魚不足の方必見!!大量のオメガ3脂肪酸を含むナッツ「サチャインチナッツ」とは

美容や健康に欠かせない優秀食材として定着している、ナッツ。
当メディアをご覧になっているような美意識の高い方の中には、アーモンドやくるみなどを美容目的で毎日摂取している!という方も少なくないかもしれませんね。
しかし最近、これまでのナッツの常識をはるかに凌ぐ“新しいナッツ”が話題になっています。
その名は「サチャインチナッツ」。
美容賢者を中心に少しずつ話題になっているこのナッツ、実はアーモンドやくるみをも上回る栄養価を誇る、美のポテンシャルが詰まった食品なんです!
今回は、今ホットなスーパーフードであるサチャインチナッツにフォーカス。
栄養素やお味について徹底解説していきます。
INDEX
インカ3000年の歴史を持つ “星型の恵み”

サチャインチナッツは、南米ペルーのアマゾン熱帯雨林に自生する植物「サチャインチ(Plukenetia volubilis)」の種子。
現地ではなんと約3,000年以上も前のインカ帝国時代から、“神聖な栄養源”として親しまれてきた食品なんだとか。非常に歴史のあるナッツなんです。
見た目はユニークでかわいらしい星型が特徴。
殻に包まれたその姿から「スターシード」とも呼ばれています。
今では現地ペルーをはじめとする南米諸国で広く栽培されており、オーガニック志向やベジタリアン、ヴィーガンの人々にも支持されています。
現代人が不足している“あの栄養素”の含有量はナッツ界トップクラス!
「ナッツ類が美容や健康にいいのはもう知ってるよ」
「アーモンドやくるみと同じようなものでしょ?」
そんな声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください!
ナッツ類が全体を通して美容や健康に良いのは大前提なのですが、サチャインチナッツは他のナッツにはなかなか見られない、とある特徴があるのです。
それはなにかというと、「オメガ3脂肪酸を大量に含んでいる」ということ!
「オメガ3脂肪酸・・・?聞いたことはあるけど、正直あまり良く分からない」
という方も少なくないかもしれませんね。
このオメガ3脂肪酸がどんなものなのかを簡単にお話していきたいと思います。
オメガ3脂肪酸とは、魚などに多く含まれる脂肪酸のこと。
抗炎症作用があり、細胞レベルでの再生や修復に関与していると言われています。
一方、サラダ油・ゴマ油・大豆油;コーン油といった私たちが調理のときに良く使うオイルの多くは「オメガ6脂肪酸」が多く含まれています。
オメガ6脂肪酸はオメガ3脂肪酸の逆で、身体に炎症を引き起こすはたらきがあります。
この「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」はバランスがとても重要で、
その理想的な摂取のバランスは「1:2」であると言われています。
ところが近年、現代人の食生活において問題になっているのが、そのバランスの乱れ。
オメガ3脂肪酸の摂取が少なく、オメガ6脂肪酸の摂取が多すぎる傾向があり、1:5~1:10にもなってしまっていると言われているのです。
では、このバランスが崩れると、一体何が問題なのでしょうか?
オメガ3脂肪酸の摂取が少なく、オメガ6脂肪酸が多いと、身体はどんどん炎症体質に偏ってしまいます。
怪我をしたときのような、真っ赤に腫れるような炎症ではなく、私たちの目から見て気づかないようなレベルの「小さな炎症」が体内でじわじわと起こり続けてしまうのです。
いわゆる「慢性炎症」と呼ばれるものです。
慢性炎症は身体を少しずつ蝕み、細胞の老化を促進させたり、さまざまな病気を引き起こしやすくさせたりします。
そのため、「オメガ3脂肪酸の摂取量を増やし、オメガ6脂肪酸の摂取量を減らす」ということが現代人の健康において必要不可欠なのです。

