愛しさ増しマシ!ポリネシアンセックスのススメ

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愛しさ増しマシ!ポリネシアンセックスのススメ

4日間じっくりと触れ合って愛を高めあい、5日目でクライマックスを迎える「ポリネシアンセックス」をご存知でしょうか。耳慣れないワードかもしれませんが、かつて日本でも話題になったこともあるそうです。

 

ここでは、ポリネシアンセックスの基本的な決まりごとや、日常への上手な取り入れ方などをご紹介していきます。ポリネシアンセックスって、セックスに激しさよりも安心感を求めている年齢を重ねた世代にこそ知ってほしい、官能的な愛し方なんですよ。

ポリネシアンセックスは、時間をかけて興奮を高め合う愛し方

ポリネシアとはニュージーランドやサモアといった太平洋の南国の島々を指すエリアの名前。ポリネシアンセックスとは、そのポリネシア諸島に昔から伝わる伝統的なセックスの方法なんです。

 

4日間じっくりと愛撫を重ねて欲情を高め、5日目にお互いを求める心が盛り上がったところで挿入を迎えるという、長い時間をかけて精神的なつながりを深めることを重視しているところが特徴です。

 

セックスの分類としては「保留交渉」とも呼ばれるそうです。射精を急がない、またはあえて射精をしないこの方法は、ポリネシア諸島だけではなく世界の各地で伝わっています。

 

日本では、かつて五木寛之氏の『サイレント・ラブ』という著書で紹介され話題になったので、記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

肉体的な快楽よりも、心のつながりを大切にするこの方法は、年齢を重ねたカップルや、ストレスフルな毎日を送る人たちにオススメなんですよ。

「激しさこそ愛の証」という思い込み

瞬間的に互いを激しく求め合うセックスこそ強い快感や満足感を得られるものと、どこかで思い込んでいませんか? 

 

忙しい毎日の中でストレスを抱えたり寝不足だったりすると、セックスのお誘いを素直に受け入れられなかったりしますよね。

 

パートナーの立場を想像しても同じことで、「したいけど、疲れているから誘えない」ということもあるかもしれませんよね。

 

つまり、互いにパートナーのことを思いあっていても、「満足させなくては…」「明日のために寝ておきたい」「誘いに乗るとさらに疲れそう」などといったセックスへのプレッシャーが二人の行為を阻んでしまってるのでしょう。セックスの激しさだけでは、決して愛の強さを測ることはできないということですよね。

心のつながりを深めるポリネシアンセックスのメリット

ポリネシアンセックスには、「射精することこそセックス」という考えはありません。はじめの数日は性器に触れずにやさしいキスや愛撫を繰り返すだけので、射精をする・受け入れることへのプレッシャーは必要ありません。

 

また、長い時間をかけて愛を確かめ合えるため、パートナーからの自分を思う気持ちや精神的な充足を感じることができます。

 

通常のセックスでは一瞬しか得られなかった快感が、さまざまなタイミングで訪れるので、これまで感じたことのない深いオーガズムに満たされるそう。

 

例えば5日間のスケジュールを考える場合、平日に抱き合って心を癒しあい、週末に気持ちも肉体的にもクライマックスを迎えるという流れなら、お互いに相手を誘うハードルもぐっと下がることでしょう。

 

お互い大事に思っているけどなかなか触れ合うことのないふたりの関係に、精神的なつながりを重視するポリネシアンセックスを取り入れると、改めてお互いの愛情を確かめ合うきっかけをつかめるかもしれませんね。

HOW TO ポリネシアンセックス

HOW TO ポリネシアンセックス

そんなポリネシアンセックスの基本的な1クールは5日間。まずは5日目のクライマックスの日を決めましょう。

【STEP1  初日~4日目は前戯の期間】

初めの4日間はお互いの体を愛撫するだけ。性器への愛撫も挿入もありません。普段は触れないような意外な部分まで、1時間ほどかけてゆっくり愛し合ってください。

【STEP2 5日目、挿入の前に1時間以上かけて愛撫を】

いよいよ挿入する5日目。数時間かける前提で余裕を持っておきましょう。食欲が満たされると性欲も下がりがちなので食事は控えめにしておく方が行為に集中できるそうですよ。

 

すぐに挿入してしまうのではなく、これまでの期間に行っていたような愛撫をゆっくり1時間以上かけて行います。

 

