【医師監修】ママパパさんに知ってほしい!赤ちゃんの肌トラブルと最適なスキンケア方法を徹底解説

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【医師監修】ママパパさんに知ってほしい!赤ちゃんの肌トラブルと最適なスキンケア方法を徹底解説

“赤ちゃん肌” という言葉があるほど、赤ちゃんのお肌と言えば、ふわふわでつるつる、やわらかくて気持ちがいい、そんなイメージがありますよね。

 

大人に比べて新陳代謝も活発でお手入れ不要、肌トラブルとは無縁と思われがちな赤ちゃんの肌ですが、赤ちゃんこそお肌がとってもデリケートなのです。

 

肌の水分を保つ役割をしてくれる、肌の「バリア機能」が大人に比べて未熟であり、よだれや食べこぼしを拭く等の摩擦も多いので、むしろ大人よりもトラブルが起こりやすいのです。

 

そんな赤ちゃんの肌トラブルを防ぎ、肌の状態を改善するためには毎日の適切なスキンケアが必要です。

 

筆者も長女がアレルギー体質のため子どもの肌について悩みは尽きず、スキンケアに関してはいろいろと気を遣ってきました。

 

幼い頃は蕁麻疹も湿疹もしょっちゅうでしたが、現在はツルツルの強い肌になりました。

ケアをすれば、そして年齢を重ねて皮膚のバリア機能が成熟し始めると改善も見込めます。

 

子どものお肌に痛々しいほどの湿疹が出てしまったり、赤く腫れてしまうのを見るのは親としては辛いですよね。

 

しかし、原因を知って根気よくケアしていけば、いつかは治る!という強い気持ちを持って向き合っていきましょうね。

色々な肌トラブル

色々な肌トラブル

一口に肌トラブルと言っても、種類も原因も様々です。

 

我が子の肌トラブルは一体何が原因で、解決するにはどうすればよいのかが分かると、漠然とあった不安が少し解消されるかと思いますので、一緒にチェックしていきましょう。

乳児湿疹

生後1ヶ月ごろから2~3ヶ月までみられる、顔や体に現れる湿疹です。

 

この頃の赤ちゃんの肌は、お母さんのお腹にいるときのホルモンの影響で皮膚の脂肪分が多いため湿疹ができやすくなっています。

 

よって必然的なもので、かなりの確率で発症するものなので、突然のポツポツに焦ることはありません。

適切にケアをすれば良くなることがほとんどです。

 

対処法としては、毎日の入浴で清潔にして、しっかりクリームや乳液で保湿、そして顔を拭くときは肌に優しいガーゼやオーガニック素材のタオル(拭くたびに保湿)を使用し、肌に触れるものは刺激の少ないものにすることも大切です。

 

母乳が原因なのかと思われる方もいるかもしれませんが、基本的には母乳と乳児湿疹の関係性は無いと言われていますので、母乳をやめたりする必要はありません。

 

汗疹(あせも)

赤ちゃんはとっても汗っかきです。

なぜなら小さい体に実は大人と同じ数の汗腺があり、また新陳代謝も大人より活発なので、どんどん汗をかきます。

 

気が付いたら頭が汗でびっしょり、ということはありませんか。

よって “あせも” も出来やすいので注意が必要です。

 

汗腺に汗が詰まり皮膚炎を起こした状態が、あせもです。

出来やすい箇所としては、汗をかきやすい額、首、腕、股、ウエストなどです。

 

汗をかくこと自体は汗腺を活性化させるためにもとても良いことなので、そのこと自体を防ごうとはせず、元気いっぱい運動し汗もたくさんかく。

 

そして汗をかいたらすぐに着替えをし、濡れタオルで体を拭く。

可能であれば入浴などをして清潔にし、汗をかいたままの状態にしないということが大切です。

 

他の予防策としては、日々の入浴とその後すぐの保湿です。

 

ふわふわ泡の石鹸で洗いしっかりすすぐ。

そして、入浴後はクリームや乳液でしっかり保湿をするということが大切です。

 

もし、あせもを発症してしまったときも焦らず、まずは清潔にすることと保湿を心がけましょう。

 

大抵は3日ほどで治ります。

それでも治らないときはお医者さんを相談・受診しましょう。

 

オムツかぶれ

毎日何度もおしっこやうんちをする赤ちゃん。

 

オムツを変える回数も必然的に多くなり、お尻を拭く度に赤ちゃんのお尻は摩擦を受けてしまい、バリア機能が低下した赤ちゃんのお尻がまたおしっこやうんちで汚れる、そしてお尻が乾かないうちにまたオムツで密封される…

 

様々なことが重なり赤ちゃんのお尻はかぶれやすく、お尻全体が真っ赤になってしまうこともあります。

 

対策としては、オムツを頻繁に取り換える、うんちなどお尻の汚れがひどいときはお尻を洗う(ボトル型のお尻洗いシャワーも便利)、市販のお尻拭きの成分が合わない等も考えられるときはお湯で温めたガーゼやコットンを使ってみる、またオムツを履かせる前にお尻をしっかり乾かしてあげるなどです。

 

乾燥(肌、頭皮も)

冒頭でお伝えした通り、赤ちゃんのお肌はバリア機能が未熟で摩擦も多いため乾燥を招きやすいです。

気が付いたらほっぺや口の周りがカサカサ・・・ということもあることでしょう。

 

そして、頭皮の皮も乾燥で剥けてくることがあります。

お風呂で頭を洗うときに、熱すぎないお湯で、またヘア用のシャンプーは洗浄力が強すぎてしまうので、体を洗うのと同じボディソープへの切り替えをお勧めします。

 

また、低刺激頭皮美容液というのもあるようなので、そちらを試してみるのも良いでしょう。

 

対策は「清潔を保つ」「保湿」です。

 

前述の肌トラブルの対応策がほぼこの二つとなっていますが、とにかくこれにつきます。

 

お風呂で優しく洗う、そしてやわらかいタオルで拭く、入浴後は水分が出ていきやすいので10分以内に保湿しましょう。

 

保湿剤は小児科や皮膚科で処方してもらうものか、市販のものの場合は、余計なものの入っていないもの、ベビー用の肌にやさしいものを選びましょう。

 

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