更年期のダイエットはコツがある！更年期太りの仕組みを知ろう

更年期によるイライラや不安により、太っていることに過敏になっている人がいます。

40代になって多少ぽっちゃりしただけなのに、「20代の頃に体型を戻さないと、自分はダメな人間だ」といって必要以上に焦り、過激なダイエットをして体調を崩す場合があるのが問題です。

しかし、更年期障害を改善して不安感を取り除けば、「同世代の友達達も20代の体型ではないし、自分も焦らずゆっくりダイエットをすれば良いのだ」と思えます。

ダイエットは1日・2日といった短期ではなく、長期に行うものです。

精神状態が落ち着いた方がダイエットを続けられるため、成功する確率が上がるでしょう。

更年期障害は、家族などに分かってもらえず、辛い気持ちをため込んで症状が悪化する人もいるので注意が必要です。

更年期障害にはカウンセリングが有効。

産婦人科や心療内科では、更年期障害の治療に取り組んでいます。

不安感などが強い人は気軽に相談してみてください。

また、ホルモン補充療法や漢方療法などの薬物療法が、更年期症状に効果を発揮する場合もあります。

ポテトチップス、ピザ、パスタ、うどん、ラーメン、アイス…美味しいものは糖質が多いです。

糖質の多い食べ物を一度に沢山食べると、体内の血糖値が一気に上昇し、インスリンが過剰に分泌されます。

インスリンは脂肪細胞などに影響をあたえる物質で、結果的に糖分が脂肪として蓄積されやすくなるのです。

糖質を過剰に摂取すると太るのは全年齢に当てはまることですが、特に更年期の人はホルモンの関係で太りやすいですので、糖質を減らしてタンパク質を多くとるようにします。

また、自律神経や心身の健康の為にはバランスよく食べ、必要な栄養を摂ることが大切です。

糖質をゼロにするのではなく、減らし、野菜や果物、肉・魚・大豆製品をしっかりとりましょう。

「大豆イソフラボン」はエストロゲンと同じような働きをしてくれることが分かっています。

大豆イソフラボンを多く含んでいる豆腐や納豆、豆乳、大豆バーなどを積極的に摂るように心がけると良いですね。

また、間食をどうしてもしたい人は、ゼロにする必要はありません。

例えば、ポテトチップスをやめて切り昆布や大豆を煎ったものに切り替えるなど、内容を変えましょう。

過度な絶食はカルシュウムなどが不足し、骨密度が下がる原因となったり、自律神経のバランスが乱れる原因となったりします。

更年期の女性は絶食ダイエットを避けた方が良いでしょう。

食べたり食べなかったりといった不規則な生活も更年期症状を助長させます。

規則正しい食生活を心掛けてください。

食べすぎも体調不良の原因となります。

体調不良を起こすと、精神不安が悪化しますので、食べすぎにも気を付けましょう。

睡眠不足も更年期障害や自律神経失調症によくありません。

寝る前の夜食やスマホは睡眠の質を下げ、睡眠不足を招くと言われていますので、極力減らして早めに寝ると良いですね。

睡眠が充実すると自律神経が落ち着くため、ダイエットが継続できる確率が上がります。

食生活も含め、規則正しい生活を送ることが肝心です。

加齢による変化だけでなく、家庭内不和や職場でのトラブルなど、ストレスが更年期障害の症状を助長させることが分かっています。

更年期障害が悪化すると動きたくなくなるため、ますます太ってしまう人が多いです。

なかなか職場などのストレスをすべて取り除くのは難しいですが、積極的に周囲に悩みを打ち明けるなどして、少しずつストレスの原因を解消しましょう。

また、音楽や絵画、映画鑑賞、アクセサリーやぬいぐるみ作りなど、楽しめる趣味を見つけてストレスを解消するのも大事です。

「趣味の活動をしている暇があったら、本当は家事をしないと申し訳ない…」と、罪悪感を持っていてはストレスが解消できません。

「この趣味の1時間は、更年期障害の改善、予防のための治療時間だ！」と割り切って、思い切り楽しんでくださいね。

運動は心身のストレス解消に効果的です。

しかし、運動がストレスになっては意味がありませんので、音楽に合わせて体を動かす、気持ちが良い程度の速さで散歩をする、ヨガや太極拳、ストレッチ等々、色々試してみて「これは気持ちが良くて楽しい、気分転換になる」と思える運動を見つけましょう。

また、定期的に運動をすることも大切です。

週3回、1回30分以上の運動を続けてみてくださいね。

3ヶ月続くと自信もつき、精神的にも良いとされています。