性器への愛撫もガマンして、これまでの4日間を思いかえすような時間を過ごしてください。焦らしに焦らしたお互いのカラダはかなり感度が上がっているでしょうから、ここだけでも深い快感に達することもあるそうです。

【STEP3 いよいよ挿入。そのまま30分以上ゆっくりと抱きしめ合う】

お互いに心も体も準備が整ったら、いよいよ挿入です。ここでもまだ30分はピストン運動は控えめに。腰は使わずゆったりと抱きしめあってください。お互いの性器の温かさを感じるように、興奮を高め合います。

 

挿入してから腰を使わずにいると、男性は勃起を維持できずに萎えてしまうこともよくあることなので、そんな時はゆっくり動かすなどして回復を促しましょう。

【STEP4 射精後も、しばらくつながったままで】

挿入して30分を迎える頃、ゆっくりとしたピストン運動をはじめます。これまで積み重ねた興奮があるので、わずかな動きでも男女共に深い快感に達することができるそうです。休憩も挟みながら2人でクライマックスを迎えてください。

 

射精の後もすぐには抜かずに、しばらく余韻を感じることが良いとされています。

女性から自然に誘ってみるには

体の興奮以上に心のつながりを重視するポリネシアンセックス。女性としても、パートナーから大事にされている喜びを感じられることでしょう。

 

セックスのお誘いは男性からがセオリーと思いがちですが、女性からも流れを作ることができたらいいですよね。

 

とは言っても「ポリネシアンセックスをしたい!」といきなり迫るのはよくありません。

 

 

まずは、パートナーの体に自分からいつもよりたくさんふれてみてください、暖かいお茶をすすめてゆったりと心をほぐしたり、スマホの電源を切るなどして集中が途切れないような環境づくりも大切です。

 

そして、ふたりの雰囲気が高まって通常のセックスに進みそうな頃、「ポリネシアンセックスって知ってる~?」と話題にあげて、興味を持っていることをやんわり伝えてみてはいかがでしょうか。

ポリネシアンセックスにもデメリットが

ポリネシアンセックスにもデメリットが

いいところばかりのような気がするポリネシアンセックスですが、安易に進められないこともあります。

【1回のセックスにかける時間が多すぎる】

まず、5日間互いが同じ時間を過ごす必要があるので、忙しいふたりにはハードルが高いかもしれません。

 

それに、ポリネシアンセックスで深い快感を得たふたりは、そのあと心地よい疲労感と心の充足を感じて寝てしまうことも多いそうです。貴重な休日を、寝て過ごしてしまうことも十分にあり得ます。

 

5日の日々を重ねないと失敗だとは思わないでください。「5日間はあくまで目安」だと捉えて、数日かけてお互いの体にふれあい、パートナーへの愛を伝えることこそ大切にしてくださいね。

【男性が途中で萎えて自信をなくす原因になることも】

ポリネシアンセックスは、挿入よりもそれまでの体へのふれあいを重視しています。

 

前戯、挿入、射精のプロセスに一定の流れを持っている男性にとっては、我慢を強いられたり、挿入や射精のタイミングをつかみにくく途中で萎えてしまうことも起こり得ます。特に若い男性には難しい方法かもしれませんね。

 

男性のカラダもデリケートなので、ささいなきっかけで自信をなくしてしまいかねません。そうなりそうな時も、ポリネシアンセックスの定番ルールに捉われることなく、男性の自信を保つことを大切にしてあげてください。

【望まぬ妊娠、性感染症のリスクも】

いつも以上に興奮を感じて、すぐ挿入してしまったり、何度も射精に至ってしまうこともあるでしょう。興奮した気分が途切れることを恐れるあまり、コンドームを付け替えずに行為を続けてしまっては、望まぬ妊娠や、性感染症も引き起こすリスクもあります。

 

そもそもポリネシアンセックスはその伝統的な由来からも、コンドームを使用しないことを前提にプロセスが組まれています。

 

避妊とは相性が悪いので、パートナーとの意思疎通をとっておくことが大切ですね。

まとめ

ふたりの心の距離がさらに近づきそうなポリネシアンセックス。プロセスには色々とルールがあるので、ついついマジメに取り組んでしまいそうになりますが、セックスはあくまでふたりのためのもの。ルールにがんじがらめにならず、ひとつの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。

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