【医師監修】紫外線に負けるな!オンナの天敵、シミを徹底的に防ぐ美白対策とは

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【医師監修】紫外線に負けるな!オンナの天敵、シミを徹底的に防ぐ美白対策とは

色白の綺麗な肌、憧れますよね…。

 

テレビを見ていても、女優さんの透き通るような白い肌に惚れ惚れしながら、でもここまで綺麗な肌を保つにはたゆまぬ努力と膨大な費用が必要なんだろうな…と自分の肌はきっとこうはなれない、と諦めてしまいがちですよね。

 

もちろん女優さんのような肌になるには相当なプロのケアが必要にはなってしまいますが、セルフケアでもシミの予防や対処、美白ケアが可能です!

 

自分でできるシミ・美白ケアで、紫外線から肌を守って、白肌を手に入れましょう。

シミのできるメカニズム/「メラニン」って悪者なの?

シミのできるメカニズム/「メラニン」って悪者なの?

まずは、今も昔も女性を悩ませ続けているであろう忌まわしい「シミ」、どのようなメカニズムでできてきてしまうのでしょうか。

 

人の肌というのは、肌表面から0.2mほどの表皮、そしてその下に1.8mの真皮に分かれています。

また、表皮の最下層にある「基底層」という部分で日々新しい細胞が生み出され、押し出された細胞は垢として剥がれ落ちることで、肌表面を整えていくという仕組みになっています。

 

この繰り返しこそ、みなさんご存知「ターンオーバー(新陳代謝)」です。

 

シミの原因であるメラニンは、この基底層にあるメラノサイトという細胞が生成しています。

通常の状態であればこのメラニンはターンオーバーによって垢と一緒に剥がれ落ちるので、肌にとどまることはありません。

 

メラニンはシミの原因であることは間違いないので、悪者扱いされてしまいがちです。

しかし、メラニンは実は「天然の日焼け止め」と呼ばれるほど、肌を守るために働いてくれている細胞なのです。

 

日焼けによって受けた紫外線ダメージを、肌の内部に入れないようにするために、メラノサイトがメラニンを生成することで防いでくれるというものなのです。

 

もしこの働きがなくなってしまうと、体の内部に直接紫外線ダメージを受けてしまい、深いシワ、たるみの原因にもなり、もしかしたら皮膚ガンになってしまうかもしれないというほどのダメージになってしまうのです。

 

しかし、かといってメラニンが何も悪さをしない完全な正義の味方かというとそういうわけでもありません。

 

どんなに心の優しい正義の味方も、あまりにも悪者が多すぎると退治しきれません。

 

また、元気がなかったら退治する力も湧いて来なくて、もしかしたら悪者にやられてそのまま倒れてしまうかもしれません。

 

顔のシミは、まさにその状況なのです。

 

過剰かつ長年の紫外線によるダメージが蓄積するとメラノサイトが異常に活性化して、メラニンの過剰生成が起こってしまった状態であったり、また、肌の老化やさまざまな原因(表皮や真皮の細胞の機能異常、新陳代謝の乱れや低下など)によってターンオーバーの働きが乱れたり、衰えたりすることにより、メラニンを老廃物として体の外に出す力が衰え、肌に留まり続けてしまったものが、いわゆる「シミ」となってしまうのです。

 

すなわち、メラニンの産生と排出のバランスが崩れて、過剰に作られたメラニンが表皮に滞留するとシミ(メラニンの蓄積)となります。

しみの原因を詳しく知ろう!

しみの原因を詳しく知ろう!

前述のようなメカニズムでできてしまう「シミ」ですが、その詳しい原因を探ってみましょう!

①メラニンの過剰生成、「光老化」も。

前述のとおりで、紫外線を多量に浴びてしまったときに、メラノサイトが過剰にメラニンを生成してしまい、ターンオーバーの働きではメラニンを排出しきれず表皮に滞留・沈着してしまうということが、シミの原因です。

 

紫外線により肌が刺激を受けると、活性酸素が発生し、炎症が起こり、表皮細胞から「メラニンをつくれ」という情報伝達物質が発生する→メラノサイトが活性化し、メラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)が産生される→メラニンが産生される→ターンオーバーでメラニンが排出されるという過程をとります。

 

通常の日焼けはターンオーバーによって押し出され、元の肌色に戻りますが、 持続的な紫外線の影響でメラニンが過剰に作り続けられるようになったり、 加齢の影響でターンオーバーも乱れるため、メラニンが蓄積してシミになってしまいます。

 

また、「光老化」という言葉をご存知でしょうか?

