【歯科医監修】「もしかして私、ニオってる?!」アラフォー女性が今すぐすべき口臭ケア方法とは
友達や家族と至近距離で話すとき、ふと他人の口臭が気になったり自分の息が心配になったりすることはありませんか?
口臭は誰にでも起こりうる現象ですが、なかなか他人には指摘しづらいですよね。
逆に「言わないだけで自分も臭いと思われてるんじゃないか…」と思うことも。
特に、歳を重ねるにつれ、昔は気にならなかった口臭に気付くこともあります。
そこで今回は歯科医監修のもと、笑顔で会話を楽しむために口臭の原因と正しい対処法について解説していきます!
口臭には2種類ある
口臭とは、その名の通り「口の中の臭いや、吐く息からする嫌な臭い」のこと。
体臭と同じように、多かれ少なかれ誰にでも口臭があります。
特に、起床時やニンニクなど臭いの強いものを食べた後は誰でも臭いますよね。
そのほかでも、生活習慣などで口臭が強くなることがあります。
口臭が全くない人はいませんが、その程度は人それぞれ。
標準的な会話での距離で臭う場合は、何かしらの対策を考えなければなりません。
また、その対策も原因によって様々な方法があります。
まずは口臭の原因を見ていきたいのですが、口臭は主に2種類に分かれるそう。
それぞれを見合わせて自分の口臭の原因を解明していきましょう。
生理的口臭
まず1つ目は生理的口臭ですが、これは時間帯やストレスによって酷くなったり、食生活によって左右されたりするものです。
基本的に誰にでも起こる現象で、多くの口臭の原因となっています。
口臭は他人からの指摘で気付くことが多いですが、この生理的口臭は口内の不快感などで比較的自分でも気付きやすくなっています。
生理的口臭はどのようなものから起こるのか、ご紹介していきます。
舌苔
鏡の前で舌を出して見てみると、舌の上に白いもさもさした厚みのある苔(こけ)のようなものが見えるかと思います。
健康な人の舌にもこの舌苔は付着しているのですが、基本的には薄く付いている程度で激しく白くなっていたり、悪臭を発したりすることはありません。
もし、口臭が気になる方で舌にびっしり白い付着物がある場合は、舌苔が原因となっていることを疑いましょう。
この舌苔は、朝や体調不良時に特に酷くなる場合があります。
乾燥
朝起きたら口が開きっぱなし…こんな方は乾燥に要注意です。
特に就寝時は口内の唾液が少なくなり、乾燥しやすい状態です。
加えて、口呼吸をして寝ている方や、いびきが酷い方は更に口内の乾燥が進み、起床時に不快感や強い口臭を発してしまいます。
また、普段の生活からも口呼吸が多い方や緊張する場面が多い方は唾液が減りやすい傾向にあります。
起床時の口臭が気になる方は睡眠時の体勢を見直す必要があるかもしれません。
歯垢
毎日の歯磨きは口臭の有無に直結します。
毎日歯磨きをしている人でも、しっかり磨けていないと気付ぬうちに歯の裏や歯と歯の間、歯並びが複雑な所、親知らず周辺に歯垢が溜まっていき、細菌が臭いの原因となってしまいます。
「私は毎日3回磨いているから大丈夫!」と思っていても、正しく磨けていなければ徐々に歯石は蓄積されていってしまいます。
歯の裏や歯と歯の間、歯並びの悪い部分は入念に磨き、1度歯医者さんなどで歯垢の状態を診てもらうと良いかもしれませんね。
食べ物、飲み物
これは年齢や体質に関係なく起こりうる口臭の原因です。
ニンニクやニラ、アルコールを摂取すると口臭を発しやすくなります。
一般的に、このような食べ物のカスが口内から臭うと思われていますが、それだけでなくこれらの飲食物は胃腸で消化された後も血液から臭い物質として肺に送られ、吐く息とともに排出されることがあります。
特にこの口臭はキツく、歯磨きをしただけでは完全には消せない厄介者。
これらは一時的な口臭なので数時間経てば消えることがほとんどですが、エチケットとして注意しておきましょう。
また、特に臭いが強い食べ物でなくてもよく噛まずに飲み込むと消化不良を起こし口臭の原因となります。
大げさに言うと、お腹の中で食べ物が腐敗しているイメージです。ゾッとしますよね。。。
食事をする際はよく噛んでから飲み込むことを心がけましょう。