【医師監修】エイジングケアの最前線!上級者向けレチノールコスメの使い方。『ビタミンA反応』にはご注意を

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【医師監修】エイジングケアの最前線!上級者向けレチノールコスメの使い方。『ビタミンA反応』にはご注意を

エイジングケアにはさまざまな種類がありますが、中でも近年注目を浴びているのが「レチノールコスメ」です。

 

レチノールコスメを使うことでシミやシワの改善効果が期待でき、さらに年齢を重ねることで起きる悩みも解消されることがあるのです。

 

そこで、今回の記事では美容皮膚科歴12年を誇る専門医監修のもと、レチノールコスメの使い方や注意点をご紹介してまいります。

 

レチノールコスメは正しく使うことでより良い効果が発揮されるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

レチノールとは

レチノールとは

まずは、レチノールコスメの「レチノール」がどのような成分なのかご紹介します。

 

レチノールとはビタミンAの一種です。

レチノールを肌に塗ることで抗酸化作用が発揮され、シミやシワの原因のひとつである酸化ストレスを軽減してくれる効果があります。

 

また、シワやたるみを改善する効果が認められている美容成分でもあり、ニールワン・ナイアシンアミドという成分とともにシワに効く3大成分ともいわれているのです。

 

さらに、コラーゲンの産生やヒアルロン酸の合成などを促してくれるため、肌の潤いやハリを育てる効果もあります。

 

表皮ではターンオーバーを促進し、シミの主な原因になるメラニンを排泄するのでくすみも改善してくれるのだとか。

 

このように、レチノールにはさまざまな美容効果があり、エイジングケアにうってつけな成分であるといわれています。

 

レチノールには望ましい使い方や注意点があるので、それらも把握することでより高い効果を得られるようになるでしょう。

レチノールコスメの使い方

レチノールコスメの使い方

続いて、レチノールコスメの使い方について解説していきます。

 

レチノールコスメを選ぶ際には、外の空気と触れ合わないような構造になっている商品を選ぶようにしましょう。

なぜなら、レチノールは他の成分と比べて分解されやすい不安定な物質だからです。

 

そして、レチノールコスメは蓋を開けた瞬間から劣化が始まるので、一度開けたら早めに使い切るのがおすすめ。

 

レチノールコスメは朝と夜に分けて塗ると効果的だと考えられていますが、レチノールは即効性のある成分ではないので、数か月に渡って継続して塗り続けることが重要だとされています。

レチノールコスメを使う際の注意点

レチノールコスメを使う際の注意点

レチノールコスメを使う際にはいくつか注意点があります。

(1)継続的に塗り続ける必要がある

前述のとおり、レチノールコスメは即効性のある化粧品ではないため継続的に塗り続けることが必要です。

 

効果は早い方で1週間から2週間ほどで実感しはじめ、くすみやシワであれば3ヶ月から半年で効果が分かるようになる方も多くいます。

 

そのためすぐに効果が出なくても、諦めないでレチノールコスメを使い続けるようにしましょう。

 

(2)少量から使用するのがおすすめ

レチノールコスメは安全性の高い化粧品ではありますが、肌の弱い方だと最初は少しカサついてしまったりヒリヒリしてしまったりする場合があります。

 

レチノールに肌を慣らすため、無理に使用し続けるのではなくゆっくりと成分を浸透させるようにしましょう。

 

おすすめは低濃度のレチノールクリームから始めること。

 

特にアトピー肌の人は注意しながら使用して、肌が慣れてきたら濃度を高くするのが良いでしょう。

 

また、乾燥を軽減するため保湿剤と一緒にレチノールコスメを使うことも推奨されています。

 

(3)ビタミンA反応が生じる

レチノールコスメを使う際は、ビタミンA反応にも注意が必要です。

 

ビタミンA反応とは、ビタミンAが不足している肌に急に多くのビタミンAを補給したときに起こる反応のことです。

 

肌の新陳代謝が促進され、乾燥したり皮が剥けたり、赤みやかゆみが生じたりすることがあります。

 

はじめから高い効果を狙ってレベルの高いビタミンAを使ったり、多量に使用したりすることは良くないとされています。

 

そのときの肌の状態にあわせて適切なレベルのビタミンAを用いることが大切です。

 

レチノールコスメを使っているときに肌が荒れてしまった場合は、ビタミンA反応の可能性を疑いましょう。

 

ビタミンA反応自体は毒性反応でもアレルギー反応でもないため、皮膚が徐々にビタミンAに慣れていくのにしたがって自然と治っていくことがほとんどだとされています。

 

ただし、レチノールコスメを使っていて起こる肌トラブルが全てビタミンA反応というわけではありません。

 

異なる原因で肌荒れが起こっている可能性もあるので、症状が長引く場合は皮膚科を受診するようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

いかがでしたか?

本日は美容皮膚科医監修のもと、レチノールコスメのおすすめの使い方や注意点についてお話ししてきました。

 

レチノールコスメは注意点をおさえて正しく使うことで、エイジングケアに役立つといわれています。

ぜひレチノールコスメを使い、お肌の悩みを解消してみましょう!

 

継続して使い続けることで、肌トラブルも無くなっていくことが期待されますよ。

監修医師プロフィール

監修医師プロフィール

東京ブランシェクリニック
医師 鈴木 三奈

 

[ご挨拶]

私が美容外科美容皮膚科で働きたいと思ったきっかけは小さい頃から目の下にくまがあり、化粧でも写真でも写すと目立ってしまう顔立ちにコンプレックスを感じ、美容外科で目の下のふくらみとりの施術を受けて劇的に改善しすごく嬉しかった経験あります。

そんな感動を伝えたく目指しました。

美容外科、美容皮膚科医師として大切にしていることはお悩みは皆様違いますし、求められる仕上がりも様々です。

そのため丁寧なカウンセリングを心がけ、結果にこだわっています。

美容医療によって、患者さまが前向きにいきいきと過ごせるお手伝いさせていただければと思っています。
仕事のやりがいは最大限の結果をだし満足していただいたときは非常にやりがいを感じます。
リピーターさんがついてくださると信頼していただいていることにやりがいを感じます。
これからどういう美容外科医をめざしているかと申しますと、幅広い年齢層の方に末永く通っていただける美容クリニックを目指しております。
そのために最大限満足していただき、リーズナブルな価格で施術の痛みや腫れを最小限にして、最大限に結果をだすことを目指しております。

 

[保有資格・所属学会]

日本形成外科学会正会員
日本美容外科学会美容外科専門医

 

[クリニック]

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