健康志向の定番、ヨガで得られる効果と呼吸法

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健康志向の定番、ヨガで得られる効果と呼吸法

健康やフィットネスを目的とするエクササイズは流行っては廃れの繰り返しである事が多いのですが、ヨガは健康志向の人がライフスタイルの一部として取り入れる定番として定着しました。今なお、“美容”と“健康”の維持の為にマドンナやミランダ・カーといった多くの著名なセレブ達を魅了し、多くの健康志向の人々が実践しています。流行してから人気の衰えないヨガ。瞑想と呼吸法といった特徴にどのような効果があり、どのように作用があるのか?ヨガの人気の秘密を探ってみました。

まずはヨガについて知ろう

ヨガって聞くとまずはインド発祥である事や、身体が固い人には辛そうなイメージであったり、ハリウッドスターや著名人が“美容”や“健康維持”の為に取り入れているといったイメージが思い浮かぶのでは無いでしょうか?最近ではホットヨガや空中ヨガなど、色々な種類も出てきています。そんなエクササイズとして人気のあるヨガですが、元々は古代インド発祥の伝統的な宗教的行法。日本でも馴染み深い“座禅”も仏教に取り入れられたヨガが伝わってきたモノだという事はあまり知られてはいません。

 

ヨガを経験した事がある人は呼吸方や瞑想がとても重要なポジションを占めている事に気付いたかと思います。ヨガの本質は平静な観想と心の働きを抑制すること。呼吸を整え、瞑想する時間からは修行の名残が感じられ、座禅との関係性を少し見出す事が出来ます。勿論、エクササイズでのヨガは宗教色が省かれているのですが、修行の名残である呼吸法と瞑想の時間はヨガの大きな特徴といっても過言では無いでしょう。

ヨガについての豆知識

ヨガには長い歴史があり、その語源を知る事でヨガの本質を垣間見る事が出来ます。これからヨガを始めてみようかなと検討されている方は知っておくとよりヨガを楽しむ事が出来ると思うのでご紹介させて頂きます。

 

・ヨガの起源

ヨガの起源については正直不明な点が多いのですが、インダス文明(紀元前2500年-1800年)発祥という説が多くみられます。紀元後4-5世紀頃にヨーガ学派の教典である『ヨーガ・スートラ』が編修されていますが、インダス文明にヨガの起源を見出すには具体的証拠に欠け、成立時期を確定させる事が難しく、解明されていないというのが現状。但し、長い歴史があるのは事実であり、ヨガをしながらその長い歴史や背景に思いを馳せてみるのも良いかもしれません。

 

・ヨガの語源

ヨガの語源は「牛馬にくびきをつけて車につなぐ」という意味の動詞から派生した名詞で「結びつける」という意味があります。語源的には、奔放な牛馬に軛をかけて動きをコントロールするように、自分の感覚器官を制御し、瞑想をして集中する事で心の作用を静止し、心身を制御するという事を示唆していると考えられています。現代のフィットネスのヨガと本来のヨガの在り方は違えど、ヨガにとって心と身体の関係性がいかに重要かを理解するには十分な語源です。

ヨガの呼吸法について

先述した通り、呼吸を整え、心を落ち着かせるという事はヨガにとって、とても大切な事です。様々な呼吸法があるのですが、ヨガを行う上で主な呼吸法は鼻呼吸。鼻から息を吸って、吐いての呼吸に合わせ、ゆっくりと身体を動かし、様々なポーズをとっていきます。呼吸を調整することで、集中力やリラックス効果を高めることが出来ます。ポーズを取らなくても、目を閉じ、鼻から空気が入れ、出していくのを感じながら“深い呼吸”を行えばリラックス効果を得る事が出来ます。日常生活の中で少し心を落ち着かせたい時に行ってみても良いでしょう。但し、ヨガを行う際に鼻の調子が悪く、呼吸がしづらい状態であれば無理をせず、リラックスして行える呼吸法で良し。それでは主な鼻呼吸の仕方を少しご紹介させて頂きます。

腹式呼吸

腹式呼吸を行うにはまず、お腹と背中がぺたんこになるように鼻から息を吐きます。吐ききったら、今度はお腹を緩めて空気を入れていきます。慣れてきたら空気を吸うよりも長く吐く事を意識すると良いでしょう。腹式呼吸の感覚が上手く掴めないようであれば、お腹に手を当てながら呼吸すると空気の出入りを感じる事が出来、お腹で呼吸している感覚が掴みやすくなります。腹式呼吸は副交感神経を活発にし、気持ちを落ち着かせたり、リラックスしたいときに効果的です。

胸式呼吸

胸式呼吸はお腹がぺたんこの状態から、胸だけに空気を入れ、そのままの状態で息を吐きます。両手で肋骨を横おさえ、吸うとき肋骨が広がっていくのを感じ、吐くときには両手の指が胸の中心部に寄っていくのを感じるように呼吸すると胸式呼吸をしている感覚が掴みやすくなります。胸式呼吸は、集中力を高めたり、交感神経を活発にするのでリフレッシュしたいときに行うとよいでしょう。

腹式と胸式を同時に行う完全呼吸法

上記の2つの呼吸法を組み合わせた呼吸法は完全呼吸とも呼ばれています。まずは息を吐き切って、お腹も胸もぺたんこになったらお腹の力を抜き、お腹と胸へも息を吸い、まずはお腹から吐き、その後に胸から吐きます。吸うときも、吐くときも、お腹から胸へ。手を胸とお腹に当てて行うと空気の入っていく感覚がわかりやすく、完全呼吸が出来ているかを感じる事が出来ます。完全呼吸は副交感神経を優位にし、リラックス効果を得る事が出来ます。

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