産毛を処理するとどうなる?知っておきたいメリットや注意点
産毛は肌をうっすらと覆っている程度の控えめな存在です。
しかし、明るい照明の下で鏡を見た時など、ふとした時に気になることがあります。
「口周りの産毛がヒゲみたいに見えないかな?」
など、1度目についてしまうと、ずっと気になりますよね。
顔の産毛は気になるからといって、むやみに処理していいものではありません。
産毛処理はスキンケアの1つになる一方で、正しくケアしないと肌を傷つけてしまう恐れもあるのです。
産毛を処理したいと考えている方は、産毛処理のメリット・デメリット、処理する時の注意点を知っておきましょう。
なぜ生える?産毛の役割
お肌は「スベスベ」とか「つるん」といった言葉で表現されることが多いですが、よく見るとふさふさとした産毛が顔全体を覆っています。
顔の産毛はいったい何のために生えているのでしょうか?
実は産毛には外部の刺激から肌を守る役割があるのです。
産毛は空気中のほこりや花粉、紫外線、寒さなどから顔を守っています。産毛は「肌のバリア」です。
乾燥は紫外線と並んで、あらゆる肌トラブルの原因になりますが、産毛には乾燥を防ぐ「保湿機能」もあります。産毛が生えている場所は水分の蒸発が緩やかになるので、肌が乾燥しにくいのです。
毛穴の汚れとどう戦っていくかをスキンケアの重要課題にしている方も少なくないでしょう。
産毛は「毛穴の掃除」も手伝ってくれます。産毛は2~2ヶ月に1回の周期で生え変わります。産毛が生え変わる時に、老廃物や汚れも一緒に持って行ってくれるのです。
産毛は控えめな存在ですが、あらゆる面で肌を守ってくれています。
メリットもデメリットもある産毛処理
産毛は顔にとって大切なバリアであり、定期的に毛穴を掃除する機能も持ったありがたい存在であることがわかりました。
わきやすねに生える毛は、女性にとって間違いなく「ムダ毛」です。しかし、顔の産毛は処理していいものかどうか迷いますよね。
「顔の産毛は剃らない方がいい」という意見があるのも事実です。
顔の産毛を処理すると、どんなことが起こるのでしょうか?
産毛の処理には肌に嬉しいメリットも、注意しなければならないデメリットもあります。
これから産毛を処理してみようと考えている方は、産毛を処理するメリットとデメリットを十分理解しておきましょう。
産毛を処理するメリット
結婚式を挙げられた方はブライダルエステのことを思い返してみてください。結婚式直前のメニューに「シェービング」が含まれていた、という方も多いのではないでしょうか。
ブライダルシェービングは顔やえりあし、背中、腕、耳のふちなどの産毛を剃って肌をツルツルにするエステです。
花嫁はスポットライトの中にいることが多いので、産毛が生えていると目立ってしまうんですね。
産毛を剃る理由は単に「目立つから」だけではありません。
産毛処理には花嫁を普段の何倍も美しく見せる、とっておきのメリットがあるからです。
顔の産毛は正しく処理すると、次のような美容効果が期待できます。
肌の色が明るくなる
産毛を処理すると、肌の色がワントーン明るくなります。
日本人の産毛は一般的に頭髪と同じ「黒」です。産毛1本1本はごく細いものではありますが、たくさん生えていると少なからず肌色に影響します。
なんとなく肌がくすんでいるように感じている方は、産毛を剃ると顔がぱっと明るくなるかもしれませんよ。
化粧ノリが良くなる
顔に産毛が生えた状態でメイクするということは、ファンデーションもチークも産毛の上からのせているということです。
「ファンデーションが浮いて見える」「なんとなく粉っぽくなってしまう」などのお悩みがある方は、産毛が原因かもしれません。
産毛を処理すると、化粧が産毛にからまず肌に馴染みやすくなります。その結果、いつもより化粧ノリが良くなるのです。
化粧水や美容液が浸透しやすい
びっしりと生えた産毛は、化粧水や美容液の浸透を妨げていることがあります。
産毛を処理することで、化粧水や美容液などが産毛に邪魔されることなく肌に浸透し、スキンケアの効果が高まります。
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