なぜマスク老けしてしまうの?原因と毎日できる手軽な対策をご紹介
感染症対策により、マスクは日常的なアイテムとなりました。飛沫防止のため、場所によっては会話の制限なども推奨されています。その影響として生じているのが「マスク老け」です。
実年齢よりも老け顔に見えるような気がするなら、毎日つけているマスクが原因かもしれません。そこでマスク老けが起きてしまう原因と対策についてチェックしてみましょう。
マスク老けしてしまう3つの原因
マスク老けとは、言葉の通りマスクをすることで老け顔になってしまうことをいいます。年齢や性別を問わず、マスク老けをしてしまうリスクはあるのです。
ここでは、代表的な原因を3つご紹介します。
1.表情筋が衰えている
マスク老けが生じるのは、表情筋が衰えるためです。顔の表面にマスクが密着していると、どうしても皮膚は動きづらくなってしまいます。
さらにマスクで隠れていて相手に見えないため、無表情にもなりがちです。無表情で過ごしていると次第に表情筋が衰え、ハリがなくなる原因に。
その結果として、たるみやシワが目立ち、マスク老けと感じてしまうかもしれません。
2.会話する頻度が少ない
会話する頻度が少ないのも、マスク老けを引き起こしてしまう原因です。現在も飲食店では「黙食」、銭湯では「黙浴」が推奨されていますよね。「外での会話はなるべく控えている」という方も多いでしょう。
旅行や外出も控え、誰かと会話する機会する頻度は以前よりも大幅に減っています。外見への配慮が減った人もいるかもしれません。そんな意識のゆるみも、マスク老けを引き起こす原因であると考えられています。
3.マスクによる肌トラブルが生じている
マスクの摩擦で水分が奪われているのも、マスク老けの原因です。長時間マスクをつけることで肌がダメージを受け、摩擦・ムレ・乾燥による肌トラブルが生じている人も多いでしょう。
マスクを取り外したり、会話をしたりすると摩擦が起きます。呼気によりムレが生じてしまうため、マスクのなかは雑菌が繁殖しやすい状態です。さらにマスクを外して湿気が蒸発すると、肌の水分も奪われてしまいます。結果として肌トラブルが生じてマスク老けにつながると考えられます。
手軽にできるマスク老け対策
海外ではマスクをしない国も増えてきています。しかし日本では当面のあいだマスク生活が続くと予想されます。
ここでは手軽にできるマスク老け対策についてもご紹介します。マスク老けを防ぐために、ぜひご紹介する4つの対策を実践してみましょう。
表情筋を動かす
マスク老け予防として、意識して表情筋を動かしましょう。1人暮らしでリモートワークが多く、人と話す機会が減ってしまった方は、特に意識してみてください。可能なタイミングで、顔全体の表情を動かしましょう。
・あいうえお体操……「あいうえお」に合わせて表情を大きく動かす
・あいうべ体操……「あいう」に合わせ口を大きく動かし「べ」で下を突き出す
特に口の周囲にある口輪筋は、動かさないとほうれい線の原因につながるといわれています。なるべく大きく筋肉を動かすのがおすすめです。顔の筋肉を動かすと、血流が良くなります。また顔や首などのマッサージをするのも、表情筋を鍛えるのに効果的です。
唾液のツボ押しをする
唾液のツボ押しをするのも、マスク老け対策に効果的です。
両耳の上部手前には、くぼみがあります。そのくぼみを指で10秒ほど押してから離してみてください。数回繰り返していると、唾液が分泌されるはずです。
唾液にはパロチンという成長ホルモンが含まれているため、肌の不調やドライマウスなどにも効果が期待できます。
保湿する
マスクによる摩擦や乾燥などを防ぐためには、しっかりと保湿をするのも大切です。洗顔後は、なるべく早く化粧水・乳液・美容液などを使って保湿を行いましょう。
また肌に優しい保湿タイプのマスクも販売されています。保湿タイプのマスクは、使い捨てからシルクまでバラエティーも豊富です。
立体構造のマスクを選ぶ
普段使いには立体構造のマスクを使ってみるのもおすすめです。立体構造のマスクを使うと、肌にかかる摩擦を減らせます。
さらにメイクがつきにくくなるのも、立体構造のマスクを使うメリットです。ファンデーションやグロスなどがマスクにつくのを防げます。摩擦による肌荒れがある場合は、使用するマスクの種類を見直してみましょう。
まとめ
マスク老けは、毎日きちんとケアすることによって防げる可能性があります。もしもマスク老けが気になっているのであれば、ぜひ紹介した対策を実践してみましょう。
何年もかけて少しずつ進んだマスク老けを、1〜2日のケアで解消することは難しいものです。効果が実感できるようになるまでには、時間がかかるでしょう。数日で「あまり効果が出ない」と諦めてしまうのではなく、ぜひ続けて挑戦してみてくださいね。