【医師監修】白内障の確率はほぼ100%?!眼病を防ぐ食材とその摂取量とは
突然ですが、我々人間が「白内障」になる確率って何パーセントだかご存知ですか?
実は、なんとほぼ「100%」!
医療の進歩によって人間の平均寿命は大きく伸びましたが、「目の寿命」はそれに伴っていません。
日頃から意識してケアをしておかないと、歳を重ねた時に白内障のリスクが高くなってしまいます。
身近過ぎてあまり意識することがない、「目」の健康。
・ブルーベリーサプリを飲んでいる
・目の体操をしている
・こまめに目薬をさしている
そういった方法も大切ですが、目の健康を守るという点では不十分かも。
そこで本日は、年間約500件もの白内障手術をこなす眼科専門医監修のもと、目のエイジングケアに効果的なある栄養素についてご紹介していきたいと思います。
最終的には失明する?!白内障とは
そもそも、白内障とはどういった病気なのでしょうか。
「聞いたことはあるけど、どんなものなのか正直よく知らない」
という方も少なくないかもしれませんね。
白内障とは、目のレンズである「水晶体」が白く濁ってしまうことです。
本来は透明であるべきレンズが濁ってしまうので、
「かすむ」
「見えづらい」
「まぶしい」
といった症状になって表れます。
メガネやコンタクトの度数をいくら上げても、スッキリと見えません。
そして放置しておくと、最終的には失明することもあります。
いまだに全世界における失明原因の1位は白内障です。
80歳以上はほぼ全員が白内障?!
進行しすぎるとおそろしい白内障ですが、珍しい病気ではありません。
白内障は40歳以上から発症しやすくなり、
50代の約50%、
60代の約70%、
70代の約90%、
80代にいたっては約100%の人が白内障になると言われています。
つまり、ほぼすべての人が白内障になってしまうということです。
白内障が起こるメカニズムとは?
では、そもそもどうして歳を重ねると白内障が起こりやすくなってしまうのでしょうか?
最も大きな要因は、「酸化」です。
酸化とは、サビてしまうこと。
鉄や銅が空気に触れているとサビていってしまうのと同じように、私たちの体も時間が経つに連れサビてしまいます。
そしてこの酸化こそが、私たちのさまざまな老化現象を引き起こしている主な要因です。
お肌が老化してしまうのも、この「酸化」が大きく関わっています。
水晶体も同じ。
白内障を引き起こす主な原因が「酸化によるストレス」です。
紫外線や加齢などによって水晶体が酸化を起こすと、水晶体のたんぱく質が変性を起こします。
それによって、白く濁り硬くなってしまうのです。
白内障になると老眼の症状も強くなります。
「抗酸化」が白内障予防のキーワード
このように、酸化は白内障の大きな原因であると言えます。
白内障を予防するためには、
一にも二にも「酸化を防ぐこと」が重要です。
そのことを「抗酸化」といいます。
目の老化を完全に防ぐことは難しいとはいえ、少しでも目の酸化を防ぎたいものですよね。
では、目の抗酸化のためにはどうすればいいのでしょうか。
水晶体を酸化から防ぐのは「〇〇」
目を酸化から防ぐためには、抗酸化物質を口から摂取することが非常に重要です。
とはいえ、抗酸化物質ならなんでも良いわけではありません。
「目のための」抗酸化物質を摂る必要があるのです。
そこで登場するのが「ルテイン」。
ルテインは抗酸化物質で、水晶体の健康に関わっている物質です。
水晶体を守ることができる栄養素というのは限られているのですが、ルテインはその数少ない栄養素のひとつ。
ルテインは、加齢や紫外線、ブルーライトなどにより、水晶体に発生する「活性酸素(酸化の原因物質)」を消去する能力に優れており、水晶体を酸化から守ってくれると言われています。
そのため、白内障への効果が期待されているのです。