「肌管理」系メニューを大特集!赤み、シミ、たるみなど悩み別の治療をご紹介!
「高い美容液も買って一生懸命ケアしているけど、思ったような結果が出ない…」
あなたも“スキンケアの限界”を感じてはいませんか?
そんなときは、思い切って美容医療の力を頼ってみるのもひとつの方法。
近年はさまざまな肌管理系の施術が登場しているので、あなたのお悩みを解決してくれるものがきっとあるはず。
本日は、そんな肌管理系のメニューを肌悩み別に徹底紹介!
どんな美容医療を受けるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「赤み」の肌管理治療
まずは「肌の赤み」から。
ニキビ跡、チェリースポット(老人性血管腫)、酒さなどで赤みを帯びた肌で悩んでいる…という方も多いかもしれませんね。
そんな方には、次のような選択肢があります。
Vビーム
赤みの治療としてよく知られているのが、キャンデラ社の「Vビーム」。
厚生労働省が認可している色素レーザーという種類の医療機器で、赤ら顔、ニキビ跡の赤み、老人性血管腫、ケロイドといった赤みに関する肌トラブルを治療します。
一般的なレーザーは黒い色素に反応しますが、Vビームのレーザーは赤色の色素に反応するという特徴があります。
そのため、血液中のヘモグロビン(赤血球)に反応し、血管が破壊されることで肌の赤みを治療することができます。
症状によっては保険適用となるため、比較的リーズナブルなお値段で受けることができます。
出力の強さにもよりますが、ダウンタイムには1週間程度、内出血による紫斑が出ることもあります。
ジェネシス
アメリカのキュテラ社で開発されたレーザー機器(ロングパルスYAGレーザー)が「ジェネシス」。
皮膚から1~2cmほど離して中空照射し、表皮層に作用して肌の代謝を促します。
赤ら顔に加え、毛穴・くすみ・小じわといったさまざまな肌悩みに効果的です。
コラーゲンを増やしてくれるため、肌にハリを与える効果も。
痛みやダウンタイムも少ないため、気軽に受けることができるというのが大きなメリットです。
1回で変化が分かることもありますが、マイルドな治療のため、基本的には5回以上の施術が推奨されます。
ノーリス
エリプス社の「ノーリス」は、I2PLと呼ばれる次世代のIPLを搭載した光治療器。
赤ら顔、ニキビ跡、血管腫などの肌の赤みに加えて、シミやくすみなどにも効果があります。
従来のIPLは、「近赤外線領域」の光が発振されやすいという特徴がありました。
近赤外線は熱量が多いため、シミや赤みを一気に治そうとすると近赤外線によって火傷が起こってしまうというリスクがあったのです。
そのため、IPLでの赤み治療はどうしてもマイルドにならざるを得ないという側面がありました。
しかし、ノーリスはこの近赤外線(950nm以上)の波長が大幅にカットさているため、赤みに効く波長を選択的に出すことができ、シャープな効果を期待することができます。
また、ダウンタイムがほとんどないのも大きなメリットのひとつです。
「くすみ」の肌管理治療
続いては「くすみ」の肌管理治療をご紹介します。
肌に満遍なく広がるくすみを取ってトーンアップするだけで、一気に透明感のある若見え肌に!
なお、はっきりとしたシミの治療に関しては、以前に取り上げたこちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
レーザートーニング
レーザートーニングは、QスイッチYAGレーザーという種類の機器を使って肌全体に満遍なく弱いレーザーを当て、メラニン色素を少しずつ壊していく治療です。
米国Conbio社の「メドライトC6」か、韓国ルートロニック社の「スぺクトラ」というレーザー機器が使用されるのが一般的です。
一回で劇的な効果は期待できませんが、回数を重ねるごとに少しずつくすみが抜け、トーンアップしていきます。
ダウンタイムはほとんどありませんが、出力の強さやシミの濃さによっては、一時的にシミが濃くなることがあります。
その場合、一週間程度で少しずつ元の薄さに戻ります。
ピコトーニング
ピコトーニングは、レーザートーニングよりも新しい治療法として注目されています。
肌全体に満遍なく弱いレーザーを当てるという点ではレーザートーニングといっしょですが、
レーザートーニングのパルス幅(照射時間)が「ナノ秒(10億分の1秒)」であるのに対して、ピコトーニングnパルス幅は「ピコ秒(1兆分の1秒)」です。
これにより、肌にダメージが蓄積しにくいという特徴があります。
また、メラニン色素を破壊する方法も異なります。
レーザートーニングは「熱」でメラニンを壊すのに対して、ピコトーニングでは「衝撃波」で破壊するという特徴があります。
そのため、熱による皮膚への影響が少ないうえ、メラニン色素をより細かく粉砕することができます。
ピコトーニングに使われる機器としては、サイノシュアー社の「ピコシュア」、シネロンキャンデラ社の「ピコウェイ」、キュテラ社の「エンライトン」などがあり、どの機種を使用するかによっても効果やダウンタイムが異なります。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、ルミナス社が製造しているIPL(光治療)機器の総称。
単一光線のレーザーと異なり、IPLはさまざまな波長の光を含んでいるため、シミやくすみはもちろんのこと、赤みやハリのなさといったさまざまな肌悩みに対して効果を発揮します。
IPLのパイオニアとされる「フォトフェイシャル M22」や、2020年に登場した最新機種「ステラM22」などが有名です。
