ひざの痛みには今注目の「プロテオグリカン」。気になる効果効能と正しい摂取ポイントを徹底解説

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ひざの痛みには今注目の「プロテオグリカン」。気になる効果効能と正しい摂取ポイントを徹底解説

今注目されている「プロテオグリカン」

ひざの痛みの緩和を期待できるほか、実は美容成分も含まれているんです。

 

今回は、そのプロテオグリカンの基礎知識や具体的な効果効能おすすめの摂取方法についてなど徹底解説していきたいと思います。

プロテオグリカンとは

プロテオグリカンとは

プロテオグリカンとは、人間をはじめとする動物の皮膚や軟骨に含まれている成分

プロテイン(タンパク質)とグリカン(多糖)を掛け合わせた言葉で、糖タンパク質の仲間です。

 

近年の抽出技術の向上とともに実用化が進み、関節痛の緩和効果や、美容成分としても注目が集まっています。

プロテオグリカンによって期待できる効果

プロテオグリカンによって期待できる効果

以下の通り、プロテオグリカンには、主に「関節痛の緩和」「美肌効果」の2つの効果が期待できます。

1.関節痛の緩和

プロテオグリカンは、軟骨細胞の修繕に関わっていて、関節痛の緩和を期待できます。

 

プロテオグリカンは、関節自体や関節の間にある軟骨に存在しています。

プロテオグリカンは軟骨の主成分のひとつで、水分を保持する機能が高く、軟骨に潤いを与え、摩擦や衝撃に対してのクッション機能を高めるのです。

 

関節軟骨が変形したり、摩耗したりすることで変形性関節症などのひざ関節の痛みが起こりますが、プロテオグリカンを摂取することで、関節痛の緩和や予防を期待できます。

2.美肌効果

プロテオグリカンは、細胞の成長や増殖を促し、美肌効果をも期待できます。

 

人の肌には、EGF(上皮成長因子)という上皮細胞や内皮細胞を成長させる因子があり、プロテオグリカンはこのEGFに似たはたらきをして、美肌に重要なコラーゲンやヒアルロン酸の産生を促します。

おすすめの摂取方法

おすすめの摂取方法

プロテオグリカンを取り入れる方法は、複数あります。

 

まず、サプリメントや機能性表示食品などによる経口摂取です。

以前は、プロテオグリカンは腸管から体内に吸収されにくいと考えられていましたが、ラット実験により腸管吸収が確認されるなど、さまざまな研究で経口摂取が有用とされる可能性が示されています(※1)。

 

また、プロテオグリカンの成分が配合された美容液も販売されています。

プロテオグリカンは保湿性に優れているので、美容液との相性も良いのです。

 

さらに、外部から摂取するだけでなく、運動して増やす方法もおすすめです。

ウォーキングやジョギングなどで血液量が増加すれば軟骨細胞に酸素や栄養が巡り、プロテオグリカンの生成が促進されます。

その他の摂取方法

その他の摂取方法

ひざの痛みの緩和には、実は漢方薬の摂取もおすすめです

 

漢方薬は自然に存在する植物や鉱物を由来とする生薬を組み合わせて作られていて、 一般的に西洋薬よりも副作用が少ないと言われています。

 

ひざの痛みの緩和には、鎮痛作用で急性の痛みを和らげるだけでなく、

「カラダを温めて冷えによる痛みを和らげる」

「血流をよくして栄養を届け、関節や筋肉の機能を回復する」

「水分の循環をよくしてひざの負担となる水太りやむくみを解消する」

といったはたらきのある生薬を含む漢方薬を選び、根本改善を目指します。

 

<ひざの痛みの緩和におすすめの漢方薬(※一例)>

 

▼桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

冷え症で体力があまりなく、温めると痛みが和らぐタイプの方に適しています。

関節を温め、痛みを緩和させます。

 

▼防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

色白でぽっちゃりしている、むくみやすい水太りタイプの方に適しています。

水分代謝を上げて余分な水分を排泄し、肥満に伴う関節の腫れや痛みを和らげます。

 

 

仕事や家事育児などでなかなか調べる時間や相談しに行く時間がないという方には、専門家にオンラインで個別相談ができ、その人に合った漢方を見極めて、自宅まで郵送してくれる便利なサービスも存在します。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、今注目の成分「プロテオグリカン」について解説してまいりました。

 

プロテオグリカンは人間の皮膚や軟骨に含まれている成分で、“ひざの痛みの緩和”や“美肌効果”を期待できます。

 

サプリメントなどでの経口摂取、美容液のほか、運動によってプロテオグリカンを増加させる方法もあります。

 

ツラいひざの痛みのケアに、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

【参考文献】

(※1)「プロテオグリカン研究の今」プロテオグリカンフォーラムサイト

執筆者プロフィール

執筆者プロフィール

一般社団法人日本サプリメント協会理事長

あんしん漢方監修

後藤 典子(ごとう のりこ)

 

同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。

また、YouTubeチャンネルでは健康リテラシー向上のための情報を発信している。

 

さらに、2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品ののぞましい発展を支援する活動も行っている。

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