くるみの5倍以上のオメガ3脂肪酸を含有
しかしここで問題になってくるのが「オメガ3脂肪酸の摂取の難しさ」。
オメガ3脂肪酸を多く含んでいる食品というのは実はあまり多くなく、サバ・サンマ・イワシといった魚か、アマニやエゴマ等の一部の植物性食品ぐらいしかありません。
「毎日必ずお魚を食べている」という方ならなんとか充足させることはできるかもしれませんが、そうでないとどうしてもオメガ3脂肪酸が不足し、オメガ6脂肪酸が優位になってしまうのです。
そこで大活躍なのが「サチャインチナッツ」!
サチャインチナッツはさまざまなナッツの中でもオメガ3脂肪酸の量がトップクラスで、その含有量はなんと約48g/100gという驚異的な数字!
サチャインチナッツの約半分はオメガ3脂肪酸でできていることになります。
オメガ3脂肪酸が豊富なナッツといえば「くるみ」も有名ですが、そんなくるみでさえも含有量は9g/100g。
つまり、サチャインチナッツにはくるみの5倍以上ものオメガ脂肪酸が含まれているというわけです。
なお、アーモンドやカシューナッツにはオメガ3脂肪酸ほとんど含まれていません。
サチャインチナッツがいかに優れているかがわかりますよね。
サチャインチナッツは、たったの10粒程度で一日必要なオメガ3脂肪酸をまかなうことができるというのだから驚き。
普段のおやつに取り入れることで、深刻なオメガ3脂肪酸不足を解消できる可能性があるのです。
サチャインチナッツにはオメガ3脂肪酸以外の栄養素も豊富!

サチャインチナッツの最大の特徴は「オメガ3脂肪酸を大量に含んでいる」ということですが、実はそれ以外の栄養素も豊富に含まれています。
(1) ビタミンE
ビタミンEは、抗酸化作用が強く、エイジングケアに欠かせない栄養素。
サチャインチナッツには、約17mg/100gのビタミンEが含まれています。
くるみやカシューナッツにも含まれていますが、その含有量はくるみが約0.7mg/100g、カシューナッツが約0.2mg/100gほど。
サチャインチナッツのビタミンE含有量がとても多いことが分かりますよね。
ビタミンEの含有量の高さで知られるアーモンドにはさすがに劣りますが(アーモンドは約26mg/100g)、それでも非常に多いことはたしかです。
(2) たんぱく質
サチャインチナッツには、現代人が不足しがちなたんぱく質も多く含まれます。
他のナッツのたんぱく質含有量は、アーモンドが約20g/100g、くるみが約15g/100g、カシューナッツが約18g/100gですが、サチャインチナッツはなんと約33g/100g。
ナッツ類のなかでもかなり高たんぱくであることがわかります。
たんぱく質は筋肉や肌、髪の健康に欠かせない成分であり、ベジタリアンやヴィーガンの方々にも嬉しい栄養素。
特にダイエットなどで食事制限をしている方は不足しがちと言われている栄養素なので、おやつで効率よく摂取できるのはありがたいですよね。
(3) 食物繊維
サチャインチナッツは他のナッツと同じく食物繊維も豊富に含んでおり、その含有量は約8g/100gほど。
他のナッツの食物繊維含有量を見てみると、くるみは約7g/100g、カシューナッツは約3g/100gと、サチャインチナッツと比較して同じくらいかやや少なめぐらいの含有量です。
食物繊維を積極的に摂取することで、腸内環境を整える効果や、美肌や免疫力アップをサポートする効果が期待できます。
ダイエット中のおやつにも適している4つの理由

