あなたは大丈夫⁉「スマホブス」が増加中!
InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSに日々投稿されるたくさんのかわいい自撮り写真や美味しそうな食べ物、思わず唸るような絶景。
LINEのアイコンを自分史上最高のワンショットにされている方も多いのではないでしょうか?
しかし、今スマートフォンの画面を覗くあなたの顔、本当にキレイですか…?
実は今、スマホを見ているときだけしかめっ面になっていたり、シワが深くなってしまう「スマホブス」が急増しているのです…。
今回は、そんな「スマホブス」の実態と、スマホブスにならないための方法について見ていきたいと思います!
スマートフォンと私たち
今では完全に私たちの生活の一部に定着したスマートフォンですが、ここまで普及したのは最近の話。
実際「マーケティングリサーチキャンプ」の調査によると…
2013年にスマートフォンを持っている人は全体の50%以下と、フィーチャーフォン(ガラケー)を持っている人の割合が半々でした。
しかし、2013年9月にiPhone5s発売され、docomoでもiPhoneの取り扱いを開始したことで、大手3キャリア(ソフトバンク・au・docomo)がiPhoneを販売するようになりました。
その後、iPhone以外のスマートフォンも急増し始め、2019年2月の段階の調査結果では、スマートフォンを持っている人の割合は実に85.1%にものぼりました。
このようなスマートフォンの普及に伴って、SNS利用者も増加していき、今ではスマートフォンを肌身離さず持っていないと安心できない「スマホ依存症」「SNS依存症」という言葉も誕生しています。
そんな私たちの生活に密接にかかわっているスマートフォンが、心だけでなく身体にも大きな影響を与え始めているようです。
「スマホブス」の実態
もう薄々勘づいている方もいらっしゃるかと思いますが…
「スマホブス」とはスマートフォンをの操作に夢中になっている間に、眉間にシワが寄ってしまったり、口が開いた状態になってしまったり、気が付いたら顔がブサイクになっている現象のことを言います。
『ポッカサッポロフード&ビバレッジ』さんが行った意識調査では、20代~50代の女性のうち48.8%の人がスマートフォンを見ているときに表情がいつもより不細工になっていると感じており、少しなっていると回答した人も合わせると、その割合はなんと80%以上になります。
しかし、これだけ多くの人が「スマホブス」を自覚しながらも、それを直そうと努力している人が少ないという実態があります。
それには理由がありました。
実際にスマホブスの自覚のある人に、表情が不細工になっているとわかっていてもやめられない理由について以下のような理由が挙げられていました。
1位:スマートフォンを見るのが習慣だから…43.2%
2位:さほど深刻ではないと思うから…32.6%
3位:どうせ誰にも気づかれていないと思っているから…26.7%
4位:ゲームやニュース、SNSなどを見るのが好きだから…16.5%
その他、仕事や勉強、連絡手段として見る必要がある等の回答がありました。
生活の中での連絡手段として必要という意見はわかりますが、それ以外の理由のほとんどが、不必要であるにも関わらずやめられないというものでした。
これらの調査結果からもわかるように軽視されがちな「スマホブス」ですが、実はあなたの健康や印象にも大きな影響をもたらしていると考えられています。
それでは、そんな「スマホブス」の具体的な症状と、その解決方法をご紹介させていただきます!
「スマホブス」が健康と美容に悪影響大!?
無意識のうちになってしまっている「スマホブス」は、スマートフォンを持つすべての人に起こりうるものであり、最近では男性の「スマホブス」も増えてきているとか…?
なんとなく軽視されがちな「スマホブス」ですが、放っておくとその後のお肌や体に悪影響を及ぼす可能性が高く、懸念されています。
アンチエイジングデザイナーの村木宏衣(むらきひろい)さんは「スマホを見るときの前傾姿勢は、口角を下げて顔をたるませ、眼精疲労で目まわりが緊張して、顔はくすんで険しい表情に。そういった症状を感じても、スマホが原因だと気づいていない人が多数」とスマホブスに警鐘を鳴らしています。
加齢とともに気になり始める…
ほうれい線
目元のクマ
くすみ
二重あご
首のシワ
頬のたるみ
眉間のシワ
などなど。
これらの症状が、スマホブスによって引き起こされている可能性が高いことが分かっています。
例えば…
電車の椅子に座って、スマートフォンをいじっていると、目が乾いて画面が見にくくなったり、老眼で見えにくいと感じた時に、無意識に眉間にシワを寄せていませんか?
さらに、顔が下ばかり向いているため、首の皮がたるみ、シワができやすくなったり、顔周りのお肉が二重あごを作ったりしていませんか?
普通の状態にしていれば、重力によって皮膚に負担がかかることなく、加齢によるトラブルも抑えられていたにも関わらず、スマートフォンをいじるためにうつむいた姿勢を日常生活の中で長時間繰り返すことで、悪化させてしまっているのです。
また、このスマートフォンをいじる姿勢は、首にも大きな負担をかけてしまうため…
肩こり
首こり
冷え性
頭痛
めまい
目の疲れ
動悸
倦怠感
不眠
手足のだるさ
手足のしびれ
などの症状を引き起こします。
では、私たちの美容や健康に大きな悪影響を及ぼす「スマホブス」は、どのように解消していけばいいのでしょうか?
具体的な方法について見ていきましょう!
「スマホブス」にならないための方法
スマホブスにならないために…
これ以上スマホブスを悪化させないために…
まずはスマートフォンを使う時の姿勢についてです。
スマートフォンを正しく使う姿勢になります。
ポイントは以下の7つになります。
一方、意識していないとなってしまいがちな姿勢は以下の2つです。
背中が反っている状態や猫背の状態ですと、顔のたるみやシワの原因になりやすく、肩や腰などへの負担にもつながります。
常日頃から正しい姿勢を意識するようにしてみましょう!
マッサージで負担軽減!
続いては、首の負担を軽減するマッサージをご紹介。
スマホブスについて警鐘を鳴らし、ゴットハンドの持ち主とも言われている村木宏衣さんが「首の凝り」の解消方法を教えてくれています。(camcam公式ホームページより)
まずは、鎖骨のあたりをメインにほぐしていきます。
1.片方の鎖骨の内側のあたりに指で圧をかけます
2.そのまま左右に小さくスライドさせます
3.特に痛かった部分を押していきます
4.さらに縦に「うんうん」というように首を振ります
5.横に「いやいや」というように首を振ります
6.これを5回ずつ2セット行うとコリがほぐれてきます
これが終わったら、次は首のあたりをメインにほぐしていきましょう。
1.首の後ろの骨に親指以外の指を添えます
2.親指は首の筋肉の下のほうを抑えます
3.先程の手順と同様に「うんうん」と「いやいや」を行います
4.続いて、親指を上にずらすようにして位置を変えて繰り返します
5.こちらも5回ずつ2セット行うとコリがほぐれてきます
いかがでしたか?
スマホブスは、表情だけでなく身体にも悪影響を及ぼす可能性が高いので、注意が必要です。
今回は「意識する姿勢」や「コリのほぐし方」についてご紹介してまいりましたが、一番の解決方法はスマートフォンを使う時間を減らすことです。
これを機に、今一度スマートフォンの使い方について見直してみてはいかがでしょうか?