子供がぐずって申し訳ない…。一方で周囲の約7割は“受け入れたい”と思っていることが判明!今月発足した『こども家庭庁』についてもご紹介
日々子育てに奮闘しているママさん・パパさん。
いつもお疲れさまです。
子育てをしているといろいろなことがありますよね。
電車の中で泣き出してしまったり、
スーパーで買い物をしていれば突然どこかへ走り出してしまったり。
お願いだから勘弁して~!
と、こっちが泣きたくなるようなことが日常茶飯事かと思います。
そんなとき「周りに迷惑をかけて申し訳ない…。」と思う方は多いかもしれませんが、実は周りの人たちの多くは、ママさん・パパさんが思っている以上に寛容な目で見てくれているかもしれませんよ。
本日は「子育てへのサポート」に関する面白い調査が行われましたので、お知らせしたいと思います。
ママパパあるある「周りに申し訳ない…。」
子育てはトラブルの連続。
あなたは外出中、お子さんの行動が原因で「周りに申し訳ない」と思ったことはありませんか?
株式会社西松屋チェーンが400名を対象に行ったアンケートによると、ママさんの8割、パパさんの半数以上が「子供の行動が原因で、周りに申し訳ないと思ったことがある」と回答。
やっぱりみなさん、困ってしまった経験があるようですね。
また、『お子さんとの外出中に、周囲の助けを求めたかったシーンはありますか?』という質問で、「実際に助けてもらった経験がある」と回答したのはたったの24.0%でした。
17.5%は「迷惑がかかるから、助けを求めることができなかった」、6.5%は「声をかけられたが、迷惑がかかると思い断った」と回答。
「申し訳ない」という気持ちから、なかなか周囲の助けを受け入れることができないママさん・パパさんの現状が見えてきました。
周囲は意外と寛容!思い切ってサポートを求めるべし
では、周囲の人々は実際にはどう思っているのでしょうか?
同アンケートによると、非子育て層200名に対し、『外出中にお子さんの行動等が原因でママ・パパが困っている様子について、迷惑と感じたことはありますか?』と尋ねたところ、約7割の人は、“迷惑だと思わない”、“周りが受け入れるべき”と回答したことが分かりました。
そしてその理由としては、「子どもはそういうものだと思うから(84.1%)」が最多。
ママさん・パパさんが思っている以上に、周囲の人は寛容な目で見ていることが分かります。
中には、「むしろ可愛らしい」という回答もありあました(9.4%)。
その他の意見としては、
「親が子どもから目を離していないことや、ダメなことは注意する等していれば全く気にならない(33歳女性)」
「子どもの行動に対して保護者が対処してくれているのなら良いと思います(53歳女性)」
「親も困っているのなら仕方ないと思う(54歳女性)」
といった声が見られ、ママさん・パパさんがしっかりと対処しようとしている姿勢さえ見えれば、お子さんの行為自体には寛容な方が多い印象です。
さらに、『外出中、ママ・パパが困っている様子の際に、実際に助けたことがありますか?』という質問で、3人に1人が「困っているママ・パパを助けたい」と考えていることが分かりました。
しかしその一方、助けたいと思っている人のうち、38.4%が「勇気が出ずに助けることができなかった」という結果になっていました。
このように見てみると、迷惑どころか、内心はママさん・パパさんをサポートしたいと思っている方がとても多いことが分かりますね。
「申し訳ない」という気持ちが湧いてしまうのは自然なことかもしれませんが、思い切って周りの人に「助けて」とお願いしてみても良いのかもしれません。
社会全体からのサポートはまだまだ足りないのが現状
このように、ママさん・パパさんは「助けてほしい」と思っており、周囲の人は「助けてあげたい」と双方の求めるものは一致しているものの、実践に移せていないのも事実。
非子育て層に対して『子育てをする人に対する社会全体からの支援について、十分だと感じますか?』と聞いたところ、子育て経験のない人でも69.0%が“足りていないと感じている”ことが分かりました。
また、「足りていない」と回答した人が具体的に求める要素として、55.1%の人が「身近な人や周囲のサポート」と回答しました。
2023年4月1日より発足「こども家庭庁」とは
なお、子育てや子どもの生活をサポートすることは、国家レベルの課題となっています。
そのために今月の1日に発足されたのが「こども家庭庁」。
昨年6月に“子ども政策の司令塔”として成立した法律に基づいて、約400人の体制で作られた省庁です。
最近ニュースなどで話題になっているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
こども家庭庁の主な業務は、
・児童手当の支給
・妊娠から出産・子育てまでの一貫した支援
・保育行政
・児童虐待、いじめ、貧困対策
など。
子どもの利益を常に最優先に考え、子どもに関する取り組みや政策を国の真ん中に据えるという「こどもまんなか社会」が、こども家庭庁の目指すところです。
こういった取り組みがなされているところを見ると、社会全体が「子育てを周囲や社会がサポートしよう」という気運になっているのかもしれませんね。
こども家庭庁の詳細は、こちらからご覧いただけます。
西松屋の新TVCM『今こそみんなで子育て応援』公開
助けてほしいと思っているママさん・パパさんにも、助けてあげたいと思っている方にも見ていただきたいのが、2月26日(日)から公開されている西松屋の新TVCM。
子育て中のママさん・パパさんに対して、周りの人が階段でベビーカーを持ったり、落としものを拾ったりと、少しだけ手を差し伸べることで笑顔が増えていく様子が描かれています。
こういった動画を見ると、「勇気を出して声をかけてみよう」「声をかけられたら、ありがたく受け取ろう」という気持ちが湧いてくるかもしれませんね。
アーティストの曽我部 恵一さんがCMのために書き下ろした楽曲「晴れ時々、ぼくら」は、子育ての中にあるちょっとうれしい瞬間に感じる、勇気と元気が込められています。
とても素敵なCMなので、ぜひご覧ください。
まとめ
本日は、子育てに対する周りのサポート、というテーマでお話しさせていただきました。
子育てで頑張るママさん・パパさんを、社会全体でサポートすることができる世の中になると良いですね。
現在、子育て奮闘中のママさん・パパさんも、「助けてあげたい」と思っている周囲の人はとても多いということを理解して、その気持ちを快く受け取ってみてください。