自宅にいたまま処方薬を受け取れる?!忙しいパパ・ママ必見!「オンライン服薬指導」が話題に

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自宅にいたまま処方薬を受け取れる?!忙しいパパ・ママ必見!「オンライン服薬指導」が話題に

パパ・ママにとって意外と時間を取られるのが「子供の体調不良」。

 

ただでさえ家事や仕事で忙しい中、子供が体調を崩してしまうのはちょっとした事件。

病院に行って診察を受けて、お薬をもらって…という時間を確保するのは、なかなか大変です。

 

特にコロナ禍になってからは、家事が増えたと感じている家庭も多く、子供の体調不良における負担が大きくなっています。

 

そんなパパ・ママに朗報が。

 

2022年4月1日より、自宅にいながらお薬の受け取りまでが完結する「オンライン診療&オンライン服薬指導」の規制が緩和されたんです!

 

今回はこのニュースについて、詳しくご紹介したいと思います。

コロナ禍で「子供の体調不良」の負担が大きくなってる

忙しいパパ・ママにとって大変な「子供の体調不良」

全国の都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社が実施した、子供と同居し、かつ本人または同居する家族が通院している(直近1年で3回以上)全国の20~49歳の男女652名を対象にした「パパ・ママの家事・育児の悩みと通院・処方薬に関する調査」*によると、興味深いデータが。

 

「発生すると使える時間への影響が大きいと思うものは?」という質問への回答として「子供の体調不良」と答えた人の割合が、新型コロナウイルス流行前は41.0%だったところ、流行後では54.6%にまで増えたのです。

 

そう回答したのは特に女性が多く、男性が45.8%だったのに対し、女性は63.1%となっています。

 

病院や調剤薬局へ行く際に心配な感染リスク

子供が体調不良になってしまった場合、病院へ行かなければいけないという「時間的」な大変さもありますが、パパ・ママが困ってしまうことがもうひとつあります。

 

それは、「感染リスク」

 

調査では、「病院や調剤薬局へ行く際に困ることは?」という質問に対して最も多かった回答が「新型コロナウイルス感染症などの感染リスク(61.7%)」。続いて「待ち時間が長いこと(51.7%)」が2位でした。

 

できるだけお子さんを危険な目に晒したくない、と思う親御さんが多いことがわかりますね。

 

自宅にいたまま「オンライン服薬指導」が受けられるってホント?

自宅にいたまま「オンライン服薬指導」が受けられるってホント?

「オンライン服薬指導」とは

そんなパパ・ママにぜひ知っていただきたいのが、「オンライン服薬指導」。

 

本来、お薬をもらうためには、まずは病院やクリニックで医師に診察を受けた上で処方箋を発行してもらい、それを薬局に持っていきます。

 

薬局では薬剤師さんが処方箋監査(処方箋に誤りが無いかを確認)し、調剤、薬剤鑑査(調剤した薬に誤りが無いか確認)を行い、患者さんに服薬指導を行った上でようやくお薬を渡すことができます。

 

とはいえ、忙しいパパ・ママにとってはこの一連の時間を確保するのが難しかったり、やはり新型コロナウイルス感染のリスクに対する不安もありますよね。

 

オンライン服薬指導なら、スマホやパソコンのビデオ通話を使って薬剤師さんから服薬指導を受けることができなんとお薬も配送業者に配達してもらうことができるのです!

 

もちろんお子さんに限ったことではなく、大人でもこのシステムを使うことができます。

 

オンライン服薬指導の流れ

家にいながらお薬が届くなんて、かなり便利ですよね。

ここからはオンライン服薬指導の流れについて具体的にお話ししていきます。

 

患者さんの症状が安定していて「あまり病院に行きたくないけどお薬が無くなりそう…」というとき、医師から許可をもらいオンライン診療をしてもらうことができます。

(対応していない病院・クリニックもあるので、問い合わせてみましょう。)

 

オンライン診療を受診後、医師に希望の薬局を伝えると医療機関から薬局にFAXで処方箋が送信されます。

 

薬局はFAXでもらった処方箋をもとに調剤を行い、患者さんとオンラインで服薬指導を行います。

病状や、現在飲んでいるお薬と飲み合わせは悪くないか、お薬を使用していて体調の変化はないかなどが確認できたら、患者さんのご自宅に処方されたお薬が配送される、というシステムです。

 

これによって、外に一歩も出ることなく処方薬を受け取ることができるのです。

 

背景にはオンライン診療の規制緩和があった!

でも、一体いつからこのようなシステムが生まれたのでしょうか。

背景にあったのは、新型コロナウイルスによるオンライン診療の規制緩和です。

 

2020年3月以前は、オンライン診療は「特定の疾患」に対して「再診」の場合に限り受けられるものでした。

 

しかし、新型コロナウイルスが流行したことで特例措置として「どのような疾患」でも「初診・再診問わず」、オンライン診療を受けられるようになったのです。

 

これは「新型コロナウイルス流行期間中のみ」の措置の予定でしたが、2022年4月より恒常的に利用することが可能となりました。

これに伴い、オンライン服薬指導が新たなお薬の受け取り方として利用しやすくなります。

 

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