美肌、アンチエイジング、生活習慣病予防まで?「もち麦ごはん」の効果とは

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美肌、アンチエイジング、生活習慣病予防まで?「もち麦ごはん」の効果とは

最近はテレビや雑誌などで、「麦ごはん」が特集されることが多くなってきましたね。

 

ひと昔前まで、麦ごはんは「白米の代用」というイメージがありましたが、

時代は大きく変わりました。

 

麦ごはんには、白米にはないさまざまな栄養素が含まれていることが分かり、

ちょっとしたブームになっているんです。

 

「最近、お通じが良くない…」

「ごはんが大好きで、つい食べ過ぎてしまう…」

「お腹のポッコリが気になり始めた…」

 

そんな方には、特にオススメ。

 

麦ごはんはとっても美味しいのに、

「美肌」「ダイエット」「健康」などを叶えてくれる、素晴らしい食材。

 

本日は、そんな麦ごはんの魅力についてお話したいと思います。

麦ごはんってなに?

白米が一般的になった現代は、もしかしたら麦ごはんを食べたことがない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな方のために、まずは麦ごはんとはなにかお話ししたいと思います。

 

麦ごはんとは、その名の通り、大麦を炊いたものです。

 

完全に大麦だけで炊くこともありますが、最近は、白米に大麦を適量混ぜて炊く、という食べ方が人気のようです。

麦ごはんは、「白米の代用食」?

麦ごはんというと、

あまり良いイメージがない方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

かつて、戦時中は白米を食べたくても食べることができず、

その代わりとして、麦ごはんを食べている方も多くいました。

 

そのため、戦争を経験していた方にとっては、

 

「麦ごはんは、白米の代替品」

「白米こそが高級で上質なもの」

 

というイメージが強いかもしれません。

 

それから、長い年月が経ちました。

いまや麦ごはんには様々な健康効果・美容効果があることが分かり、

麦ごはんの価値が大きく見直されるようになってきたのです。

 

ちょっとした「麦ごはんブーム」であると言っても

過言ではありません。

 

さらに、精殻技術が大きく進歩したおかげで、

美味しい麦ごはんが食べられるようになったことも、

麦ごはんブームを促進している要因のひとつかもしれません。

麦ごはんの魅力は、プチプチの食感

麦ごはんの魅力は、なんといってもその「食感」

 

味は基本的に白いお米にそっくりなんですが、

白米よりも粘り気が少なく、食べるとプチプチとした食感があります。

 

このプチプチとした食感にハマる人が続出中で、

「とっても美味しい!」とブームになっているのです。

 

麦の大きさや加工方法によっても食感は異なるため、

自分好みの麦ごはんを探すことができます。

「小麦」ではなく「大麦」を使う理由

麦にはさまざまな種類がありますが、

大きく分けると「小麦」と「大麦」に分けられます。

 

パンやパスタに使われるのは「小麦」ですが、麦ごはんには必ず「大麦」が使われます。

 

それは、それぞれの麦の特徴に理由があります。

 

大麦には、「でんぷん」が多く含まれています。そのため、白米ととっても似ており、

炊くとお米のように美味しく仕上がるのです。

 

一方、小麦にはでんぷんがあまり含まれていません。

そのため、小麦をお米のように炊いてしまうと、パサパサでまったく美味しくないのです。

 

そういった理由で、麦ごはんにはかならず「大麦」が使用されています。

大麦には「押し麦」と「もち麦」がある

大麦には「押し麦」と「もち麦」がある

大麦には、2つの品種があります。

 

お米に「うるち米」と「もち米」があるように、麦にも、うるち性の麦と、もち性の麦があるのです。

 

そして、うるち性の麦のことを「押し麦」

もち性の麦のことを「もち麦」といいます。

 

押し麦ももち麦も、両方とも麦ごはんに使われるのですが、

次のような違いがあります。

押し麦(うるち性)

【加工方法】 外皮を取り除いたあと、蒸して、押しつぶして平たく加工 。

 

【食感】 弾力があり、ぷちぷち感が強い。

 

【栄養素】 不溶性食物繊維が豊富。

もち麦(もち性)

【加工方法】 外皮を取り除いたあと、蒸しただけ。

 

【食感】 もっちりとした食感がある。

 

【栄養素】 水溶性食物繊維が豊富。

 

このように、加工方法、食感、栄養素などの点において、

押し麦ともち麦には違いがあります。

押し麦ともち麦、どっちを選ぶべき?

