女性起業家が急増!起業のメリット・デメリットを大公開
会社に属さず、自分の会社や事務所で仕事をする起業。
安定志向の日本人は、なかなか起業をする人が少ないとも言われていますが、実は近年女性の起業家が増加してきていることをご存知でしょうか。
会社員と異なり、自由な働き方ができる・ストレスが少ないなどのメリットがある「起業」ですが、実態はどのようになっているのか気になりますよね。
そこで今回は、起業に興味がある人にメリット・デメリットなどをご紹介します。
これを機に、転職ではなく「起業」について深く考えてみてはいかがでしょうか。
女性の起業家が増加!
先ほども触れたように、ここ数年で女性の起業家・社長がグンと数を増やしています。
実際に「東京商工リサーチ」が「第7回全国女性社長」というアンケートを実施しています。
アンケートは2010年から継続的に行われており、始めた当初の女性社長数は「21万人」。
しかし2017年の時点で「37万人」にまで増加しています。
約1.8倍まで女性社長が増えているという結果になりますね。
ちなみに都道府県別で女性社長数を見てみると、1位は東京都という結果になっていました。
起業の意識は男性よりも女性とシニア層が高い!
先ほど紹介したアンケートだけでなく、他のアンケートでも女性の起業意識が高まっていることが分かります。
「日本政策金融公庫」が行った「起業と起業意識に関する特別調査」では、“ゆるやかな起業”を望んでいるのは「女性」と「シニア層」ということが判明しました。
そもそも「ゆるやかな起業」とは、自宅の一室でフリーランスとして働くことや、従業員数が自分のみといった起業です。
今回の調査では、収入にこだわらず、「自分の好きなことを自分でやること」といった意味合いで定義しています。
「ゆるやかな起業」は経験や知識が豊富でなくても始めやすいので、ワークライフバランスの改善や退職後の働き方として選択する人が増えてきているようです。
同調査ではゆるやかな起業家は女性で35.0%を占めており、年齢別にみるとシニア層が3割を占めています。
また事業がうまく回らなくなった場合でも、「自分が続けられる限りは続けたい」と63.9%の人が回答していました。
女性起業家のメリット
女性起業家が増加してきていますが、起業している人はどのような点に魅力を感じて起業しているのでしょうか。
そこでここからは、女性で起業する際のメリットを紹介していきます。
現在会社員の人は、現職のメリットと照らし合わせながらチェックするといいかもしれませんね。
女性ならではの視点が活かせる
まず挙げられるのは、女性ならではの視点が活かせるという点です。
サラリーマンや男性の方が、女性向けサービスや商品を世の中に輩出しても、真に女性のことを理解したサービスの提供は難しいかもしれません。
その点女性自身が女性向けのサービスを提供していくと、女性満足度の高い商品を提供することがすんなりと行えます。
特に女性中心の産業である化粧品や生理用品、アクセサリーなどは、需要が高いと言えるのではないでしょうか。
ライフスタイルに合わせて仕事ができる
これは男女ともに言えることですが、女性の場合「出産」「子育て」「家事」などの出来事が、ライフスタイルに大きな影響を及ぼします。
そんな時に
「今日は子どものお迎えがあるから午前中だけで仕事終わりにしよう!」
「打ち合わせまでに仕事終わらせれば今日は自由にしちゃお!」
など、仕事のやり方をシチュエーションによって変化させることができます。
年齢がネックになりにくい
転職の場合、「◯◯歳までが転職のリミット」といった声をよく耳にします。
しかし起業をするとなると、年齢は関係ありません。いつ始めてもその年齢に見合ったサービスや商品を提供できる可能性があるので、思い立ったらすぐ行動できるというのも魅力の1つです。
「現職での知識や経験が十分に積めたな」と感じた時点で踏み切れるので、自由に働きたい人にはうってつけかもしれません。
また年齢が上の世代になればなるほど、クライアントからの信頼も得やすいと言えます。
もちろん実績や信頼関係がすでにあれば、若い世代でもきちんと起業を成功させることは可能です。
しかし仕事の酸いも甘いも経験してきた30代以降の年齢は、社会の原理をしっかり理解している人が多いのではないでしょうか。
年齢がネックになるどころか、年齢故に信頼関係がうまく築けるメリットになり得ますね。
女性起業家のコミュニティに入れる
今まで会社員として経験を積んでいたとしても、起業するとなるとなにかと不安なことが多いですよね。
そんな時に活用できるのが、女性起業家のコミュニティです。
近年では女性の起業家が集まるパーティーやイベント、交流会などが盛んに行われています。
初めて起業をする人や起業家としてすでに経験を積んでいる人など、様々な人と出会える機会があるので、積極的に参加してみると良さそう。
クライアントとの繋がりだけでなく、「横」のつながりを持つ機会があるので、女性起業家としては大きなメリットになりますね。