【専門家監修】冷え性は美容の大敵?冷えに悩む女性たちにおすすめの温活法4選
今年も手がかじかむような寒い季節にやってまいりました。。。
こんな寒い冬のお悩みと言えば、なんといっても「冷え」。
特に女性の場合、冬になると冷え性がつらい・・・という方も多いのでは?
冷えはただ寒いだけでなく、美容にも悪影響を与えます。
冬になってお肌の揺らぎを感じている方は、もしかしたら冷えが原因かもしれません。
そんな冷えに対していろいろな対策を行っている女性は多いようですが、「あまり効果が感じられない」という方も多い様子。
そこで本日は、自らサロンを経営しエステ歴18年という専門家監修のもと、本当に体を温めるための「温活法」をご紹介していきたいと思います。
寒い冬。女性は男性より冷えやすい?
凍てつくような寒さが身に染みるこの季節。
いよいよ冷え性が本格的になってきている方も少なくないのではないでしょうか。
冷え性と言えば、男性よりも女性が多いイメージですよね。
実際、それは事実であると言えます。
一体、どうして女性は冷え性になってしまいやすいのでしょうか?
その理由は大きく分けて3つあります。
女性に冷え性が多い理由(1)筋肉量の差
まず一つ目として挙げられるのは、「筋肉量」です。
概して、女性は男性と比較して筋肉量が少ない傾向があります。
筋肉には「熱を作る」という重要なはたらきがあるため、筋肉の有無は冷え性に直接影響を与えてしまうのです。
逆を言えば、熱を全身に送るのに十分な筋肉さえあれば女性でも冷え性になりづらいと言えます。
女性に冷え性が多い理由(2)月経
また、女性には月経がありますが、それも冷え性と大きく関係しています。
月経によって骨盤内の血流が滞ったり、貧血黄味になってしまうことで、全身のめぐりが悪くなり冷え性が起こりやすくなってしまうのです。
特に女性ホルモンが乱れている方は、冷え性になりやすいと言われています。
女性に冷え性が多い理由(3)低血圧
また、女性に多い「低血圧」も、冷え性を引き起こしてしまう要因の一つです。
女性ホルモンのエストロゲンは血管を拡張させるため、特に女性ホルモンの分泌が盛んな10代~20代は低血圧になりやすく、それが冷えにもつながると言われています。
冷えは美容の大敵?
このように、女性はもともと体の仕組みからして、冷え性になりやすいと言えます。
そんな冷えですが、「ただ寒いだけ」と侮ってはいけません。
実は、美容に対しても大きな悪影響をもたらしてしまいます。
冷えが起こると全身の血流が低下してしまうのですが、そうなるとお肌にとって必要不可欠な栄養素をすみずみまで届けることができなくなってしまいます。
すると新陳代謝が悪くなり、「くすみ」「クマ」「乾燥」「ごわつき」「肌荒れ」など原因となってしまうのです。
それだけではありません。
血流の悪化は髪の毛や体にも悪影響を及ぼし、「抜け毛」「白髪」「肥満」なども引き起こしてしまいかねません。
つまり、冷えは様々な面において美容の大敵であると言えます。
どうすれば体をポカポカにできる?
そんな冷えを解消しようと、さまざまな対策をしている女性も少なくないかもしれませんね。
モコモコの靴下を履いている?
お風呂にゆっくり浸かっている?
白湯を飲んでいる?
もちろんそれらもとても重要な温活のひとつであると言えますが、それだけだともしかしたら不十分かも。
実際、「目に見えた効果が感じられない」という方も多いのでは?
ここからは本当に体を温めるために重要な冬の温活法をご紹介していきたいと思います。
冬のポカポカ温活法(1)三大栄養素をしっかり摂る
寒い冬の冷え性を解消するためには、まず「基本を徹底」することが重要です。
「体を温める食べ物(栄養素)」をしっかり摂っていますか?
「ええ!私は毎日ショウガ湯を飲んでいるわよ!」
なんて声も聞こえてきそうですね。
もちろんショウガは冷えの解消のために積極的に摂りたい食材ではありますが、
実はそれ以上に大切で必要不可欠なものがあります。
それはなにかというと、「三大栄養素」。
多くの方は家庭科の授業で習っているはずなので、聞いたことがあるかもしれませんね。
三大栄養素とは、一体なんだったか覚えていますか?
答えは、「脂質」「糖質」「たんぱく質」の3つ。
これらは、人間が生きていくうえで欠かすことのできない栄養素です。
三大栄養素は、体内に入ると効率的にエネルギーに変換されます。
そのため、熱を生み出して*冷え性を遠ざけてくれるのです。
*食事誘発性熱産生(DIT):食事をした後、安静にしていても代謝量が増大すること。
タンパク質:約30%のエネルギー
糖質:6%
脂質:4%
おおよその食事(全体を通して)だいたい10%程度です。
加齢や運動不足で筋肉量が衰えるとDITは低下し、よく噛んで食べる方がDITは高くなると言われています。
しかし、現代人女性はダイエットや美容のためにこういった栄養素をつい減らしてしまいがち。
あなたも、食事を抜いてしまったり、サラダだけで済ましてしまったりしていませんか?