そんな押し麦ともち麦、

麦ごはんにするとしたら、どっちを選ぶべきなのでしょうか。

 

まず、手軽さで言ったら「押し麦」の方がラクです。

 

押し麦ともち麦では、炊き方に違いがあります。

 

▪押し麦・・・そのまま炊くだけでOK。

▪もち麦・・・そのまま炊いてもOKだが、数時間水につけてから炊いた方がおいしい。

 

このように、押し麦は下処理なしで炊くことができますが、

もち麦は、数時間水につけた方がおいしく炊きあがります。

 

押し麦は、加工の段階で平たくつぶしてあるため、

普通に炊いただけでも水をしっかり吸水してくれます。

 

一方、もち麦は、つぶすという過程を経ていないため、やや吸水力が弱いのが特徴。

そのため、あらかじめ水につけておいた方が、よりふっくら仕上がるのです。

 

この「水に浸ける」という作業は、必ずしも必要というわけではないのですが、

もち麦をそのまま炊くとほんの少し硬めの仕上がりになります。

もち麦にはたくさんのメリットが!

そうなると、「押し麦にしようかしら。」と思ってしまいますが、

ちょっと待って!

 

そんなデメリットを差し引いても負けない魅力が、もち麦にはあるのです!

 

ここからは、

もち麦に期待できる効果・効能についてお話ししたいと思います。

もち麦の効果・効能(1)腸内環境を改善してくれる

もち麦には、水溶性食物繊維の「大麦β-グルカン」が含まれます。

 

押し麦にも大麦β-グルカンは入っているのですが、

その量はもち麦のほうがはるかに上です。

 

この大麦β-グルカンには、様々な効果が期待されています。

そのひとつが、「腸内環境の改善」です。

 

大麦β-カロテンは、腸に住んでいる善玉菌のエサになることで、腸内の環境を整えてくれるのです。

現代人は食の欧米化などに伴い、水溶性食物繊維が不足しがち。

 

そのため、「腸内細菌のエサ」が圧倒的に不足しているのです。

 

エサがなくなると腸内細菌が減少してしまい、腸の働きが悪くなってしまいます。

その結果、お肌が荒れてしまったり、お通じが悪くなったりしてしまうのです。

 

もち麦を食べることでβ-グルカンを摂取すると、

腸内環境が良くなり、「お通じの改善」「美肌効果」などの効果が期待できます。

もち麦の効果・効能(2)血糖値の上昇を抑えてくれる

もち麦最大のメリット、

それは「血糖値の上昇を抑えてくれる」という効果です。

 

もち麦に含まれる大麦β-グルカンは、糖が体内に吸収されるのを抑制するはたらきがあります。

 

そのため、白米の代わりに麦ごはんを食べることで、食後血糖値の上昇を抑える効果が期待できるのです。

 

血糖値の上昇は「肥満」「肌老化」などの一因なので、

麦ごはんに替えることで、

ダイエットやアンチエイジング効果を期待することができます。

もち麦の効果・効能(3)血中のコレステロールを低減する

それだけではありません。

もち麦には、さらなる健康効果が秘められています。

 

それは、「血中のコレステロールを減らす」ということ。

 

大麦β-グルカンは、腸内で悪玉のコレステロールと結びつき、その吸収を妨ぎます。

 

長期間にわたりもち麦の麦ごはんを食べることで、

血中のコレステロール値の低減が期待できます。

 

コレステロールは、

動脈硬化、心疾患、メタボリックシンドロームなどの原因のひとつ。

 

もち麦を食べることで、こういった生活習慣病を防ぐことができると言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は、「麦ごはん」の魅力についてご説明しました。

 

押し麦ともち麦にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、

より高い美容・健康効果を期待する方には「もち麦」がオススメ。

 

「美肌」「アンチエイジング」「ダイエット」「生活習慣病予防」

さまざまな効果が期待できるもち麦を、

ぜひ食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

<参考URL>

・Purple Eye https://tatakuro.xyz/1616.html

・はくばく http://www.hakubaku.co.jp/

・マルヤナギ - もち麦とは? https://www.maruyanagi.co.jp/mochimugi/difference/

・タマチャンショップ - タマテバコ 

https://drive.google.com/drive/folders/0AMRZ_AnRYtZPUk9PVA

・なならいふ。 https://komenana.com/motimugi-osimugi-thigai/

・大麦生活 https://www.otsuka.co.jp/oms/library/mochimugi.html

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