「え、ここでも?!」特殊な場所で開催されるヨガの実態

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「え、ここでも?!」特殊な場所で開催されるヨガの実態

「ヨガ」といえば、フィットネスジムやスタジオなどで行うのが相場ですが、最近では”場所を選ばないヨガ”が話題となっています。

 

例えば、砂浜で行うヨガは、「Beach Yoga(ビーチヨガ)」と呼ばれ、沖縄や湘南などで行われています。

波の音に耳を傾け、海の香りを肺いっぱいに吸い込んで、太陽の光を浴びながら、ゆったりとした時を過ごします。

 

外の空気やその土地ならではの雰囲気を感じながらのヨガは、体にも心にも安らぎを与えてくれるということで人気を集めています。

 

今回はそんなヨガの歴史と共に、特殊な場所で行われている現代のヨガをご紹介していきたいと思います!

そもそも「ヨガ(YOGA)」とは…?

そもそも「ヨガ(YOGA)」とは…?

YOGA(ヨガ、ヨーガ)は、インドをはじめ日本や中国など東洋で3千年以上昔から行われてきた生きるための方法と考え方のこと。(認定NPO法人日本ヨガ連盟より)

 

近年はエクササイズの意味合いで使われることの多いヨガですが、心身の健康を保つものであるため、性別や世代を問わず行うことができる健康法です。

 

ヨガで大切なのは、「呼吸法」と「正姿勢」です。

 

普段はあまり意識しない呼吸ですが、姿勢を正すことで正しい呼吸を行うことができ、乱れている感情を沈めたり、集中力を向上、細胞の活性化、新陳代謝を高めてくれたりします。

これによって、リラックス感や充実感が得られ、体と心のバランスも整っていきます。

ヨガの効果

ヨガを行うことで次のような効果が得られると考えられています。

 

・体のゆがみ・癖を直す

・自然治癒力を高める

・感性が高まる

・慢性的な症状の緩和

・自律神経を整える

 

その他にも、体力や筋力の向上、老廃物の排出、ポジティブ思考(やる気アップ)、ストレスやうつ症状の緩和・耐性向上などがあります。(認定NPO法人日本ヨガ連盟より)

 

また、医学的効果としてシバナンダ・ヨーガセンター編『ヨーガ本質と実践』では、肺活量と呼吸量の著しい増大、体重減少と肥満解消、ストレスに対する抵抗力増加、コレステロールと血糖値の低下、慢性的で再発を繰り返す腰痛の改善なども見られたと紹介されています。

ヨガがおすすめの人

✓筋力がない

✓運動が苦手な

✓冷えが気になる

✓体のだるさがある

✓肩凝りなどの凝りが気になる

✓多忙でストレスが絶えない

 

これらの項目に当てはまる人は、私生活に「ヨガ」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

これからの人生を健康で充実したものにするためにも、ヨガを通して自分の心と身体を見つめ直してみるのもいいかもしれません。

 

さて、次からは全国各地の特殊な場所で行われているヨガをいくつかご紹介してまいります。

パークヨガ

パークヨガ

まずはじめは「パークヨガ」

 

その名の通り、パーク=公園・広場で行うヨガのことで、ご存じの方も多いと思います。

 

やはり屋外は天候や気温に大きく左右されるので、開催期間は春から秋にかけて行われています。

 

今回は2019年春に行われた「MIDPARK YOGA(ミッドパークヨガ)」をご紹介いたします。

 

東京ミッドタウンの「芝生広場(ミッドパーク)」で行われたヨガイベント。

 

【開催期間】2019年4月20日~5月22日のうちの14日間

【開催時間】朝ヨガ 9:45~11:00 / 夜ヨガ 19:30~20:30

【参加費】無料

【対象人数】各回700名まで

(これは規模がかなり大きいですが、地域や施設によっては十数人程度の小規模のものもあります)

 

朝は春の新緑の中で太陽の光を浴びながら、夜は東京タワーや高層ビルの夜景を眺めながらと、無料とは思えないこのプログラムは人気を集め、あっという間に定員に達したようです。

 

改めてパークヨガならではの魅力をあげますと…

 

・解放感が楽しめる

・太陽の光を直に浴びることができる

・空気がおいしい

・季節の香りを楽しむことができる

・リフレッシュ効果がある

・自然や緑が目に優しい

・大人数でもできる

・人とのつながりが持てる

 

中でも、「大人数でもできる」のはパークヨガならではで、プログラムによっては100人で手をつないで輪になったり、同じポーズをとったりして一体感を感じることができます。

 

この一体感が充実感や爽快感につながることも多く、プログラム終了後には自然と人とのつながりがもてるようになっているかもしれません。

性別や年齢、職業、居住地、出身が異なる人と会話をすることで、きっと新しい発見があるかと思います。

 

だだっ広い公園で心も身体を存分に開放して、いつもとはちょっと違う自分を見つけてみるのもいいかもしれませんね!

