今年はカビが生えませんように…。ジメジメ臭をやっつける、徹底梅雨対策!
もうすぐやってくるジメジメと湿気が多い季節、梅雨。
気分や体調が優れなくなることもありますし、家の中が悲鳴をあげることもあります。
特に水回りや窓際、エアコンなどはカビが生えやすく梅雨の時期にはしっかりとした対策が必要です。
カビは見えないところで発生しやすいので、目立たないからといって放っておくと見た目だけでなく、体調にも悪影響を与えます。
今回はカビが発生してしまう原因や、カビやジメジメ臭などに効果的な梅雨対策についてご紹介していきます!
そもそもカビってなに?
なんとなく悪くて汚いイメージがあるカビ。
あまり知られていないかもしれませんが、糸状の細胞から形成されている菌類のことを指します。
ご存知の通り湿気の多い場所で特に発生しやすく、通気性の悪い住宅では特に酷く繁殖する傾向にあります。
カビが発生しやすい主な条件は”湿度70%以上の空気”、”ホコリやアカなどの汚れ”、”25〜30度の気温”の3つ。
これらが揃ってしまうと増殖に歯止めが効かなくなってしまいます。
美容や健康のために使用する加湿器が、部屋の湿度を上げカビの原因となってしまうことも。
具体的に、カビはどのような悪影響があるのでしょうか?
梅雨に酷くなる、カビや臭い
日本はそもそも湿度が高い国。
カビ云々ではなく、夏の暑い日々は気温だけでなく湿度による不快感にも悩まされますよね。
特に、気象庁の30年間平均によると日本の湿度は6月に78%、7月には80%にまで上昇するそう。
梅雨は暑くなり始め、湿度も上がる時期なので前項で紹介した”カビが発生しやすい3条件”が揃ってしまうのです。
梅雨入り前後で久々にエアコンやクーラーを稼働させ、風からカビの臭いがする場合は早急な対策が必要です。
放っておくと家に悪影響を与えるだけでなく、健康被害も出やすくなります。
梅雨の時期に体調を崩しやすい方は湿気や低気圧の影響だけでなく、カビが原因となり得ることも念頭に置いておきましょう。
身体に与える影響とは
もちろんカビは見た目にも気持ちがいいものではありませんが、「放って置いても大事には至らないでしょ?」と思っている方もいるかもしれません。
前項でお伝えした通り、残念ながらカビは身体にも不調を起こす場合があります。
例えば、久々にエアコンをつけて「カビくさいな…」と感じた時は、もうカビが胞子を空中に撒き散らしている可能性があります。
この胞子を吸い込んでしまうとアレルギーの原因となったり、アトピーを発症したりしてしまうことも。
また、湿気の溜まりやすい窓際などがカビることで家の建材が劣化し、そこからシロアリが発生してしまう場合もあります。
さらにカビはダニの餌にもなります。
カビが発生することによりダニも増殖し、皮膚などに悪影響を与えることがあるのです。
特にお子さんが居るご家庭は様々な被害から我が子を守るためにも、梅雨対策が必要不可欠となります。
家のカビやジメジメ臭と戦う!梅雨対策
ではカビやジメジメ臭を抹消するにはどうすれば良いのでしょうか?
梅雨対策の心得は、1にも2にも”湿気を溜め込まない”ことです。
具体的に、家の中でどのような対策をしていけばいいのかを確認していきましょう。
扉を解放する
特にキッチンは水場や火の気もあり、湿度の変化が激しくなっています。
シンク下はさらに湿気が溜まり易く、調味料や器具などを詰め込んで居る方は要注意。
実はお米をシンク下にしまうのもNGだそう。
他の食材も含め、シンク下にしまうと傷みやすいので避けるようにしましょう。
また、排水パイプを通した熱もこもりやすいため、シンク下の収納スペースは風通しの良い状態に保ちましょう。
こまめに扉を開き湿気を溜め込まないようにし、余計なものが収納されていないかも定期的にチェックすることが大切。
その他にも、下駄箱も特に湿気が溜まりやすいゾーンです。
玄関を開けて換気すると共に、下駄箱の扉も開け風が通るようにしておくと靴がカビ臭くなるのを防いでくれます。
湿ったものを放置しない
梅雨や夏の時期は特に、汗をかきやすいですよね。
外で汗を大量にかいたTシャツを放置したり、雨で濡れた傘を干さずに玄関先に置いたりしておくとカビや嫌な臭いの原因となります。
日々使う布団も、睡眠中に出た汗を吸い取って水分を含んでいます。
その湿った状態で押入れにしまったり、万年床を続けていると大惨事に。
傘や布団は干し、こまめに湿気を取り除きましょう。
梅雨の時期は洗濯物が干しづらくどうしても後回しになりがちですが、布団乾燥機を使って乾燥させ、ついでにダニ対策も行いましょう。
湿度が高い日の換気には気をつける
少し矛盾するようですが、雨の日や特に湿気が多い日に外の空気を取り込んでしまうと逆効果となることも。
外からだけでなく、お風呂の湿気も広がると厄介です。
長時間お風呂のドアを開放しないようにしましょう。
換気をしたい時はある程度の時間を決め、湿気を取込みすぎないことが大切です。
お風呂はできるだけ事前に水分を拭き取り、換気扇を回しつつドアは拳一個ぶんぐらいの幅を開けておくのが理想的。
ドアを開放する際は換気扇を忘れないようにしましょう。
着ていた服をすぐしまわない
特に暑い季節は、帰宅後Tシャツや下着はすぐに洗濯物カゴに入れるかと思います。
しかし、デニムやスカートはそう毎日は洗濯しませんよね。
それらの服をすぐにクローゼットにしまってはいませんか?
実は湿度の高い時期は衣類にも湿気がたまるそう。
蒸し暑い日は汗も気になりますし、想像以上に衣類自体がムシムシした状態となっています。
帰宅後がすぐに服をしまわずに、風通しの良い場所に一度干してからクローゼットにしまいましょう。
ムシムシした衣類をまた湿度の高いクローゼットに入れてしまうと、カビだけでなく虫が湧いてしまったり嫌な臭いの原因となったりします。
お気に入りの洋服を傷ませない為にも、しっかり湿気を取り除いてからしまうことを心がけたいですね。