このように、サチャインチナッツにはオメガ3脂肪酸をはじめとする様々な栄養素がぎゅっと詰まっているため、肌の老化を防ぎ、若々しく健やかな身体を作るのに役立ってくれます。
ですが、サチャインチナッツの魅力はそれだけではありません。
なんと「ダイエット中のおやつ」にも非常に適しているんです。
では、なぜサチャインチナッツがダイエット中のおやつに向いているのでしょうか?
(1)良質なたんぱく質を補給することができるから
ダイエット中に多くの人が陥ってしまう問題が「たんぱく質」不足。
ダイエットのためにカロリーを減らそうとすると、どうしてもたんぱく質は不足してしまいがち。
たんぱく質は筋肉を作るのに欠かせない栄養素なのでで、これが不足してしまうと筋肉が正常にはたらかず、「燃えにくい身体」になってしまいます。
サチャインチナッツには先ほどもご説明した通り、他のナッツと比べてもたんぱく質が非常に豊富。
たんぱく質というのは様々なアミノ酸がくっついてできたものですが、サチャインチナッツのたんぱく質はそのアミノ酸のバランスも非常に取れています。
こういった「アミノ酸のバランスの良さ」は“アミノ酸スコア”というもので表されますが、サチャインチナッツのアミノ酸スコアは “100”という高得点!
これは牛肉や豚肉などの動物性食品にも匹敵するレベルで、筋肉の維持・修復に理想的な栄養素であるといえます。
つまり簡単に言うと、非常に質の良いたんぱく質なのです。
サチャインチナッツをダイエット中のおやつとして取り入れることで、筋肉量の減少を防ぎ、燃える力をサポートしてくれます。
(2)オメガ3脂肪酸で「代謝とホルモンバランス」が整うから
前述の通り、サチャインチナッツの大きな特徴のひとつが、植物由来の中でトップクラスとも言えるオメガ3脂肪酸の含有量。
100g中に約48gも含まれており、これは一般的なナッツ類と比べて圧倒的な数字です。
そんなオメガ3脂肪酸には、脂肪燃焼を促す代謝アップ効果や、ホルモンバランスを整えるはたらきがあります。
特に女性は、生理前後のホルモン変動によって体重が増えやすくなることも。
そんなとき、オメガ3脂肪酸をしっかり摂ることで脂肪の蓄積を防ぎつつ、体内環境を整えてくれる効果が期待できるのです。
(3)食物繊維が豊富で「満腹感と腸活」に効果的
ダイエット中の天敵といえば、「空腹感」。
これをいかにコントロールできるかどうかが、成功のカギを握ると言っても過言ではありません。
サチャインチナッツは、100gあたり約8gの食物繊維を含んでおり、ナッツ類の中でも高い数値です。
特に不溶性食物繊維が豊富なため、よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、自然と食べすぎを防ぐことができます。
また、腸内環境を整える「腸活効果」も期待でき、便秘の解消や老廃物の排出、腸内フローラの改善にもつながります。
腸の調子が整えば代謝もアップし、ダイエットがスムーズに進みやすくなるだけでなく、肌の透明感やメンタル面にも嬉しい変化が期待できるのです。
(4)少量で満足感が高く「間食の質を変える」
ダイエット中にありがちなのが、低カロリーなおやつを食べていても満足感が無く、「量をたくさん食べたくなる」という現象。
たとえ低カロリーだとしても量を摂ればトータルで見たときに高カロリーになるので、本末転倒です。
その点、サチャインチナッツは香ばしくカリッとした食感と、クセのないほんのり甘い風味が特徴で、噛めば噛むほど香ばしさが広がるため、少量でも高い満足感が得られるのが魅力。
10粒前後でもしっかり噛むことで「ちゃんと食べた感」があり、無意識の間食を減らすことができます。
また、持ち運びしやすく、保存も簡単なため、外出先やオフィスでも手軽に取り入れられるおやつとして重宝します。
袋入りのスナック菓子や甘いチョコレートを常備するより、質の良い脂質とたんぱく質を含むサチャインチナッツを選ぶことで、間食そのものの「質」を高めることができるのです。
気になるサチャインチナッツのお味は?
さて、ところで気になるのが、サチャインチナッツのお味。
いくら健康や美容に良いとはいっても、不味かったら続けるのは難しいですよね。
サチャインチナッツのお味は、ピーナッツやアーモンドのような香ばしさが特徴。
噛めば噛むほどナッツィーな香りと甘みを楽しむことができます。
ローストされたものはカリカリとした歯ごたえが心地よく、少量でもしっかり満足感があります。
中には食べたときにほんのりと特徴的な青臭さを感じる方もいらっしゃいますが、「気になるほどではない」「慣れると青臭さを感じなくなった」という声も多く見られます。
大豆やアーモンドなど、素朴なナッツのお味が好きな方はサチャインチナッツも美味しく食べることができます。
注意点は「食べすぎ」と「保存方法」
いくら体に良いとはいえ、ナッツ類は脂質が高め。
美容や健康のためには、適量を守ることが大切です。
1日10〜15g程度(約10粒前後)が推奨量。
過剰摂取するとカロリーオーバーや消化不良の原因にも。
酸化しやすいので、直射日光・高温多湿を避けた密閉容器で保存します。
まとめ
アーモンドやくるみに負けない、むしろそれ以上とも言えるポテンシャルを秘めたサチャインチナッツ。
オメガ3をはじめ、ビタミンE、たんぱく質、食物繊維など、美容と健康を支える栄養素がぎゅっと詰まった、まさに“食べる美容液”と言っても過言ではありません。
「魚を食べる機会が少ない・・・」
「最近体調が優れないことが多い」
「いつまでも若々しく、美しくいたい」
サチャインチナッツはそんなお悩みに寄り添ってくれる、ありがたい食品。
美味しく食べて、身体の中からキレイ・健康を目指していきましょう♡