一般社団法人日本サプリメント協会理事長

後藤 典子(ごとう のりこ)

 

同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。

YouTubeチャンネルでは、健康リテラシー向上のための情報を発信中。

また、2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品の望ましい発展を支援する活動を行っている。

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