週末の寝だめで「時差ボケ」が起こる?!体内時計を整える3つの方法や睡眠の質を高める4つのアイテムを紹介
忙しい現代人にとって、十分な睡眠を確保するというのはなかなか大変なことですよね。
平日の睡眠不足をなんとか解消しようと、休日に寝だめをしている、という人も多いのではないでしょうか?
しかしこの寝だめ、海外旅行で生じる「時差ボケ」のような状態を引き起こしてしまいかねないということをご存じでしたか?
今回は、睡眠負債で時差ボケが起こってしまう原因とその対策、睡眠の質を高めるおすすめ商品などをご紹介したいと思います♡
寝だめで起こる「社会的時差ボケ」とは
日々忙しく家事や仕事に奔走していると、「なんだか睡眠が足りていない・・・」なんてことになりがち。毎日の睡眠不足は借金のように蓄積されていき、専門用語で「睡眠負債」といいます。そんな睡眠負債を解消するために多くの人が行っているであろう、「週末寝だめ」。
しかし、この寝だめこそが「社会的時差ボケ」を引き起こす主な要因なのです。
社会的時差ボケとは、社会的な生活リズムと自分自身の体内時計がズレることによって起こる不調のこと。ドイツ・ミュンヘン大学のティル・ローネンバーグ教授によって提唱された概念です。
寝だめによって、平日と週末の就寝・起床時刻に大きな差ができ、体内時計にズレが起こります。これによって、海外旅行に行っているときと同じような「時差ボケ」の状態になってしまうのです。
あなたの睡眠負債度は?睡眠負債チェック
睡眠に関わる製品およびサービスを提供するスリープテック・ブランド、エマスリープジャパンが全国の男女1,053人に行った睡眠調査*によると、「現在、睡眠に関して悩みを抱えていますか?」という質問に対して、なんと8割以上の方がなんらかの悩みを抱えていると回答しました。
「寝ているのに眠い」といった社会的時差ボケのような症状で多くの方が悩んでいるようです。
あなたも以下の項目で当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
・朝すっきり起きられない
・朝食を食べる意欲がない
・朝に排便がない
・休日に寝だめする
・午前中に眠気がある
・ベッドに入ったら5分以内に眠れる
・ベッドに入ってから30分以上眠れない
・夜中に目が覚め、そこから眠れない
・昼間の活動レベルが低下気味
チェックが多い場合、すでに時差ボケ状態になってしまっているかも?
良質な睡眠が取れていない可能性がありますので、対策を講じる必要があります。
*【調査概要】 調査エリア :全国 調査対象者 :20 歳~60 歳 男女 回収サンプル :1,053 サンプル 調査期間 :2021 年 8 月 20 日から 8 月 23 日 調査方法 :インターネット調査
体内時計を整える!社会的時差ボケにおすすめの3つの方法
時差ボケを改善するにはまず睡眠のリズムを整えることが何よりも重要。
体内時計を調整し日ごろから良質な睡眠を取るためには、以下の方法が有効です。
1. 朝は光を浴びて、夜は光を絞る
体内リズムを正常にするために役立ってくれるのが「光」。
朝に太陽の光を浴びることで体内時計が整えられるため、起きたらまずはカーテンを開けて部屋の中に光を取り込みましょう。
もちろん、休日もです。
眠いからと言って午後までカーテンを閉め切った状態だと体内時計がどんどんズレてしまうので、まずはいったん起きて朝の光を浴びることが大切です。
逆に、夜は光を抑えておやすみモードに切り替えましょう。
夕方以降、特に深夜に強い光を浴びてしまうと大幅に体内時計が狂ってしまいかねないので、できるだけ光の量を抑えることがおすすめです。
2.昼過ぎ15~20分程昼寝をする
時差ボケ状態で日中に眠気を感じる場合は、いっそ少しお昼寝をするのもおすすめ。
ただし、長時間の昼寝ではなく「15~20分程度」というところがポイントです。
おすすめの方法は、昼寝する前にコーヒーなどのカフェインを摂取すること。
カフェインの脳を覚醒させる効果は摂取後20~30分経ってからあらわれ始めるので、眠りすぎを防いで、起きた後に脳が働きやすくなります。
3.睡眠の質を高めるグッズをうまく活用する
睡眠の質がなかなか良くならないという場合は、睡眠の質を高めてくれるアイテムを活用するというのもひとつの手。体の内外から睡眠にアプローチしてくれる商品を活用することで、より満足度の高い睡眠を得ることができるようになります。