なぜ気になる?何がわかる?恋バナの鉄板ネタ「交際人数」
結婚相手に出会うまでの交際人数は?
「交際人数が結婚にどのように関係しているのか」について、ちょうど昨年11月にある調査結果が公表されていました。
それは「既婚者が結婚するまでに付き合った人数」などを問うアンケートの結果です。
調査報告は、婚約・結婚指輪の情報サイト「ufufu」が20~60代の既婚男女にアンケートを行い、1000人から得た回答をまとめたものです。(参考:https://www.engage-trend.jp/point/married/)。
とても興味深い結果が出ていますので、一緒に見ていきたいと思います。
交際3人目と結婚した人が最多
まず、「結婚した相手が何人目の交際相手だったか」を問うアンケートの結果を見ていきます。
もっとも多かったのは「3人」で、全体の21.9%でした。次いで「2人」が16.1%。「6人」と「1人」がそれぞれ14.7%と14.6%で、ほぼ同じ割合になりました。「5人」と答えた人は13.2%、「4人」は10.4%でした。
1~3人と答えた人を合わせると、全体の52.6%になります。つまり、半数以上の人が交際3人目までに結婚しているということです。
この結果は意外でしたか?それとも、予想通りでしたか?
「覚えていない」人も1割弱
気になるのは「覚えていない」という回答も、9.1%を占めていることです。これは果たして、「多すぎて覚えていない」ということなのか、「過去のことなので覚えていない」ということなのか…。想像が膨らみますね。
「30歳くらいまでに3人と交際」が平均的?
調査対象は20~60代と幅広いです。結婚した時の平均年齢も時代によって開きがあると思いますが、ある程度どの年代でも3人目と結婚した人が多いということでしょうか。
同じく昨年のデータから、初婚年齢の平均を引用しておきます。厚生労働省の統計によると、2018年の平均初婚年齢は男性が31.1歳、女性は29.4歳でした。(参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/gaikyou30.pdf)
2つのデータを合わせてみると、だいたい30歳くらいまでに3人と交際し、結婚するのが平均的であると考えられます。
交際人数は結婚後の満足度に関係する?
同じ調査には「現在の結婚生活に満足していますか?」という質問もありました。この結果を見ると、交際人数が結婚生活の満足度に影響している可能性が見えてきます。
まず「現在の結婚生活に満足しているか」については、「満足」と答えた人が34.1%、「どちらかというと満足」が47.5%で、合わせて81.6%の人がおおむね満足していることが分かりました。
「どちらかというと不満」と答えた人は11.4%、もっとも満足度が低い「不満」を選んだ人は7%に留まりました。
交際人数別に見ると、もっとも満足度が低いのは「1人目の交際相手と結婚した人」(78.1%)で、もっとも満足度が高いのは「4人目と結婚した人」(88.5%)でした。
あまり大きな差ではありませんが、初めての恋人と結婚した人よりも、4人目の相手と結婚した人の方が満足度が高くなる傾向にあるようです。
何人目と結婚しても幸せになれる?
交際人数によって結婚後の満足度に差がついたのは興味深いですよね。ちょっとドキッとするような結果です。
しかし、交際人数による満足度の差はごくわずかですから、それほど気にしなくていいのではないでしょうか。
今回引用した調査結果も、最後は「何人目と結婚しても幸せになれる」と締めくくられています。
あくまで傾向の1つとして心得ておいて、どうすれば満足度の高い結婚ができるのかを考えてみるのがいいと思います。
まとめ
交際人数と結婚の関係を探る調査が行われた背景には、やはり交際人数に興味を持つ人が多いという事実があるのだと思います。
しかし、アンケートの結果から見えてくることは、あくまで「平均」や「傾向」の話に過ぎません。
恋愛や結婚の形は十人十色ですから、同じ交際人数の人が全員、似たような恋愛をしたり、同時期に結婚したりするわけではないですよね。
独身の人は「3人と交際しないと結婚できない」「3人以上と交際したのに結婚に至らなかった」などと落ち込む必要はないです。同世代の人と比べて交際人数が少なくても、多くても、気にしすぎないようにしてください。
交際人数が少ない男性と結婚した人も、「相手は満足していないのかも」などと疑う必要はありません。
自分や相手の交際人数にとらわれすぎず、幸せな恋愛や結婚生活を楽しんでくださいね。