【専門家監修】キムチにはタフな乳酸菌が大量?!その驚くべき美容・健康効果とは

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韓国人女性の多くの「肌がキレイ」な理由はコレか?!日本痩身医学協会の認定講師でもある専門家監修のもと、数億個にもおよぶ乳酸菌が存在すると言われるキムチの美容・健康効果を徹底解説していきます。

【専門家監修】キムチにはタフな乳酸菌が大量?!その驚くべき美容・健康効果とは

韓国のソウルフードといえば、そう、「キムチ」

 

あの発酵食品独特の酸味、ピリッとした辛味。

シャキシャキとした歯ごたえ。風味豊かなニンニクの香り。

 

一度食べたら病みつきになりますよね。

 

そんなキムチですが、ただ美味しいだけではありません。

 

キムチ1gにはなんと何億個もの乳酸菌が存在して、その数はヨーグルト以上!

 

しかもヨーグルトの乳酸菌よりも強く、胃酸に負けず腸まで届きやすいというのだから驚き。

 

そんなキムチの乳酸菌は、私たちのお肌をなめらかでぷりぷりにし、さらに免疫力を高めて病気を遠ざけてくれます。

 

本日は、そんなキムチの魅力に迫ってみたいと思います。

キムチは「世界五大健康食品」のひとつ?!

「世界五大健康食品」って、ご存知ですか?

 

これは、アメリカの健康専門月刊誌である「ヘルス」によって2006年に発表された、5つの健康食品のこと。

 

その5つとは、

 

・オリーブオイル(スペイン)

・大豆(日本)

・ヨーグルト(ギリシャ)

・レンズ豆(インド)

・キムチ(韓国)

 

なんだそうです。

 

そう、キムチは世界的に認められた健康食品なのです!

 

キムチが健康に良い理由としては、

 

「ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCが豊富で美肌効果、アンチエンジング効果が期待できる」

「乳酸菌が多く、腸内環境を整えてくれる」

 

といったことが挙げられています。

消化に良いだけじゃない!キムチパワーの魅力とは

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しかし、キムチの魅力はそんなものにとどまりません!

 

実は、キムチには驚くべきパワーがまだまだたくさん隠されていたのです。

 

ここからは、キムチの優れている特徴を詳しくお話ししたいと思います。

キムチの特徴(1)ヨーグルトよりもタフな乳酸菌

乳酸菌を多く含む食品と言えば、「ヨーグルト」「チーズ」も挙げられますよね。

 

「私はヨーグルトを食べているから乳酸菌は足りているはず!」

なんて思っている方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも、実はヨーグルトに含まれる乳酸菌と、キムチに含まれる乳酸菌には異なった特徴があります。

 

一番大きな違いは、その「タフさ」

 

キムチの乳酸菌は、ヨーグルトの乳酸菌よりも生命力が強いという特徴があるのです。

 

ヨーグルトの材料となる牛乳には、乳糖などの栄養が多く含まれています。

そのため、乳酸菌にとっては恵まれた環境であり、のびのびと育っていきます。

 

乳酸菌が活発に増える至適温度は20度~45度と言われており、乳酸菌たちは苦労せずに育ちます。

 

一方、キムチの材料となる白菜は、乳酸菌にとっては過酷な環境…。

 

エサになるものといったらブドウ糖など。

しかも漬け材料には塩や酸も含まれていて、弱々しい乳酸菌では生きていけません。

 

そんな環境で育った乳酸菌たちは、とてもタフ

厳しい状況下で育ってきたため、ちょっとやそっとの刺激では負けません。

 

その証拠に、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌の多くは、胃酸で死滅してしまいますが、キムチに含まれる乳酸菌は胃酸に負けず腸まで届くと言われています。

 

この生命力の強い乳酸菌が、キムチの第一の魅力です。

 

キムチの特徴(2)乳酸菌の数が多い

キムチの魅力は、乳酸菌の「質」だけではありません。

乳酸菌の量も豊富です。

 

熟成期間が長くなるとキムチ1gあたり約100万個程度の乳酸菌の数が10億個まで増えると言われています。

 

タフな乳酸菌が多く含まれているのが、キムチのすごいところなんです!

 

キムチの特徴(3)意外と塩分が少ない

また、漬物というと「塩分」が気になる方も多いかもしれませんね。

 

塩分の摂りすぎは高血圧の原因にもなってしまうので、気を付けなくてはいけません。

 

そうなると「キムチも控えなきゃ…」と思われるかもしれませんが、キムチは漬け物のなかでは比較的塩分が控えめ。

 

1食50gのキムチで塩分は1g程度

 

健康な方の1日の塩分摂取量の目安は成人男性7.5g未満成人女性は6.5g未満とされています。

 

大粒の梅干し(塩漬)1粒(12g)あたり2.4gの塩分量が含まれているので、梅干しの1/2程度しか塩分が含まれていません。

 

とはいえ、もちろん食べすぎには注意しましょう。

 

キムチの特徴(4)栄養素が豊富!

キムチに含まれる栄養素は、乳酸菌だけではありません。

他にもさまざまな栄養素がたくさん含まれています。

 

たとえば、次のような栄養素が挙げられます。

 

ビタミン・ミネラルが豊富

 

キムチにはビタミンA、B1、B2、Cなどの栄養素が含まれています。

 

ビタミンAには皮膚や粘膜を強化する働きがあります。

鼻や粘膜を強化できれば、ウイルスなどの侵入を防ぐことができます。

 

キムチは熱を加えず作られるので、野菜に含まれるビタミンCを壊さずにそのまま摂取することができます。

ビタミンCにはコラーゲンの合成に関わるビタミンで皮膚のシミやしわを防ぎます。

 

また、体内の酸化を防ぐため、老化や動脈硬化を予防し、ストレスから体を守る働きもあります。

野菜が発酵する過程で大幅に増えるビタミンB群は、糖質や脂質をエネルギーに変える成分が生まれ疲労回復の新陳代謝の向上につながります。

 

カプサイシン

 

唐辛子に含まれる辛味成分には新陳代謝を活発にし、体温を上げる効果があります。

体温が上昇すると血行が促進され免疫力を高めることができます。

 

ただ、刺激が強く粘膜を傷つけて胃腸が荒れてしまうこともあるので食べ過ぎには注意しましょう。

 

食物繊維 

野菜が多く使われているキムチは食物繊維が豊富。

食物繊維は排泄を促すので便秘改善に役立ち腸内環境を整えます。

 

血糖値の上昇を抑え、コレステロールを下げる効果も期待できます。

 

酵素

発酵食品のキムチには驚くほどの酵素が含まれています。

食べたものを消化したり、吸収された栄養素を体の細胞に届けて新陳代謝をよくしてくれたりします。

 

体の悪い部分に作用して自然治癒力や免疫力を高める役割もあります。

ただし、 酵素は熱に弱いので加熱せずにそのまま食べることが理想です。

 

 

このように、キムチにはすばらしい栄養素がたっぷり!

 

唐辛子、ニンニク、アミ、イカ、小魚、ニンニクなどのさまざまな材料を使っていることに加え、「発酵」することでさまざまな栄養素が増幅しているのです。

 

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