妊婦だけじゃない！葉酸を摂るメリット3選
「葉酸がいいってよく聞くけど、実際にどんな効果があるのか分からない…」
「妊娠中でなくても葉酸の摂取は必要？」
このような悩みや疑問を抱えていませんか？
葉酸は、妊娠中に必要なイメージがある栄養素ですが、実はアラフォー世代にもおすすめなんです。
そこで今回は、葉酸を摂るメリットや摂取方法、おすすめのインナーケアについて解説いたします。
葉酸ってそもそも何？
葉酸とは、ビタミンB群の一種です。ビタミンB12と協力して赤血球を作るので「造血ビタミン」と呼ばれています。さらに、細胞の生産や再生を助ける働きもあります。
葉酸は健康なからだ作りに役立つので、年齢や性別を問わず必要な栄養素です。
アラフォー世代にもおすすめ！葉酸を摂るメリット3選
以下では、葉酸を摂るメリットを3つご紹介します。
美肌効果
葉酸は、細胞の生まれ変わりや回復をサポートする栄養素です。摂取することで新陳代謝が高まり、健康で美しい肌が生まれやすくなります。
貧血の予防
葉酸は、赤血球を作るために必要な赤芽球（せきがきゅう）の合成に関わっています。女性は、月経やホルモンバランスの乱れによって貧血になりやすいので、予防として葉酸を摂ることが推奨されます。
動脈硬化の予防
動脈硬化の原因のひとつである「ホモシステイン」は、葉酸やビタミンB6、ビタミンB12の働きによって別の成分に変換されます。そのため、ホモシステインの血中濃度を下げる葉酸の摂取は、動脈硬化の予防につながると考えられます。
また、ホモシステインの血液中の濃度は、加齢によって上がるといわれているので、葉酸の摂取はアラフォー世代にもおすすめです。
葉酸はどのように摂取する？
日本人の食事摂取基準（2020年版）では、葉酸の摂取推奨量は、成人で1日240μgとされています。食材やサプリメントから摂取しましょう。
葉酸が豊富な食材を摂る
葉酸が多く含まれているのは、下記のような食材です。
レバー
モロヘイヤ
ブロッコリー
ほうれん草
春菊
アスパラガス
ほかには、卵や乳製品、豆類、海藻類にも含まれています。
葉酸は、水溶性で光や熱に弱い性質があります。生のままサラダで、あるいは溶けだした栄養が摂れる汁物で食べるのがおすすめです。
サプリメントで摂る
食事で葉酸を摂ることが難しいときは、サプリメントを活用しましょう。
ただし、サプリメントで摂取する場合は過剰摂取に注意が必要です。葉酸は水溶性ビタミンなので過剰分は尿として排出されますが、亜鉛の吸収阻害をおこす可能性があるほか、ビタミンB12欠乏による神経障害の発見を遅らせる危険があります。
葉酸をサプリメントで摂取するときは、1日の摂取上限量である1,000μg（1mg）を超えないように気をつけましょう。
アラフォー世代の健康管理には漢方もおすすめ
ここまで葉酸を摂取するメリットをご紹介しましたが、健康管理には漢方薬の活用もおすすめです。
漢方薬のなかには、葉酸のように「貧血」や「疲労」「食欲不振」などの症状に効果が認められているものもあります。
日々の健康管理には、「血流改善によって脳や神経に栄養を届ける」「胃腸の働きをよくし、ビタミンや鉄の吸収を促す」「消化・吸収機能を高めて栄養を全身に届け、心とからだを元気にする」「自律神経を整え、ストレスによる疲労を減らしたり、睡眠の質を上げたりする」といった働きの生薬を含む漢方薬を選びましょう。
漢方薬は心とからだの機能低下を根本から改善し、今の症状改善だけでなく、健康でいつづけることを目的としています。
ここでは、健康管理に用いられる漢方薬を2種類紹介します。
＜健康管理におすすめの漢方薬＞
補中益気湯（ほちゅうえっきとう）：気を補うことで、疲労を回復し、気力を充実させます。元気がなく胃腸の働きが衰えて疲れやすい人におすすめです。 （※1）
四物湯（しもつとう）：血を補い、流れを整えることで、貧血、冷え性、疲労などに働きかけます。皮膚が乾燥しやすく色ツヤの悪い人におすすめです。 （※2）
漢方薬は、自分の状態や体質に合ったものを選ぶのが重要です。症状や体質に合っていない場合、効果を感じられないだけでなく、副作用が生じることもあります。
自分に合う漢方薬を見つけるには、漢方の専門家の力を借りるのがおすすめです。スマホで気軽に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもあります。
お手頃価格で自分にぴったりの漢方薬を自宅まで郵送してくれるので、ぜひ活用してみてください。
葉酸を摂取して、健康美を目指そう！
葉酸は、アラフォーの健康維持や美容に役立つ栄養素です。食事やサプリメントから意識して摂りましょう。また、健康管理には漢方薬もおすすめです。
葉酸や漢方薬で、健康的な美しさを手に入れましょう！
＜参考文献＞
（※1）くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ補中益気湯エキス顆粒（医療用）」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8542
（※2）くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ四物湯エキス顆粒（医療用）」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8921
＜この記事を書いた人＞
後藤 典子
一般社団法人日本サプリメント協会理事長
賢く選ぶ食と健康プロジェクト統括
同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。
「ヘルスデザイン」をテーマに掲げ、消費者視点に立った食や健康の執筆・取材活動を精力的に行う。
AIと専門の医療チームが連携し、オンラインでオーダーメイドの漢方薬の提案をお手頃価格で受けられる「あんしん漢方」も手掛ける。
だれもが実現できる「美しく健康な未来」のために「Medical health CH」で定期的に健康リテラシー向上のための情報を発信している。
●あんしん漢方（オンラインAI漢方）：https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21243ze0kire0009
●Medical health：https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w
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