冷えは万病のもと!冷え対策で病気知らずを目指そう
いつまでも秋が来ないと思っていたら急に冷え込んできて、身体がついていかないという方も多いのではないでしょうか。
これから冬に向かっていくうえで、冷え対策は重要になってきます。身体が冷えて困るのは風邪を引きやすくなるからだけではありません。
冷えが原因で起こる体調不良は実に様々です。それら体調不良を招かないように、きちんと対策・予防をしていきましょう。
その体調不良、冷えが原因かも?身体が冷えるとどんな影響がある?
病院に行く程でもないけれど、身体が重い、疲れが取れないなど「なんとなく不調」が続いてはいませんか?もしかすると今起こっている不調は冷えが原因かもしれません。冷えが原因で起こる体調不良は数多くあります。ここではほんの一部になりますが、代表的なものをご紹介いたします。
肩こり・頭痛
デスクワークなどで同じ姿勢を取り続けていると、筋肉が固くなるなどして、血液の流れが悪くなります。血流が悪くなると、筋肉内の老廃物がうまく排出できなくなり、こりが発生します。この状態が長く続くと慢性的なこりにつながると言われています。この血流が悪くなる原因には、冷えも挙げられます。身体が冷えて血流が悪くなるとさらに肩こりは悪化し、酷い肩こりは頭痛も引き起こします。
肌荒れ・くすみ
お肌を健やかな状態に保っていけるのは、お肌の「ターンオーバー」という仕組みがある為です。ターンオーバーとは簡単に説明すると、皮膚の細胞が入れ替わることを言います。このターンオーバーも血液の流れを基礎として行われています。そのため、身体が冷えて血液の流れが悪くなるとターンオーバーがうまく機能しなくなり、お肌の老廃物や角質がうまく排出出来ずにくすみが発生したり、肌荒れを引き起こしたりします。
むくみ
身体が冷えると血液やリンパの流れが悪くなり、体内の老廃物や水分が適切に処理されなくなってしまいます。溜まってしまった老廃物や水分は体内に残留しむくみの原因となり、むくみが解消されないまま時間が経ってしまうと太りやすい状態になってしまいます。
風邪・花粉症
体温が下がると身体の免疫力も下がってしまうと言われています。冷えた身体はウイルスなどに対抗する力が弱くなり、風邪をひきやすくなります。また、アレルギー疾患も免疫機能の低下が原因で引き起こされます。
胃腸の不調
冷えは胃腸の機能の低下ももたらします。胃の機能が低下すると食べ物を消化する力が弱くなるため、食欲不振や胃もたれなどの症状が出てきます。また、腸の機能が低下すると下痢や便秘をひきおこし、影響の吸収力も低下します。
生理不順・生理痛
身体が冷えて骨盤内の血行が悪くなると生理痛や生理不順などの生理に関するトラブルや、子宮・卵巣に病気を引き起こすと言われています。
生理痛の仕組みは、子宮を収縮させて剥がれ落ちた子宮内膜を血液と共に身体の外へ出す際にプロスタグランジンという物質が分泌されます。このプロスタグランジンは痛みの原因となる物質で、冷えが原因で過剰に分泌されると言われています。
不眠
人は夜になると体内にたまった熱を放出して眠りに入る準備をします。この時、熱は手足の血管を広げることにより放出されますが、手足が冷えていると血管が広がらず身体の熱をうまく放出できません。その結果、寝つきが悪くなってしまい、質の良い睡眠をとれなくなってしまいます。