森永製菓の管理栄養士が教えるタンパク質Q&A続編!美容・ボディメイクに役立つタンパク質の知識を一挙公開!おすすめトレーニングの紹介も
前回の記事では、「タンパク質の摂取方法」の基本について、数多くの栄養補助食品を手掛ける森永製菓の管理栄養士さんが詳しく解説してくださいました。
今回はその続編!
タンパク質摂取について、森永製菓の管理栄養士さんによりディープな知識を伝授してもらいます。
タンパク質摂取と同時に行いたい「トレーニング」や美容への影響についても教えてもらうので、
「きれいになりたい」
「締まったボディを目指したい」
という方には必見です♡
森永製菓の管理栄養士さんに聞くタンパク質のQ&A
前回は「タンパク質を摂取できる食材は?」「タンパク質を摂取するメリットは?」といった基本的な項目について回答して頂きましたが、今回は「美容」「ボディメイク」という観点でより実践的な内容をお伺いします。
(質問1)植物性タンパク質と動物性タンパク質の違いは?どちらの方がカラダに良い?
(回答)
【動物性タンパク質】
肉、魚、卵、牛乳など動物から摂ることができるタンパク質のことを動物性タンパク質と呼んでいます。アミノ酸スコアも高く、おかずのメイン食材になることも多いため、タンパク質の摂取量を比較的確保しやすい食材だと思います。しかし、肉類は選ぶ部位によっては脂質が多く、エネルギー量が高くなる可能性があります。
【植物性タンパク質】
大豆や小麦など植物に含まれるタンパク質のことを植物性タンパク質と呼んでいます。タンパク質だけでなく、炭水化物や食物繊維も含み、さまざまな栄養素を補うことができます。しかし、食品100gあたりのタンパク質含有量は、様々な栄養素が含まれている分、動物性食品と比較すると少なくなるため、必要なタンパク質を補うためには、たくさん食べる必要があります。
※どちらがカラダに良いかではなく、両方をバランスよく摂取することが重要です。
(質問2)タンパク質はダイエットに良い?
(回答)
「ダイエット」は、単に体重を落とすことではなく、除脂肪量はできる限り落とさずに脂肪量を減少させると定義した場合、タンパク質を適切に摂取することは必要です。
摂取エネルギー量を減らす場合も、低脂質なタンパク質を活用して、必要なタンパク質量を確保することが望ましいです。必要なタンパク質量が補えない食事では除脂肪量が減少してしまい、リバウンドしやすい体を作ってしまう可能性もあります。低脂質であるプロテインなどの活用も検討していただくと良いかと思います。
(質問3)タンパク質は筋トレをしていない女性にとっても重要?
(質問4)タンパク質が足りないと美容面でどんな悪影響がある?
(回答)
タンパク質は様々な組織を構成する栄養素ですので、皮膚や髪、爪などもすべてタンパク質が材料となっています。
そのため、作り変わる過程で必要なタンパク質量が不足していると、それらの合成が適切に行われない可能性が考えられます。
また、ホルモンや酵素の材料にもなっていることから、タンパク質が不足することでそれらの分泌のバランスが乱れ、肌トラブルにつながる可能性も否定できません。
(質問5)おうちでできる簡単トレーニングを教えてください
(回答)
【スタティックランジ】
下半身を鍛えるトレーニングのひとつとして「スタティックランジ」という種目があります。
下半身を鍛えるトレーニングとして知名度の高いスクワットと比較しても、腰に負担がかかりにくいので初心者の方におすすめです。
前後に足を開き、上体がぶれないように上下に動かします。
姿勢を意識しながら行うことで、体幹も鍛えられます。
1.腰幅で、両足を前後に大きく開いて立つ。このとき両手は腰にあてる。
2.上体をまっすぐキープしたまま、息を吸いながらゆっくり腰を下ろしていく。
前足の膝の真下にかかとが来るよう、膝を90度まで曲げる。
後ろ足は指の付け根で床を捉え、後ろ足の膝は床につかないようにする。
3.上体をキープしたまま、息を吐きながらゆっくり両ひざを伸ばしていく。
4.1~3を15~20回繰り返す。反対も同様に行う。