最近話題のワーキングホリデーってなに? 何歳まで行くのがベスト?
どうやって国を決める?
行きたい国があるわけではなく、漠然と海外生活に憧れている人は、どのように決めるのがベストでしょうか。国や場所を決めるためには、なぜ行くのか、という目的と、1年間などの期間でどのような目標をたてて過ごすのか、この2点を明確にすると決まりやすくなります。もちろん行きたい国がある人は、なぜその国に行きたいのか、そこでどのようなことをして何を得て、どのように将来に繋げるのか、を考えておく必要があります。
それが難しい人は、もっと気軽に捉えてみてください。将来何をしたら自分が楽しく生きられるのか、どんな自分になっていたのか、そもそもどうして行きたいと思ったのか、この辺りに具体性を持たせておくと、充実した日々が送れることでしょう。
語学力を伸ばしたいのであれば、英語圏に行ってみたり、女優や俳優を目指したい人は本場のミュージカルや演劇を学べる国に行ったり、ビジネスを学びたい人は本場に行ったり、そのほかにも、美容関係や、アーティスト、その国の歴史など、自分の学びたいことに合わせて国を選ぶことができます。このように目的と目標を明確にすると、自分の将来に沿った行くべき国がわかってくるでしょう。
日本人はどこの国に行ける?
では、実際に日本人はどこの国にワーキングホリデーに行けるのでしょうか。2019年3月の時点で提携を結んでいるのは、22カ国です。
アジアでは、韓国、台湾、香港。ヨーロッパでは、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、ノルウェー、ポルトガル、ポーランド、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アイスランド、チェコ。南米エリアでは、カナダ、アルゼンチン、チリ、そして太平洋に位置するオーストラリア、ニュージランドです。ヨーロッパ諸国が多いことが意外かもしれません。
ビザを習得するためには
目的と目標、そして国を決めたところで、次に必要なのはビザです。ビザを習得するためには様々な条件を満たしている必要があります。その一例をこちらではご紹介します。
まず、健康であることです。慣れない土地で暮らすのですから、万全の体調で行きたいですね。そして子供や、被扶養者を同伴させないこと、以前に同じ国のワーキングホリデーのビザを発行したことがないこと、往復の切符代金を所有していること、現地で生計を立てるためのある程度の初期資金を持ち合わせていること、などがあります。
そのほかにもビザの申請時の年齢が18歳以上で30歳以下である必要がありますが、国によってこちらも異なります。例えば、アイスランドでは、申請時に18歳以上で26歳以下でなければならなかったり、オーストラリア、カナダ、韓国は各政府が認める場合以外は18歳以上で25歳以下といった制限があります。
そのほかにもワーキングホリデーに行く国によって基準は異なりますので、きちんとホームページなどで確認してからビザの申請を行ってくださいね。
何歳の時に行くのがおすすめ?
そもそもが30歳までしか利用できない制度であることから、行くのであれば、早いに越したことはありません。また、30代ともなると自分の軸がきちんと決まってきているからこそ、ワーキングホリデーのような制度を利用しなくとも、キャリアが確定している人が多いのも実情です。だからこそ、まだまっさらな状態こそ新しい環境に飛び込むと学べることが多いといえます。
そして、早いうちに行った方が人生の転機に出会えやすいといえます。まだ軸が決まっていない時に海外の文化に触れてみたり、実際に働いてみたりすると、自分のやりたいことを見つかる可能性が高い、というわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。ワーキングホリデーの仕組みや、行くべき時期などはお分りいただけたでしょうか。少しでも行きたい、という気持ちがあるのではあれば、ためらわずに環境に飛び込んでみてください。そうすると行動した人にしか見えない新しい人生のルートがうっすらと見えてくるかもしれません。海外の文化や人々に触れることで間違いなく自分の価値観は多様性を持ちます。自分の可能性を広げるためにワーキングホリデーを利用する、という選択肢が増えたら幸いです。
もちろん、早いうちがいいとは書きましたが、人生何事も遅いということはありません。思い立ったらぜひ行動してみて、新しい自分を手にいれてくださいね。