子供の進学に向けて親ができること~小学校入学から大学受験まで~
子供は6歳から社会に出る時まで、人生の多くの時間を学校で過ごします。どの学校に進学し、どのような環境で何を学ぶかは、子供の人格形成やその後の人生に大きく影響するものです。子供の進路決定は親にとっても一大事ですよね。子供が「進学」という新たなステージを迎える時、親には何ができるのでしょうか?小学校入学から大学まで、それぞれの場面で親が最低限考えるべきことをご紹介します。
小学校選び
いよいよ義務教育の始まりです。「大きくなったなぁ」と思っても、お子さんはまだ6歳。進学する小学校は保護者が決めることになります。
小学校を選ぶ時、親が考えるべきポイントは大きく2つ。「通学に無理はないか」そして「公立か私立か」ということです。
通学に無理はないか
小学校は多くの子供にとって、初めて自分の足で通う場所です。特に「安全に通えるか」「時間や体力の面で無理はないか」ということを考える必要がありますね。
公立の場合は「校区」が存在するので、ある程度距離が絞られます。自宅がどの学区に含まれているのかを把握しておきましょう。「校区の一番端でとても遠い」「事故の多い道を横断しなければ通えない」など心配な点があれば、引越しや小学校受験も視野に入れる必要があります。試しに通学路を歩いてみてください。いろんなことが見えてくると思います。
進学する小学校が決まったら、お子さんと一緒に通学路を歩いて安全確認をするのも忘れずに。
地元の公立小学校へ
小学校は地元の公立へ、とお考えの方は「考えるべきことなんてないのでは」と思われるかもしれませんが、お子さんの小学校入学に向けて転居されるご家庭もたくさんあります。自宅が校区に含まれている小学校の評判や校風は知っていますか?
公立であっても学校によって学力の差はありますし、中には荒れている学校も存在するのです。近所のご家庭から話を聞いたり、通学や学校行事の様子を見たりしてしっかり情報収集してください。
私立を受験する
公立小学校との大きな違いは「入学試験」と「学費」でしょうか。
入学試験の内容は学校によりますが、筆記試験や運動テストなどお子さん自身の能力を見る試験のほかに、親が参加する保護者面接を実施している学校がほとんど。早くから情報を集め、対策しておきましょう。
小学校の場合、公立と私立の学費は約5倍の差があると言われています。学費はこの先の進路決定でも、親が直面する問題の1つです。常に先を見据えて計画的に蓄えておきましょう。親の経済的な理由で子供が希望の進路に進めない、ということは、極力ないようにしたいものです。
最終更新日: