【専門家監修】キムチにはタフな乳酸菌が大量？！その驚くべき美容・健康効果とは

先ほども述べた通り、キムチには「強い乳酸菌」が大量に含まれています。

腸まで届いた乳酸菌は、腸内の酸度を下げて、悪玉菌が生育しづらい環境を整えたり、悪玉菌を死滅させたりします。

腸内細菌のバランスが整い、消化をスムーズにすることによって腸の中をキレイにしてくれるのです。

さらに、キムチには水溶性の食物繊維が多く含まれているため、腸のぜん動運動を促進し、お通じも整えてくれます。

「最近腸の調子が悪い…」

「お通じが来ない…」

という方にぜひ取り入れていただきたい食品です。

韓国人と言えば「肌がキレイ」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか？

その理由は、もしかしたらキムチにあるのかもしれません。

キムチを摂取することで腸内環境が整うと、栄養素が吸収されやすくなり、必要な栄養成分がお肌に届きやすくなります。

腸が整うことで、お肌のきめが整い、潤いが高まり、ハリが出て、さらにアンチエイジング効果が期待できます。

また、キムチには前述の通りビタミンやアミノ酸などの様々な栄養素が含まれているため、それも美肌を作る手助けをしてくれます。

人間の免疫細胞の60～70%は、実は腸の中に存在しているということをご存知でしたか？

つまり、免疫力を高めるためには、一にも二にも腸内環境を整えることが重要だということ。

キムチを食べて腸内環境を整えることで、風邪やウイルスに負けない体を作ることができます。

ちなみに、味噌や納豆など、他の発酵食品も一緒に摂ると相乗効果でさらに高い効果を期待することができます。

ただ、キムチに含まれる乳酸菌は熱に弱く、加熱すると死んでしまいます。

加熱で死んでしまった乳酸菌も腸内で有用菌のエサになるので、効果がゼロになるということではありませんが

なるべく調理せずそのまま食べた方が効果的です。

風邪を引きやすい冬などには、ぜひ積極的にキムチを食べるようにしたいですね。