便利だけど、これで良いの?オールインワンスキンケア
朝晩のお手入れ、化粧水に乳液、美容液、クリーム…朝は化粧だってしなくちゃいけないし、髪の毛もセットもあって大忙しだし、夜は疲れて早く寝たいけどサボれない。
本当は少しでも時間を短縮したい!
そんな人にとっては複数のスキンケアを1つで済ませることのできるオールインワンスキンケアはとっても気になる存在!
でも、手間暇かけずにちゃんと美しくなれるのか疑問ですよね?
オールインスキンケアと言っても実は色々種類があるので、どんなオールインスキンケアがあるのかチェックしちゃいましょう!
便利だけど、これで良いの?オールインワンスキンケア
お肌のお手入れって、まず洗顔し、化粧水でお肌を潤し、乳液でパッティング。だけでは無く、美容液やクリームでしっかり保湿したりしますよね?
時間がタップリあれば良いのだけれど、今の時代を生き抜く女性はそんなにユックリしていられないのが現実。
朝はお化粧に髪の毛のセットと身支度で大忙しだし、夜は化粧を落とすのも面倒なくらい疲れている事も多々。
子供が居ればスキンケアは手抜きがちになってしまいますよね。
そんなワガママの強い味方といえば、オールインワン(1つにすべてが入っている)スキンケア。
でも、今まで手間ひまかけてスキンケアしてきたからこそ、この手軽さがちょっと不安だったりするのも事実。
主に気になるのは…
・オールインワンって本当に1つで十分なの?
・使ってみたいけど、そもそもゲルとジェルの違いって何?
・オールインワンのアイテムに使われているゲル化剤の高分子ポリマーってお肌に大丈夫?
・オールインワンタイプのものと化粧水や乳液を別々に使う事の違いって一体何?
もし化粧水、乳液、美容液、クリームを塗る手間が省け、スキンケアをフルライン揃える必要も無くなって1本で済ます事が出来るのであれば、お財布にも優しいし嬉しいですよね?
それでは、オールインワンアイテムについて一緒に見ていきましょう!
オールインワンスキンケアとは?
まずは気になるオールインワンスキンケア。
このオールインワンスキンケアは元々、医療現場で肌の弱い人に向けて開発されたモノ。
化粧水、乳液、美容液…それらを塗る度、肌摩擦が生じ、ストレスをかけているのですが、オールインワンだと塗るのはたったの1回で済み、肌摩擦も最小限に抑える事が出来ちゃうんです。
オールインワンスキンケアの成分って?
さて、私たちの抱いているオールインワンスキンケアのイメージは複数のスキンケアが集約されているアイテムなのですが、実はオールインワンスキンケアの基準って明確では無く曖昧。
オールインワンの内容はメーカーごとに設定できるのだそう。
しかも、化粧品の成り立ちを考えれば、オールインワンスキンケアのアイテムが化粧水+美容液+乳液+保湿クリームが一体化したものという考え方は成立しないそう。
化粧水、美容液、クリーム、これらのアイテムは水溶性、油溶性の保湿成分を混ぜ合わせて作られているのですが、これらの違いは水溶性成分と油溶性成分の配合比率なのだそう。
つまり、水溶性成分が高ければ化粧水になるし、その割合を減らしていけば乳液、クリームとなっていき、ほぼ油分になればスキンオイルとなるわけです。
ゲル化剤とは?
オールインワンスキンケアの基準は先述した通り、明確では無く曖昧。
オールインワン=化粧水+美容液+乳液+保湿クリームというのが間違っていると言えない理由は、化粧水、美容液等のスキンケアアイテムそのものがオールインワン的なはたらきがあるからです。
なので、オールインワンスキンケアはゲル化剤を使用したスキンケアアイテムと考えるのが良さそう。
ちなみにこのゲル化剤は合成樹脂で高分子ポリマーと呼ばれるモノなのですが、高分子ポリマーは「合成」のものが多く、なんとなくお肌に悪そうなイメージを持たれる事があるみたいです。
ポリマーと聞くとキッチン用品のラップを彷彿される方もいるようですが、全くの別物。
混同されてしまったせいか、高分子ポリマーがお肌を覆って皮膚呼吸しずらくするとか、表皮常在菌の活動を妨害し、お肌の環境を悪くするといった批判的な声があるようです。
この高分子ポリマーはオールインワン化粧品以外の化粧水等にも粘性を出すために使用されていますし、ゲル化剤を使用していないスキンケアアイテムにだって、本来混ざらない「油性成分」と「水性成分」を混ぜあわす為に界面活性剤等が使用されています。
そもそも、化粧品に使う高分子ポリマーは皮膚呼吸できなくなるような覆い方はしませんし、安定性が高く、表皮常在菌に影響を与えることはほとんどないのでご安心を。
界面活性剤に関しても、洗浄料、化粧水等のスキンケアアイテムや食品にまで幅広く活用されていますが、スキンケアに使用される界面活性剤はクレンジングのような「洗浄作用」を期待したものではなく、「油性成分」と「水性成分」混ぜ合わせる為に使用され、そこまで強い刺激性を持ったものではありません。