ダウンタイムはほとんどありませんが、出力の強さやシミの濃さによっては、一時的にシミが濃くなることがあります。
その場合、一週間ほどで徐々に落ち着いていきます。
「肝斑」の肌管理治療
続いては、意外と厄介な「肝斑」の治療。
肝斑は一般的なシミと異なり、強い刺激を与えると余計に濃くなってしまうことがあるため、治療方法が限られます。
リバースピール
リバースピールとは、イタリアのWiQomed社が製造しているピーリング剤を用いた治療方法です。
リバースピールでは3種類のピーリング剤を肌に塗布し、肝斑を改善します。
一般的なピーリング剤は表皮角質層までしか作用しませんが、リバースピールは特殊な配合により表皮浅層・表皮深層・真皮とすべての層に浸透して肝斑を治療することができるのが特徴です。
リバースピールに使用される3段階の薬剤は以下の通り。
それぞれ作用が異なっており、3つを掛け合わせることで効果的に肝斑にアプローチすることができます。
薬剤1:トリクロロ酢酸・過酸化水素・コウジ酸
・・・過酸化水素はメラニンを酸化させて色素を分解する作用、コウジ酸は美白作用があります。トリクロロ酢酸は、これらの成分を真皮深層まで浸透させます。
薬剤2:高濃度乳酸、フィチン酸
・・・表皮中層~深層のピーリング作用があります。高濃度の乳酸を塗布することで、表皮深部のメラニンを取り除きます。フィチン酸は鉄と結合し、メラニンの生成を抑制します。
薬剤3:ヒドロキシ酸、コウジ酸、フィチン酸
・・・表皮浅層のピーリング用があります。角質を除去し、お肌のターンオーバーを正常化させます。また、薬剤1・2にも配合されているフィチン酸とコウジ酸が配合されており、表皮浅層のメラニン生成を抑制します。
一般的なピーリングは皮むけや赤みが起こりやすいですが、リバースピールは特殊な処方により、これらの症状が起こりづらいのが特徴です。
そのため、ダウンタイムはほとんどありません。
レーザートーニング
先ほどご紹介したレーザートーニングは、くすみだけでなく肝斑の治療にも使われます。
前述の通り、レーザートーニングは肌全体に弱いレーザーをあてることでトーンアップを狙う治療法のため、肝斑への刺激を与えすぎることなく、少しずつ色素を薄くしていくことが可能なのです。
シルファームX
シルファームXは、韓国のビオール社が製造する、最新のマイクロニードルRF(高周波)を搭載したマシン。
微細な針で肌に穴を開け、肌の奥に直接熱を与えます。
肝斑の根源である基底膜にピンポイントでアプローチすることができるため、一回の施術でも効果を実感できるのがポイントです。
これまでの肝斑治療は再発や悪化のリスクが高いものが多かったのですが、シルファームXはそういったリスクが低いのがメリットです。
ダウンタイムは赤みやかさぶたが数日~1週間程度出ることもありますが、ダウンタイムがないケースも少なくありません。
「シワ・たるみ」の肌管理治療
加齢によって気になる「シワ」「たるみ」が改善されると、印象はぐっと若くなります。
ここからは、そんなシワとたるみを治療できるメニューをご紹介いたします。
マッサージピール
マッサージピールは、リバースピールと同じくWiQomed社のピーリング剤です。
リバースピールは3剤を使用していましたが、マッサージピールでは1剤のみを使用して施術を行います。
薬剤の主成分は、トリクロロ酢酸・過酸化水素・コウジ酸。
これをマッサージするようにお肌に塗布することで、深部まで到達し、真皮細胞に作用することで新しいコラーゲンの生成を促します。
施術後、数週間にわたってハリが出てきます。
温かさやピリピリ感などの若干の刺激を感じることもありますが、基本的に痛みはほとんどありません。
また、ダウンタイムに関してもほとんどありません。
多少の皮むけが出る場合もありますが気にならない程度です。
ソフウェーブ
ソフウェーブは、イスラエルのソフウェーブ社が製造するフラクショナル超音波機器。
シワ・たるみの両方に効果のある、真皮の深さ1.5mmをターゲットに照射します。
ソフウェーブに特徴的なのは、「SUPERB™」と呼ばれる技術。
ハイフのような「点状」のエネルギーではなく、「円筒状」のエネルギーを肌に照射することによって、強力な引き締め効果が期待することができます。
治療直後からタイトニング効果を実感できるうえ、ダウンタイムがほとんどなく施術直後から日常生活に戻ることができるのが大きなメリットです。
ヒアルロン酸注入
シワ・たるみに対する最もシンプルでメジャーな治療法が、ヒアルロン酸注入。
加齢によってボリュームが少なくなった部位にヒアルロン酸を注入することで、シワを改善することができるのはもちろんのこと、注入の仕方によっては肌を引き上げたり、目を大きくしたり、鼻を高くすることも可能です。
施術者の腕やセンスによって仕上がりが大きく異なる治療法なので、信頼できる医師に依頼することがとても大切です。
ダウンタイムはほとんどなく、直後から効果を実感することができます。
まとめ
本日は、お悩み別の「肌管理メニュー」をご紹介しました。
気になる施術はございましたでしょうか?
本日ご紹介した肌管理メニューは、たくさんある治療法の中のごく一部。
まだまだたくさんの治療法があるため、ご自身でも調べてみてくださいね。
また、どの施術が適切かは自己判断ではなく、医師の意見を元に考えることがとても重要。
美容医療にはさまざまなリスクもあるので、受ける前にその治療法についてしっかりと理解し、慎重に選択することが大切です。
美容医療の力を賢く利用して、さらなる美しさを目指してみてくださいね。