ナチュラルホルモン療法は安全?“最上級の自己投資”を徹底解説

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ナチュラルホルモン療法は安全?“最上級の自己投資”を徹底解説

40代後半から50代にかけて女性を悩ませる更年期。

今までとはホルモンの値や量が異なってくるので、ほてりや気分の落ち込みなどの症状を引き起こします。

しかしその効果的な治療法や、対策はあまり知られていないのが現状です。

そこで今回は、治療法として最近注目を浴びている「ナチュラルホルモン療法」をピックアップして、意外と知らないナチュラルホルモン療法の仕組みや効果、注意点などを紹介していきます。

ナチュラルホルモン療法とはどんな治療?

ナチュラルホルモン療法とはどんな治療?

ナチュラルホルモン療法は、簡単に言うと「低下・最適値に至らないホルモンをまとめて補充する」治療法です。

従来は不足しているホルモンのみを補充する治療方法が主流でしたが、

 

“トータルバランスを若い年齢の状態に戻す”

“心身両方の機能を向上させる”

“精神的にも元気を取り戻してもらいたい”

 

という考えをもとに生まれた治療法です。

 

ナチュラルホルモン療法は1990年代にアメリカで大きな成果を上げ、一躍注目を浴びました。

しかしその後に「乳がんに関するリスク」が発表され、一時的にブームは収束。

ここ最近再び安全性と効果が評価されるようになり、「あらゆる疾患を予防する」という意味でも医学会から高い評価を受けています。

より安心できて新しい治療分野として確立されているので、安全に治療を受けたい人におすすめですよ。

ナチュラルホルモンと合成ホルモンの違い

 ナチュラルホルモン治療・ホルモン療法というワードは聞き馴染みがある言葉です。

しかし“ナチュラル”のひとことが着くと、どんな治療法なのか分からなくなってしまう人も多いかも。

 

ここでは、ナチュラルホルモン療法と合成ホルモン療法の違いについてお伝えします。

簡単に言うとナチュラルホルモン療法は、「人間の構造式に合った天然のホルモン」

人間が持っている天然のホルモンと構造式が同一のホルモンを注入しているので、拒否反応や副作用が出にくくなるというわけです。

 

一方合成ホルモン療法は、その名の通り合成ホルモンを使用しています。

ここで使われている合成ホルモンは、ほとんどの場合体内のホルモンとは構造式が異なります。

そのため体内に入ると構造が異なるために起こる副作用や、代謝の違いが発生。

効果が弱い上に副作用が出やすいので、ナチュラルホルモン療法を選択する人が増えてきています。

ナチュラルホルモン療法に向いている人は?

ナチュラルホルモン療法に向いている人は?

「いざナチュラルホルモン療法を受けてみよう!」と思い立っても、自分がナチュラルホルモン療法の適正内に入っているのかなかなか分からないですよね。

そこでここからは、ナチュラルホルモン療法の適正がある人を紹介していきましょう。

ナチュラルホルモン療法が適用される人は以下の症状がある人です。

 

気分の落ち込みやうつ症状がある人

疲労感が顕著に出現している、やる気や活力が出ない人

更年期障害(ホットフラッシュ、ほてり、肩こり、腰痛など)、閉経前後のホルモン不足で体調変化を感じている人(ちなみに男性にも更年期は存在しています)

合成ホルモンで満足した成果が得られない・合成ホルモンの副作用でお悩みの人

性的なときめきや精力のおとろえ

骨粗しょう症の進行

皮膚のツヤ・ハリや柔軟性の低下

 

上記の症状や体調の変化がある人は、ナチュラルホルモン療法を受けられる可能性がありますよ。

ナチュラルホルモン療法を受けるまでの道のり

ナチュラルホルモン療法を受けるまでの道のり

ナチュラルホルモン療法が受けられるのは、アンチエイジングクリニックや、美容クリニックなど。

基本的に自費診療扱いなので、一般的なレディースクリニックや産婦人科では取り扱っていない場合が多いです。

 

まずは、アンチエイジングクリニックや美容クリニックを受診した際の治療の流れを例に沿って説明していきます。

 

受診した際、最初に行われるのは「副腎疲労症候群」の検査です。

というのも、更年期の諸症状と副腎疲労症候群の症状は酷似しているからです。

誤ってナチュラルホルモン療法を行ってしまうと、発がん性のある代謝物が増えてしまうというリスクが発生します。

慎重に「尿検査」「唾液検査」「血液検査(腫瘍マーカー)」といったもろもろの検査を行っていきます。

 

その後全部の検査結果が出そろい、ナチュラルホルモン療法の適正があると判断できたら早速治療の開始となります。

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