すきま時間を有効活用!自宅で稼げる「内職」「在宅ワーク」の始め方
仕事と家庭生活の両立はいくつになっても難しい問題です。年齢を重ねるごとに抱えるものが増え、子育てや親の介護などで職場を離れなければならないこともあります。
すでに外で働くのをやめた人の中には「家事や育児の合間に家計の足しになる仕事ができれば」と考えている方も多いのではないでしょうか。
自宅でできる「内職」や「在宅ワーク」には、資格や経験が不要で、すきま時間にできるような簡単な仕事もあります。
すきま時間を有効に使って自宅で仕事を始めてみよう、と考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
自宅に居ながらできる仕事
働く意欲があっても、外へ働きに出るのが難しくなることがあります。妊娠中や出産後すぐの期間は、職場から離れざるを得ません。
ほかにも、体の不調や家庭の事情など、家から離れるのが困難になる要因はさまざま。今は思い当たることがなくても、長い目で見てみてください。今までのような働き方ができなくなる日が来るかもしれません。
「内職」や「在宅ワーク」は、時間や場所にとらわれずに仕事ができる働き方です。働く意欲があれば、自宅に居ながら、すきま時間でもできる仕事がたくさんあります。
内職と在宅ワークはどちらも自宅でできる仕事なので、同じものと思われるかもしれませんが、実は仕事の内容や法律の面ではっきりとした違いがあります。
「自宅で仕事を始めてみたい」とお考えの方は、まず内職と在宅ワークの違いを理解しておきましょう。
内職は「労働者」
内職は製造・加工業者から業務委託を受け、製品を加工して納品することで賃金を得る「労働者」という位置づけになります。
仕事の内容は主に手作業で、シール貼りや袋詰め、ねじ締めなどの単純作業が多いのが特徴です。誰でも簡単に出来る仕事が多い一方で、単価は非常に安く設定されています。
内職という働き方には「家内労働法」という法律が適用されます。内職者は待遇や安全などの面で、この法律によって保護されているのです。
内職者を守る「家内労働法」
家内労働法では内職者の「最低賃金」や就業時間などが定められています。
最低賃金は都道府県・業種別に設定されており、工賃の支払いは納品から1ヶ月以内です。毎月決まった支払日がある場合にも、締切日から1ヶ月以内に工賃が支払われなければなりません。
委託業者はトラブル防止のため、内職者に「家内労働手帳」を配布することが義務付けられています。この手帳には業務内容や工賃単価、工賃の支払期限、支払額、納期、納品の数量などが記入されます。
内職のニーズ
製造・加工の現場ではデジタル化・機械化が進んでいるとはいえ、人の目で見たり、人の手を加えたりしなければ商品にならない物もまだまだたくさんあります。
専門的な技術や経験を必要とする仕事は当然、会社の従業員が行わなければなりません。初心者にでもできる簡単な作業に人員を割くのではなく、外注した方が効率よく仕事を進めることができます。
そこで内職者の手が必要なのです。経験を積んで、より早く正確に作業できるようになれば、業者にとって非常に心強い存在になるでしょう。
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