サップヨガ

サップヨガ

サップヨガとは、これもその名の通り「サップの上で行うヨガ」のことです。

 

SUP(サップ)とは、Stand Up Paddle board(スタンドアップパドルボード)の略称で、フィットネス大国であるアメリカで流行している、サーフボードよりも大きく浮力の高いボードの上に立ち、パドルを漕いでクルージングしたり、波に乗ったりして遊ぶ、注目のマリンアクティビティのこと。(一般社団法人 日本サップヨガ協会公式ホームページより)

 

ここ数年では日本の海でもよく見かけるようになりましたね。

 

このサップに乗るだけでも、体幹やバランス感覚、筋力を必要としますが、それにさらにヨガを組み合わせることでさらに大きな効果を得ることができます。

 

水の上を浮かぶサップの上でポーズをとり続けるには全身の筋肉が必要なため、普段の生活では使うことのない筋肉を含め、身体全体の筋肉にアプローチすることができます。

 

また、サップヨガは身体面だけでなく、精神面も鍛えてくれるのも特徴のひとつです。

 

普段気が張っているような人も、たまには肩の力をスッと抜いて、自然に身を委ねてみませんか?

 

さて、ここでは過去に山中湖で行われた女性限定イベント「山中湖でBBQ&サップヨガ体験ツアー」をご紹介。

 

【開催日】2019年7月28日(日) 7:15~19:00

【ツアー定員】24名(6名のグループをつくり、各グループレッスン30分)

【参加費】9,000円

【持ち物】水着、着替え、タオル

 

開催時間を見てお分かりいただけるように、朝から夜まで山中湖の大自然の中で体を動かし、BBQでお腹を満たす充実したプログラムになっています。

寺ヨガ

寺ヨガ

ん…?お寺で!?

と思われる方も多いかと思いますが、実は最近お寺で行うヨガが注目を集めているんです。

 

もともとヨガは、インドでは僧侶の修行として行われてきたものであるため、ある意味お寺で行うのは自然なことなのかもしれません。。

 

「寺ヨガ」は、お寺の一室を借りて行うもので、土日や祝日に行われることが多く、ヨガマットをレンタルすることもできます。

 

実際に寺ヨガに参加した方の感想を見てみると…

 

〇アットホームな雰囲気で、ココロも癒される。この雰囲気はお寺ならでは。(女性インストラクター)

 

○私にとってヨガスタジオは、正直ちょっと行きづらい場所なのですが、近所のお寺だからリラックスして続けられています。(女性参加者)

 

○大地を踏みしめてしっかりと歩けるようになっている感覚がある。けっこう嬉しい。(男性参加者)

 

○お寺の空気感がいい!気がついたら、お寺に通っています。(女性参加者)

 

といった具合にかなりの高評価。(まちのお寺学校公式ホームページより)

 

お寺でしか味わえない独特の雰囲気は、私たちの心に直接語りかける何かがあるのかもしれせん。

お寺は風通しは良いですが、屋内のため気候に左右されず、一年を通して楽しむことができます。

 

最近では、たくさんのお寺でヨガイベントが行われているようですので、ご自宅近くのお寺でも開催されているかどうか一度チェックしてみては?

美術館ヨガ

美術館ヨガ

「美術館ヨガ」

これはさすがに聞いたことのない人がほとんどなのではないでしょうか?

 

私自身も、今回パークヨガや寺ヨガなどをいろいろ調べていて、初めて「美術館ヨガ」というものがあることを知りました。

 

この美術館ヨガが行われた美術館の1つに「東京国立近代美術館」があります。

 

【開催日】2018年2月4日(日)8:30~10:15

【参加費】1,000円

 

所蔵作品2点を講師といっしょに鑑賞したのち、その作品の前でヨガを行うというもの。

 

美術館の開館前に、美術作品に囲まれた独特の雰囲気の中で行われますが、ヨガマットをひいたり、横になったり、裸足になったりすることがないので、なんだか不思議な感じだそうです。。

 

この他にも、東京藝術大学桑山美術館あべのハルカス美術館などでも開催されたことがあるそうですよ。

どれも開催期間は過ぎてしまいましたが、今後またどの美術館で行われるかはお楽しみなので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!

 

いかがでしたでしょうか?

今回は特殊な場所で行われるヨガを特集いたしました。

 

今までのヨガの印象がガラリと変わったという人もいるのではないでしょうか?

ご自身の心と身体の健康のためにも、ぜひいろいろな「ヨガ」を体験してみてください!

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