若い世代も要注意!?歯槽膿漏の原因や予防方法を分かりやすく解説

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若い世代も要注意!?歯槽膿漏の原因や予防方法を分かりやすく解説

「歯磨きをすると、歯茎から出血があるので、歯槽膿漏ではないかと不安…」

「最近、口臭が気になるようになった。」

 

上記のような悩みをお持ちの方は、歯槽膿漏の予備軍かもしれません。具体的な症状を知らないという方も多いですが、放っておくと危険です。

本記事では、歯槽膿漏の症状や原因、予防方法を分かりやすく解説します。

歯槽膿漏とは

歯槽膿漏とは

歯槽膿漏とは、歯周病が最も進んだ状態を指し、歯周炎と言われることもあります。

歯槽膿漏の症状

歯槽膿漏の症状には、以下のものがあります。

 

・歯茎が腫れる

・歯茎から膿が出る

・歯茎から出血する

・口臭が悪化する

・歯がぐらつく

 

歯槽膿漏は、歯と歯茎の間である歯周ポケットに汚れが溜まり、炎症を起こすことで歯茎が腫れる、膿が出る、血が出るという症状が出ます。炎症が進行すると、歯を支える骨が破壊・減少することで歯茎が下がり、最悪の場合歯がぐらつくことも。

また、歯槽膿漏が進行すると、歯周病菌が悪臭成分を生産するため、口臭もひどくなります。

歯周病との違い

歯の病気である、「歯周病」を聞いたことがある方は多いかと思います。

歯槽膿漏は、その歯周病がさらに進み、膿が出る状態を指します。

あなたは大丈夫?歯槽膿漏セルフチェック

「自分はもしかして歯槽膿漏かも…」と思う方は、以下の項目を確認してください。当てはまるものが多い場合、歯槽膿漏の可能性もあるので歯科クリニックの早めの受診がおすすめです。

 

・歯茎が腫れている、出血がある

・口臭が以前よりひどくなったと感じる

・歯がぐらつく

・朝、口のねばつきが気になる

歯槽膿漏の原因は?

歯槽膿漏は、口の中の菌が原因で起こります。

日頃の歯磨きを十分に行っていないと、歯石(プラーク)が生成、増殖します。そして歯石に含まれる原因菌が、歯周ポケットや歯茎の内部に入り込むことで、歯茎や歯に悪影響を及ぼすのです。

歯槽膿漏の治療方法

歯周病の重度の症状である歯槽膿漏になると、完治するのは難しいと言われています。

軽度の歯周病であれば、歯医者による治療が可能です。早めの対策、歯医者への受診がカギと言えるでしょう。

歯周病の治療では、主に歯垢や歯石の除去を行います。また、歯茎の中の歯石を取り除く治療や歯の周りの骨を人工的に造成する治療を行う場合も。

いずれにしても、治療には早い医療受診が大切なので、定期的に歯医者に行くことをおすすめします。

歯槽膿漏の予防方法

歯槽膿漏の予防方法

一度、歯槽膿漏になってしまうと完全に治療するのは難しいと言われています。そのため歯槽膿漏になる前に、日頃から意識したいポイントをお伝えします。

食後に歯磨きの習慣をつける

歯磨きは、歯周病や歯槽膿漏対策の基本です。毎回の食事の後に歯磨きする習慣をつけてください。

ブラッシングは、歯と歯茎の境目に対して45度の角度で当てるようにします。歯茎を痛めない程度の優しい力で、小刻みに動かすのがポイント。

歯磨きの度に歯茎から出血する方は毛が柔らかい歯ブラシ、歯周ポケットのケアまでしたい方は毛が細めの歯ブラシがおすすめです。さまざまな種類があるので、自分にあった歯ブラシを歯医者さんに相談するのも良いでしょう。

さらに、歯磨きだけでなく、フロスを使って歯と歯の間の汚れを取ったり、歯槽膿漏対策効果のある歯磨き粉を活用したりすると良いでしょう。

寝る前のケアを丁寧に

1日の中で唾液の分泌量が最も少ないのは就寝中。唾液の分泌量が少ないと、菌が繁殖しやすい環境になります。

寝る前は、いつもより丁寧に歯を磨くだけでなく、歯間ブラシやマウスウォッシュを活用するのがおすすめです。

定期的に歯医者へ行く

毎日、しっかりと歯磨きをしていても歯石は溜まります。定期的に歯科クリニックへ行き、検診と歯石の除去を行うと良いでしょう。

タバコを控える

タバコは、血流が悪くなり、歯周組織の免疫を低くします。そのため、喫煙者は非喫煙者より歯槽膿漏や歯周病になりやすいとも言われます。

歯槽膿漏が気になる方は、タバコを控えたり、できるだけ受動喫煙することがないよう意識したりして対策してください。

バランスの良い食事をよく噛んで食べる

唾液には、殺菌作用や抗菌作用があると言われます。そのため、毎日の食事はしっかりと噛んで、唾液の分泌量を増やすと、口内環境の改善が期待できます。

また、甘いものは歯石ができやすいので、バランスの取れた食事を意識することも効果的です。

歯槽膿漏に関するQ&A

歯槽膿漏に関しての情報をまとめました。

歯槽膿漏は人から人へうつる?

歯槽膿漏は、唾液によって人から人へうつると考えられています。これは歯周病についても同様です。

10〜20代の若い世代は歯槽膿漏になりにくい?

歯周病や歯槽膿漏と聞くと、中高年の病気として捉えがちですが、最近では10〜20代の若い世代にも見られる病気です。若い世代にも見られる原因としては、食生活や不規則な生活習慣が挙げられます。

「自分はまだ大丈夫」と思わず、毎日のケアを丁寧に行ってください。

歯槽膿漏は遺伝する?

歯周病や歯槽膿漏は、遺伝に関係があるとの見解もあります。これは、抵抗力や免疫力が遺伝するからです。

家族が歯周病や歯槽膿漏になっているからといって必ずなる訳ではありませんが、毎日のケアをしっかりと行わないと将来的に歯周病や歯槽膿漏になる可能性が高いと考えられます。

まとめ

歯周病や歯槽膿漏は、中高年の病気ではなく、若い世代にも見られます。

将来、歯槽膿漏で困らないためにも、日頃の丁寧なケアや定期的な検診を行って健康な歯の維持を心掛けましょう。

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