2022年の春節はいつ?そもそも春節(旧正月)とは?各国の春節の過ごし方や食べ物、風習などを紹介

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2022年の春節はいつ?そもそも春節(旧正月)とは?各国の春節の過ごし方や食べ物、風習などを紹介

「春節」と聞いてみなさんは、どのようなイメージを思い浮かべますか?一番に思い浮かぶのは、中国や赤色、爆竹や提灯、龍や旧正月といったものでしょうか。中国のイメージが強い春節ですが、実は中国だけでなく、韓国やマレーシア、ベトナムといったアジア諸国でも祝われます。しかし日本では特に祝わないのが一般的です。お茶や漢字など中国の文化や影響を受けていた日本がなぜ春節を祝わないのか、その理由とともに、各国の春節の過ごし方をご紹介します。

春節とは?

「春節」とは、中国・中華圏における旧暦の正月のことで、秋にある「国慶節」と並んで、華人にとって最も伝統的で大切な祝日といえます。時期はその年によってさまざまですが、1月下旬頃から2月上旬頃にかけての大型連休となっています。

 

もともと中国では家族で祝う期間とされていた春節ですが、近年ではこの期間に1週間ほどの連休を取って国内旅行や海外旅行をする人も増えてきています。

日本が春節を祝わない理由は?

中国のイメージが強い春節ですが、実は韓国ベトナムマレーシアタイシンガポールインドネシアなどのアジア諸国でも春節をお祝いする習慣があります。これらの国では「新年は春節から始まる」とされていますが、日本では春節をお祝いしない地域がほとんどです。

 

昔、中国文明の影響を受けてきたにも関わらずなぜ日本では春節を祝わないのでしょうか。理由ははっきりしていませんが、きっかけは明治政府が太陽太陰暦を廃止したことだとされています。

 

日本でも江戸時代までは春節の考えの基となる太陰太陽暦を使っていたものの、明治政府が太陰太陽暦を廃止し、以後太陽暦を使用するように決めました。これにより、日本でのお正月は西暦に合わせられ、時間が経過するとともにその考えが浸透していきました。

2022年の春節はいつ?

春節は、中国の旧暦に基づいて決まるものなので、毎年この日と決まっている訳ではありません。実際に、2021年の春節は2月12日(金)でしたが、2022年の春節は2月1日(火)で、1月31日(月)から2月6日(日)までが春節休みの期間となります。

中国の春節の祝い方

中国の春節の祝い方

日本ではあまり馴染みのない春節ですが、春節という考え方の基である中国ではこの日(期間)はどのように過ごすのでしょうか。ここでは、春節にやることや食べるもの、慣習としてやっていいこととやってはいけないことなどについて具体的にご紹介します。

春節にやること

中国では最も盛り上がる時期といっても過言ではない春節。飾りつけをしたり爆竹を鳴らしたりと、春節を盛大に祝います

春節の飾りつけ

春節は新年を迎える大切な日なので、数日前から準備を始めます。春節のメインカラーでおめでたい色とされている「赤」の飾りつけを家や建物、道路につけます。縁起の良い物を飾って新年を迎える準備をするのです。

爆竹を鳴らす

新年が明けたら、中国では多くの爆竹に火をつけて盛大に鳴らし、花火をみながら新年を迎えます。もともと爆竹を鳴らすのには、魔除けの意味が込められているので、良い新年を迎えるためにはとても重要なイベントです。日本の除夜の鐘のような意味合いといえるでしょう。

「除夕」を家族と一緒に祝う

「除夕」とは除夜のことです。大晦日には、離れて暮らしていた家族も全員集まって1つの食卓を囲んでご飯を食べます。この夕食は「団欒飯」と呼ばれており、1年のうちで1番大切な食事とされています。

「紅包」をもらう

「紅包」とは、日本でいうところのお年玉です。中国でも同じように大人が子供にお年玉を配ります。上記でもご紹介したように、中国では赤色が縁起の良い色なので、お年玉の袋に使われるのは赤い入れ物です。

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