それこそが、冷え性を生み出してしまう最大の原因。
しっかりと熱を生み出すためには、燃料を与えないといけません。
もちろん食べすぎは厳禁ですが、冷え性を感じている方はもう少しエネルギー源を摂取しても良いかもしれません。
冬のポカポカ温活法(2)ジョギングをする
前述の通り、男性よりも女性に冷え性が多い原因のひとつは、筋肉量が少ないことです。
つまり、筋肉量が十分にあれば、血流が良くなり自ずと熱を生み出すことができるようになるということです。
そのため、日ごろから筋肉をつけるために筋トレなどを行うとよいかもしれません。
しかし、「今まで筋トレを行ったことがない!」という女性にとっては、何をしてよいのか分かりませんよね。
そんな方におすすめなのが、「ウォーキング(早歩き)」。
筋肉量を維持するためには1日あたり6,000~8,000歩は歩くことが必要だと言われています。
実は、筋肉というのは下半身に集中していると言われています。
その量は、全体の約70%。
つまり、上半身を鍛えるよりも下半身を鍛える方が効率的に筋力アップできるということです。
下半身の筋肉を鍛えるのに最も適しているのが、ジョギング。
一日10分~15分でも構いません。
家の周りを少しジョギングするだけで、下半身の筋力が活性化され、冷え性を遠ざけることができます。
今まで運動をしたことがないという方こそ、日常にウォーキングを取り入れてみてはいかがでしょうか?
ウォーキングでは物足りない!という人には、「ワイドスクワット」がおすすめ!
ノーマルスクワットでは前モモに筋肉がつきすぎてしまうので注意が必要ですが、(美ボディラインのためには)足の幅を広げ、つま先を外側に向けたワイドスクワットで筋肉がついて足が太くなってしまう心配もありません。
冬のポカポカ温活法(3)発熱ソックスを履く
最近は、発熱素材でできた機能性インナーが販売されていますよね。
冷え性でお悩みの方はすでに取り入れる方も多いかもしれませんが、特にオススメなのは、発熱性の「靴下」を使用すること。
「頭寒足熱」とはよく言ったもので、足を温めるだけでも体全体の巡りをよくする効果が期待できます。
発熱素材のソックスは湿気を熱に変換してくれるので、常に足元を温め続けることができます。
それにより、全身のめぐりが良くなっていくのです。
最近はさまざまなブランドから発熱素材の靴下が販売されているので、ぜひ調べてみてください。
冬のポカポカ温活法(4)サプリメントを活用する
「より積極的に冷え性にアプローチしたい」という方にオススメしたいのが、サプリメントを活用するということ。
以下のような栄養素を含むサプリメントには、血流を良くして体を温める効果が期待できます。
・ショウガオール(蒸しショウガ等)
・ヘスペリジン(みかんの皮等)
・シトルリン(ウリ科等)
これらのサプリメントは、特に手足などの冷えを改善する効果も期待されているので、
末端冷え性でお悩みの方はぜひ取り入れてみると良いかもしれません。
さらに、今はまだあまり知られていませんが、コショウ科の香辛料「ヒハツ」もおすすめ!
普段の料理に小さじ半分程度、コショウなどの代わりに振りかけるだけで、ポカポカ効果が得られます。
まとめ
いかがでしたか?
本日は、エステサロンの経営者で数々の女性のお悩みを解決してきた専門家の方に監修いただき、「冬の温活」についてご紹介いたしました。
厳しい寒さに打ち勝つためには、食事・運動・着るものなど、さまざまなアプローチで対処することが大切です。
体の芯からしっかりと温めて、冷え知らずの女を目指しましょう!
監修者プロフィール
株式会社OLIVIER(オリヴィエ) 代表取締役 関戸 亜美
[経歴]
エステ、ホテルスパ含め経験18年。
自身の施術経験、エステティシャンの派遣業務、コンサル経験から2014年11月にサロンドカシェット赤坂店を立ち上げ。 その後2015年4月に法人化し2015年6月サロンドカシェット表参道店、2016年10月表参道ANNEX店、2017年8月サロンドカシェット銀座店、2018年3月銀座ANNEX店をOPEN。
表面上の美だけではなく、内面から整う心身健美を提供する、サロンドカシェットを運営。
サロンでは【人生が変わるエステ】としてコーチングしながらカウンセリングをし、目標設定して二人三脚で”なりたい姿”へサポートしていきます。
また、現在《エステスクール開校準備中》ですので、こちらもお楽しみに♪
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