90年代に流行った”ルーズソックス”が若い世代で再流行?! その背景とは
ルーズソックスとは、1990年代に女子高生の間でブームとなったゆるっとしたソックスのこと。
派手なメイクや茶髪、厚底ブーツといったファッションの「コギャル」が身に着けていたイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
実は今、女子高生の間でルーズソックスが再流行して話題となっています。
この記事ではルーズソックスが再び流行った背景や、今風の着こなし方をご紹介します。
なぜ今ルーズソックスが再流行?背景を解説
女子高生の間で今ルーズソックスが再流行している理由は、2つあります。
・仲良しなお母さんの影響を受けている
・平成の「ギャル文化」や90年代へのあこがれがある
ルーズソックス再流行の背景!女子高生は「お母さんと仲良し」
ルーズソックス再流行の背景として、お母さんと仲の良い女子高生が多いことが考えられそうです。
一緒にカラオケに行ってお母さんが好きだった曲を聴く、お母さんから洋服を借りるなど、お母さんの影響を受ける機会が多いのです。
今の女子高生のお母さんは1990年代にちょうど中高生だった方が多いため、ヤンキーやギャルといった90年代の文化は身近なものとなっているのでしょう。
「平成ギャル」へのあこがれもルーズソックス再流行の理由
SNSをチェックしてみると、「ルーズソックス」のタグと一緒に「90s」「90年代」「平成ギャル」といったタグがついた投稿がいくつも見つけられます。
つまり、今の女子高生はルーズソックスが90年代の平成ギャルの文化であることを理解したうえで、ファッションに取り入れているのです。
しかし、「茶髪」「へそ出し」「ガングロ」といった平成ギャルの派手なファッション全般が流行しているわけではありません。
今の女子高生にとって平成ギャルはあくまでも「あこがれ」であり、ルーズソックスはその一端を「コスプレ感覚」として取り入れられるファッションなのでしょう。
ルーズソックスの今風の着こなし方は?
今の女子高生はルーズソックスをどうファッションに取り入れているのでしょうか。調べてみると今と昔では着こなし方に少し違いがあることがわかりました。
ファッションの中にうまく今風のルーズソックスを取り入れる方法をご紹介します。
はき方に違いが!
90年代だとルーズソックスが下がらないように「靴下のり」を使っていた人が多かったのに比べて、今はあえて止めずにルーズソックスを下げたはき方が流行しています。ポイントは足元のくしゅくしゅ感。
「くしゅっとしたシルエットが可愛い」と、ルーズソックスを取り入れてファッションを楽しむ若者が増えているようです。
白のルーズソックスは制服との相性バツグン
白のルーズソックスに合う服装といえば制服を思う浮かべる人も多いのではないでしょうか。
黒のローファーなど、靴との相性も良い感じです。ちなみにルーズソックスの長さは、短めのものを使っている方が多いようです。
90年代だと約200cmの長いルーズソックスが流行っていたので、それよりもボリュームが控えめな点は今の特徴だといえるでしょう。
個性が出せる黒のルーズソックスと厚底靴のコーデ
制服だけでなく私服にあわせて普段使いできることも今の特徴です。ブーツと組み合わせたり、普段のカジュアルコーデのポイントとしてルーズソックスをはいたりと、ルーズソックスを使ったファッションの幅は広がっています。
中でも黒のルーズソックスは厚底靴との相性が良く、個性が出せるコーデとなっています。
今では靴下専門店である「靴下屋」でも定番の白いルーズソックスはもちろん「ネオンリブルーズ」というピンクやオレンジ、イエローといったネオンカラーのルーズソックスが販売されています。
流行とともに、今後さらにルーズソックスの幅広い着こなしを楽しむ人が見られるかもしれません。もはやルーズソックスは女子高生だけに見られるファッションではなくなってきたというわけですね。
まとめ
ルーズソックスは1990年代に流行ったファッションですが、最近また女子高生の間でブームが再燃しています。
ルーズソックス再流行の背景は、今の女子高生が「お母さんと仲良し」なこと。
お母さんを通して平成ギャルの文化にあこがれを持ち、ルーズソックスをファッションに取り入れる女子高生が急増しているようです。
今風のルーズソックスは、90年代のルーズソックスよりもボリュームが控えめ。また、靴下のりを使わずあえてくしゅっとさせるのも特徴です。
白のルーズソックスを制服やローファーと合わせるのが基本ですが、黒のルーズソックスと厚底靴を合わせるなど個性が光るコーデも見られます。
文化祭やディズニーランドなど友達と一緒の特別なシーンでルーズソックスを身に着けている投稿も多く、ルーズソックスは思い出づくりに活用されているアイテムともいえそうです。