バレンタインデーの平均予算はどのくらい?コロナの影響で「義理チョコ」が消えつつある?
バレンタインデーと聞いてみなさんは、何を思い浮かべますか?チョコレートやプレゼント、告白や義理チョコなどでしょうか?
クリスマスの次のイベントとして、好きな人と一緒に過ごしたり、お食事に行ったり、プレゼントを用意したりと楽しみにしている人も多いでしょう。一方で、学校や職場に持って行く「義理チョコ」の文化はコロナ禍でなくなりつつあるようです。本記事では、バレンタインに喜ばれるおすすめの贈り物や平均予算、バレンタインによる経済効果やコロナがバレンタインに及ぼしている影響などをご紹介します。
バレンタインとは?
2月14日といえばバレンタインデーですが、日本でのバレンタインのイメージは、友達や恋人(女性から男性)にチョコレートをあげる日というのが一般的でしょう。しかし、チョコレートをあげるという文化は実は日本特有のもので、国によって渡すものや渡す人の性別が異なります。
ここではバレンタインデーの起源と世界のバレンタイン事情をご紹介します。
バレンタインの起源
バレンタインの歴史をさかのぼると、ローマ帝国の時代にたどりつきます。当時は戦争がさまざまな場所で頻繁に起こっていた時代。ローマ皇帝であるクラウディウス2世は「若者が戦争に行くのを嫌がるのは故郷に残る恋人や家族がいるからだ」として、若者を戦争に行かせるために結婚を禁じていました。
しかし、結婚も許されぬまま、戦地に行かなければならない若い兵士をかわいそうに思った司祭ヴァレンタイン(ウァレンティヌス)は、法に背き、密かに若い兵士の結婚を執り行っていたのです。そしてある日そのことが皇帝にバレてしまい、西暦269年の2月14日に処刑されてしまいました。
それ以来、ウァレンティヌスを祭る日として、2月14日が「聖バレンタインデー」となったといわれています。
海外のバレンタイン事情
日本ではバレンタインデーに女性から男性へチョコレートを渡すのが一般的ですが、外国をみてみると日本とは少し異なります。海外では、バレンタインにはチョコレートと限定されていないので、カードにメッセージを書いて渡したり、バラをはじめとした花束などをプレゼントしたり、お菓子を贈ったりします。
性別に関しても、イタリア、カナダ、アメリカ、イギリスなどの国は、男性から女性にギフトを贈るのが一般的です。ちなみに、お隣の韓国では日本と同様に女性から男性へチョコレートを贈る日とされています。
コロナ禍のバレンタイン事情
上記でも軽く述べましたが、日本には「義理チョコ」を渡す文化があります。義理チョコとは、バレンタインデーに女性から男性へ贈るチョコレートですが、相手に対して恋愛感情があるわけではなく、日頃お世話になっているという気持ちや感謝を込めて渡すチョコレートです。
株式会社クリーマの行った調査によると、コロナ禍の現在は「コロナで会えない中、大切な人にだけこだわりのギフトを」というトレンドがあり、約68%の人が「義理チョコ」を贈らないと答えています。