「レディースクリニック(婦人科)は女医がいい」はホントに正しい?医師選びのポイントやメリット・デメリットを解説

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「レディースクリニック(婦人科)は女医がいい」はホントに正しい?医師選びのポイントやメリット・デメリットを解説

レディースクリニック(婦人科)に行く時に「医師の性別」を気にしますか? 

中には「女の先生じゃなきゃ」と同性にこだわる方もいらっしゃると思います。レディースクリニックでは内診があったり生理痛や更年期の不定愁訴などを相談したりとデリケートな面に関わるので、女医の方が共感してもらえそうというイメージがあるのかもしれませんね。しかし、医師の性別にこだわることへのリスクはないのでしょうか。

今回は、レディースクリニックで女医または男性医師に診てもらう場合に想定されるメリット・デメリットに迫ってみました。

レディースクリニックで相談したいことは多岐にわたる

レディースクリニックで相談したい女性の悩みとは、妊娠・出産にまつわることや子宮・卵巣・乳房の疾患だけではありません。女性ホルモンの分泌量が歳とともに変化することによって、身体の機能も変わり、心にも影響を及ぼします。

 

初潮を迎える思春期は心もナイーブな状態なので、身体の変化など、母親にすら相談しにくいこともあるでしょう。

女性ホルモンの分泌が活発になる成熟期では、生理やおりもの、性生活、避妊・不妊に関することなど悩みは増えてくるものです。

そして、更年期にはホルモン分泌が不安定になることで心身ともに不定愁訴を抱えがちです。

閉経してからは、骨粗鬆症や頻尿という悩みも現れることがあります。

 

そんな身体や心の悩みも持った上で、仕事・家事・育児など家庭や社会での立場をいくつも抱える女性としては、できれば長きにわたって相談できる婦人科医を知っておくと安心感があります。

女医には、共感を求めている?

女医には、共感を求めている?

レディースクリニックの診察では、内診や触診でデリケートな部位を診てもらわなければならない場面があります。初めての病院では特に勇気がいることですよね。同性の医師なら恥ずかしさも和らぐのではと考えるのも無理はありません。

また、生理痛や不妊治療、更年期の鬱々とした気分の落ち込みは体験しないとわからないのではと思いますし、家庭と仕事の両立の難しさからくるストレスなども同性の方が共感を得られるように感じます。こうしたメンタル面から鑑みても、女医にメリットを感じる方の意見は頷けます。

 

ただ、同性ならではのデメリットも想定しておいた方がよさそうです。同じ女性だから「このくらい痛くないでしょ」と雑な内診をするというケースも考えられます。女性は丁寧で気配りができるという先入観から、ドライな対応をされただけで「冷たい扱いを受けた」と感じてしまうかもしれません。

 

また、女性のライフステージは刻々と変わります。医師自身の出産やパートナーの仕事の都合などで突然担当医から外れてしまうことも考えられます。同じ女性の立場が理解できるだけに、そうした面も危惧してしまうところです。

女医に期待できるメリット

同性なら、身体や心の悩みを体感しているので深く共感してもらえそう

 

内診の時の抵抗感が少なく、恥ずかしくないかも

 

女性特有の心配りや優しさがありそう

 

ハードな環境で働く女医なら、ワーキングママの苦労も分かってくれそう

 

女医は予約が取りづらそう

女医に感じてしまいそうなデメリット

内診の時に、同性なのでかえって恥ずかしくなりそう

 

同性だからこそ「たいした悩みじゃない」と冷たく扱われそう

 

女性なのに対応が冷静だと、キツく感じてしまいそう

 

医師自身の妊娠・出産などで、担当から外れてしまうかも

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