健康志向の定番、ヨガで得られる効果と呼吸法

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心と寄り添うフィットネス

心と寄り添うフィットネス

スポーツ全体に言える事ですが、体を動かす事はストレスの予防や解消になります。ヨガの種類にもよりますが、基本的には激しい動きは少なく、呼吸を整える事でリラックス効果を得る事が出来ます。呼吸に合わせ身体をユックリ動かす事で体の内側から温まり、冷え性を改善したり、体幹を鍛える事が出来ます。最後に体を落ち着かせる為に力を抜いて瞑想する時間があるのですが、その際には呼吸を意識して無心になる事を求められます。このユックリした動きや、瞑想をする事で得る無心の時間はヨガの大きな特徴となっています。

 

色々な事がスピーディーに過ぎ去ってしまう現代社会を生きているからこそ、このユックリした動きや瞑想の時間を心地良く感じ事が出来るのかもしれません。仕事中や通勤時間だけでなく、休憩時間にも新しい情報を得ようとする事で“何も考えずに一息つく時間”というのを見出す事が難しくなってきています。実は何も考えない時間を作り、休憩するという事はとても大切な事。その時間を作る事が出来ずにいると、知ら無いうちに大きなストレスを抱えてしまう事があります。

 

ヨガの人気の理由は身体だけでなく、心のバランスを保つ事が出来るといった要素があるからでは無いでしょうか?そんなヨガにも様々なバリエーションがあるので、一部ご紹介させて頂きます。

ハタヨガ

現在の様々なヨガのベースとなっているのは、このハタヨガ。「ハ」吸う息、太陽を意味し、「タ」吐く息、月を意味しています。「姿勢」「呼吸法」をセットに行い、肉体と精神を呼吸によって繋げるヨガなのですが、19世紀後半から20世紀前半の西洋で発達した体操法などの西洋身体文化に強く影響され、宗教的な要素が省かれている為、伝統的なハタ・ヨーガとのつながりは薄く、別物と考えて良いでしょう。リラックス効果があり、難易度も高く無いので挑戦しやすい内容です。

空中ヨガ

1991年にニューヨークで誕生したハンモックを使用して行うヨガエアリアルヨガとも呼ばれています。宙に浮いて行うヨガは一見難しそうですが、大きな布に体を預ける事で体の力を抜く事が出来、床で行うヨガよりも負担を少なく行う事が出来ます。宙に浮く事で自然と全身でバランスを取るので、バランス感覚や体幹、インナーマッスルを鍛えることが出来、逆立ちなどの逆転のポーズも楽に行うことも可能です。姿勢や骨盤の修正、猫背などで下垂した内臓を正常な位置に戻し、首や背中の詰まりを改善する効果を望む事ができます。柔軟性に関わらず、楽にポーズが取る事が出来る事ので、初心者でもチャレンジしやすい内容となっています。

ビクラムヨガ

ホットヨガの元祖であるビクラムヨガはハタヨガをベースとし、温度約40℃以上・湿度約40%に保った室内環境でポーズを行うヨガです。筋肉が動かしやすい高温多湿の環境で柔軟性を引き出し、呼吸を深くし、血流をよくしてくれる効果があります。温かい環境での行うので高血圧等、体質によって合う、合わないがあるのでまずは相談してみるのが良いでしょう。

サンサルテーションヨガ

サンサルテーション(Sun Salutation)ヨガは“太陽礼拝”の意味が込められたヨガ。古くからヨガは太陽の方を向いて行う習慣があり、太陽に向かって一日の始まりを挨拶し、その恵みに感謝するといった要素を取り入れたヨガです。サンサルテーションヨガは基本的なポーズで短時間というのも大きな特徴で、朝の体操のように一日を元気に過ごすための準備が出来、関節の柔軟性が高まり、全身が活性化され、ストレス解消などの効果を期待する事ができます。朝起きてすぐ、空腹の状態で行うとより効果的です。

マタニティヨガ

マタニティヨガは妊娠中の方向けのヨガ。呼吸に合わせ大きなお腹でも気持ち良く行う事が出来、精神・肉体・呼吸を整え、心と体の安定を目指すヨガです。ヨガの呼吸法はお産の際の呼吸法とよく似ており、分娩時にも役立つと言われています。関節可動域を広げ、背中や腰など問題の起きやすい部位の痛みを軽くする効果や、骨盤の歪みが改善される為、出産後の体型改善といった効果を期待する事が出来ます。

まとめ

まとめ

ヨガは長い歴史を経て、変化し、無理なくリラックスしながら行う事が出来るフィットネスとして現代でも多くの人に愛されています。ダイエットや体幹を鍛えるだけでなく、ストレス解消やリラックス効果があるヨガ。ストレスを感じやすい社会だからこそ、身体だけでなく、心も美しく健康的である事を目指せるのはとても重要。忙しいからこそ一息ついてリラックスする習慣をライフスタイルに取り入れてみるのはいかがでしょうか?

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