 

太陽光を浴びすぎてしまうことにより肌に現れる老徴のことを「光老化」といい、肌のハリが無くなり、シミ、シワ、たるみ、色のくすみ、最終的には皮膚ガンも引き起こす原因となり、加齢による老化とはまた異なるものです。

 

太陽光を無防備に浴びすぎることに対して警鐘を鳴らす言葉として、昨今注目を集めています。

 

日光は健康のためにある程度浴びることは良いことですが、多量に浴びることはシミの原因になるだけではなく肌質全体の老化に繋がってしまうので、日常的に多量に浴びている方は注意が必要です。

 

➁加齢・乾燥

加齢により肌のバリア機能が少しずつ失われてしまい、乾燥肌となってしまうこともシミの原因の一つになると言われています。

 

乾燥によるバリア機能の低下は肌への刺激を受けやすい状態であり、また肌の炎症が起こりやすい状態でもあり、それによりメラノサイトが刺激されやすくなり、メラニンを多く生成してしまうのです。

 

また、加齢により肌のターンオーバーの働きが鈍くなってしまうということも、メラニンが滞留してしまいシミとして残ってしまう原因になります。

 

③摩擦による刺激

過剰な摩擦もまたメラノサイトを刺激してしまい、メラニンを作り出す原因となってしまいます。

 

洗顔時のゴシゴシ洗いや頻回な化粧水や美容液の皮膚への擦り込みによる摩擦は厳禁です。

 

最近ではマスクを着用する機会が多く、マスク着脱時の摩擦もシミの原因となり得ます。

 

④ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れも、肌の免疫機能を低下させてしまうのでシミの原因となってしまいます。

 

女性の体調はエストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスによって大きく左右されると言われています。

 

生理前から排卵までの低温期は、エストロゲンが多く分泌され、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの排出を促すため、肌がツルツルに保たれますが、排卵から生理までの高温期は、逆にプロゲステロンが多く分泌され、肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌し、ニキビなどの肌トラブルを抱えやすくなり、またメラニンを増やして肌を守ろうとする働きも強まるので、この高温期はシミができやすくなる時期だと言われています。

 

一方、シミの一種である肝斑(かんぱん)ではエストロゲンの関与が認められています。

 

肝斑は、妊娠や出産、月経周期が乱れる閉経前といったタイミングで形成されるため、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンのバランスが関係していると考えられています。

 

また、経口避妊薬(ピル)を服用している方は、服用していない方に比べて肝斑が出やすいこともわかっています。

 

肝斑のもとになるメラニンを作り出すメラノサイトにはエストロゲン受容体があり、エストロゲンによってメラニンが増えることは研究によって明らかとなっています。

 

プロゲステロンの分泌量が増える妊娠初期、後期にも肝斑が多く形成されるため、ふたつの女性ホルモンのバランス、特にエストロゲンの分泌量の変化が肝斑の形成に深く関与しているといえます。

 

女性ホルモンがシミの形成に関与していることは確かですが、詳細は未だ不明な点も多い状況です。

 

また、睡眠不足によってもエストロゲンが減少してしまい肌をツルツルに保つ機能が失われてしまうと言われています。

 

睡眠については何時間寝たかよりも、ゴールデンタイムと言われる「入眠からの3時間」に深く眠ることが鍵になります。

 

なぜなら、メラトニンという熟睡効果のあるホルモンはゴールデンタイムに分泌され、これがメラニンの製造もとであるメラノサイトの働きを抑制するからです。

 

メラトニンには強力な抗酸化作用もあり、これを成分とするサプリメントで肝斑が改善した研究報告もあります。

 

睡眠不足が表皮のターンオーバーの乱れを引き起こすことを忘れないでいましょう。

 

⑤喫煙などで発生する活性酸素による老化

「活性酸素」という言葉、聞いたことはあるけどよくは知らない、という方が多いのではないでしょうか。

 

実はタバコによる最大のリスクはガンになることではなく、「活性酸素」を大量に発生させてしまうことで体を錆付かせてしまうことだと言われているくらい、体にとって悪影響を与えるものとして最近注目を集めています。

 

活性酸素は本来人間は誰しも発生させるものなので、それを分解するメカニズムも人の体はもともと備わっているのですが、分解できないくらいに活性酸素を発生させてしまう場合もあります。

 

肥満、ストレス、高血圧、高血糖などさまざまな要因がありますが、その最たるものが喫煙だと言われています。

 

活性酸素が体内でさまざまな悪さを働きます。

 

そのことを「酸化ストレス」といい、その酸化ストレスによって臓器のみならず、血管、肌細胞、脳神経全てを錆びつかせてしまうと言われているのです。

 

シミ、たるみという肌のトラブルはもちろん、身体中の様々な不調の原因となってしまうのですね。

 

喫煙をしていないから大丈夫と安心もしていられません!

 

大気汚染、激しい運動、肥満、過度な飲酒などでも活性酸素は大量発生してしまいます。

なにかしら条件が当てはまる人は注意が必要です。

 

⑥ストレス

精神的要因を含む様々なストレスによるホルモン変化でメラニン産生が促されると考えられています。

 

ストレス状態では脳からある種のホルモン(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が多く分泌されるが、このホルモンにはメラニン産生を促す働きがあります。

 

⑦糖化

糖化は、タンパク質が体内にある余分な糖分と結びついて体の細胞を劣化させる現象です。

 

糖化は別名で「体のコゲ」ともいわれます。

 

糖化によって肌のくすみやシミ、さらにはたるみやシワの原因ともなり得ます。

 

糖化した表皮の細胞ではメラノサイトにおけるメラニン産生を亢進させる情報伝達物質が増えていることが研究により明らかになっています。

 

紫外線や喫煙などによる活性酸素の増加によっても糖化が進行するので要注意です。

 

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